イン・ザ・ハイツのレビュー・感想・評価
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力を貰えるパワフルな映画
明るい音楽とパワフルなダンスで見ているこちらも力がみなぎりました。夢を追うワシントンハイツの人々のドラマを通じて、壁に立ちはだかっても努力したり理想を求め続けることが大切だと感じました。
個々の細かな内容表現