ロマンスドールのレビュー・感想・評価
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欲望も愛の形も様々
この映画は欧米でどう受け止められるのだろうとふと考えてしまった。BBCのセックスロボットのドキュメンタリーでは、日本のラブドール工場を訪れた女性リポーターが泣き出すというシーンがあって、それが物議をかもしたことがある。
タナダユキ監督にはそういう奇異なものを見る視点は全くない。どこまでも人に誠実に向き合っている。正しい愛、正しい欲望などということは決して描いていない。欲望も愛の形も様々であることをきちんと了解して描いている。グローバリズムの圧力の中でこういう姿勢はどこまで保てるだろうか。
それにしても人形とは人間にとって何なのだろう。モノだけれどただのモノではない。やや人間寄りのモノというか、なんらかの魂的なものをそこに見出してしまっているように思える。それにしても、オリエント工業の技術力はすごい。
かってにやってろって感じた。、
『彷徨えるオランダ人の妻』若しくは日本では『南極◯号』の話。
もう少し職人の方は真面目にやっていると思う。
アダルト商品でも良いのではないかなぁ。妄想をいだくのは全く問題ではない。でも、妄想に流行があるのはどうかと思うよ。
しかし、乳房を触らせる意味があるのだろうか?
この業界の事はよく知らないが、実際に人工乳房に携わる会社もあると思う。
男の方は完全な確信犯である。知らない女性といきなりカラオケには行かないだろう。
当然、離婚で良いんじゃないかと思う。
キャストから最後が分かってしまう。大変に残念である。
ドン引きな話の展開で、あくまでも最初のエロいコメディの方が良かったと思う。
シリアスなお涙頂戴と人の笑いを同居させるのは流石の脚本の巧者と言えど難しいと感じた。
女性の美しさと絵画の中の女性の美しさは別のものである。それはAIが愛を語れない事と同じ。
くぽたさんは別件でしょっぴかれている。こんなんでゆるすまじ。
タイトルなし(ネタバレ)
冒頭、「自分の上で息を引き取った」が入ったせいで
ああ、最後は愛し合いながら死ぬんだ、
死ぬこと秘密にしとく系かな、
って読めてしまったし、
終盤にそれと同じシーンが来て
あーここで死ぬんだ、って分かってしまった、
あんな台詞入れなければ
もう少しどんな展開になるか
楽しみながら観られたかもしれないのに残念。
話したいことがあるってメッセージ入ってたの見た上で、フォローなし。エグすぎる。からの妻が嘘ついて外泊したの分かった上で1本電話入れてほか何もしない挙句、速攻若い女に電話してホテルとか。まじどんな神経してんの、クズすぎる。自分勝手さやダメな夫が描かれてるシーンなのだろうけど、結構陳腐な描き方でそういう感じかー、ありきたりで軽すぎるなーと思った。けどこういうクズな男、実際居るもんな。面倒なことや自分の苦しみから逃れるために相手のこと考えずに快楽求めてのらりくらりやるやつ。今の日本だとああいうタイプがいるいる、わかる、の共感性高くて、良い感じなのかな、、。
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学生料金でなくはじめて大人料金で
割引デイとかでもなく定価で観た映画
大人の一歩だったのに
胸糞映画で最悪の気分になった
最後の浜辺のシーン
これは、名作だなぁ。
ロマンスドールと聞いて
秘密を抱えていた妻園子
タイトルなし(ネタバレ)
結婚する相手の仕事をよく知らないなんて、ちょっとありえない。どんな仕事か分かっても、園子の愛は変わらないだろうに。園子も病気の事はちゃんと報告すべきだし。
園子の人形を作って販売したのは、、、会社のためにはなるが、夫として、するだろうか?そこが、ちょっと理解出来ない。
ただ、蒼井優はやはりいい女優さんだなあと感じた映画だし、高橋一生、ピエール瀧と出演者もピッタリ。最後の海辺での若者と、ドール職人のやり取りも最後にクスッと笑えてよかった。
タナダユキ監督といえば永野芽郁主演で「マイ・ブロークン・マリコ」 (劇場公開日:2022年9月30日)が公開されたばかり。 日本映画界では今が旬な存在だと思う。
動画配信で映画「ロマンスドール」を見た。
劇場公開日:2020年1月24日
2020年製作/123分/PG12/日本
配給:KADOKAWA
高橋一生
蒼井優
きたろう
渡辺えり
ピエール瀧
浜野謙太
三浦透子
大倉孝二
タナダユキ監督と蒼井優の組合わせは「百万円と苦虫女」以来。
高橋一生と蒼井優のカップルと言えば「スパイの妻 劇場版」のカップルでもある。
三浦透子といえば「ドライブ・マイ・カー」で注目されている。
また、タナダユキ監督といえば永野芽郁主演で「マイ・ブロークン・マリコ」
(劇場公開日:2022年9月30日)が公開されたばかり。
日本映画界では今が旬な存在だと思う。
高橋一生が務めているダッチワイフ(ラブドール)の会社に、
蒼井優が1日限りのアルバイトでやって来る。
彼女に一目ぼれした高橋一生は交際を申し込む。
あっさりOKとなり2人は付き合うこととなって、
やがて結婚に至った。
しばらくは幸せな結婚生活が続いた。
やがて、仕事が忙しく帰宅が遅い高橋一生に蒼井優が不満を持つようになる。
ある日実家の父が体調が良くないと数日間家を留守にした蒼井優だが、
それが嘘であることを高橋一生は知ることとなる。
問いただした高橋一生だが、
彼女ははっきりしたことを言わない。
数日後、高橋一生は彼女の口から重大な告白を聞く事となる。
個人的には、そこから先は脚本が尻すぼみだった感があるが、
全体的な満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
職人とは
日本人の幼児性
まだ若いうちの死の恐怖を、性の発散によって紛らわすのは当然でしょう
若者の心中前夜なんて、ティッシュが散乱する事になる
歳をとって男として、女としての機能を失った場合はどうなのかなあ
たぶん、生への欲求とかが薄れて鈍感になるから耐えられるのかもしれない
ラブドールを美化しすぎるなんて意見もあるようですが
お子ちゃまのタワごとですよ
愛だの恋だの言ったって、やる事は一緒
はたからみたら滑稽です
性の発散をどう処理しようと、大きなお世話です
もちろん、人に迷惑をかけなければですが
子供が出来るという事はそういう事だし
戦に行くのに、可愛い男の子を連れていくのもそう
南極一号なんかが必要な理由も否定するのがおかしい
生き物はそういうモノ
それをとやかく言う人は、どうやって生まれてきたと思ってるんだ
畑のキャベツから生まれてきたのかい
僕はラブホの面接だって受けに行った事があるよ
だれでも、普通にする事だものね
日本ではこの手の商品はジョークでないととり締まりの対象になるとか言ってたよね
リアリティを追求してはいけないとか
なーんにも恥ずかしがる事ではないのにね
この時点で日本人はお子ちゃまだ
なんて言ってるうちは良かったけれど
今は楽しい事が盛りだくさん
性欲に頼らなくても、どんな事でも、なにもかも忘れさせてくれる事であふれてる
子作りが義務になるような未来がそこまで来ているのかも
ラブドールという、刺激的で興味の引きやすい題材から結末まで、原作者がどう料理してやろうかがミエミエな話です
ものづくりの教科書どおりみたいでつまらない
主演が無名の新人だったり、芸人だったりしたら目も当てられない作品になっていただろう
高橋一生と蒼井優
特に高橋一生を主役にしたおかげで、なんともいえない情緒のある映画になった
原作者が彼を希望した嗅覚だけは褒めておきます
役者のおかげで作品が良くなる典型です
花と共に
再生していく夫婦の関係
新婚生活スタート時は枯れた花が飾られていた
全てを告白してからの夫婦の姿が本当に楽しそう
子供は嫌いだよ
てっちゃんの子ならいてもいいかなと思ってた
は、涙無くしては見れなかった
職人たちの姿もかっこいい
映画らしいストーリーでよかった
深い愛をストーリーとして観てるから
いやらしさが感じられなかった
ラブドールを購入する人は
私には想像できないいろんな事情があるようで
それはどの業界でも同じだなと思う
もっとたくさんの人に見てほしいと思った作品
きたろうさんの飲み屋での語り
ピエール瀧さんの親しき中にもなギリギリなセリフ
渡辺えりさんの親しみのあるキャラクター
自然体を演じられる蒼井優さんに高橋一生さん
俳優陣が本当によかった
ラストが最高
永遠の切なさ
かくも男は子供である
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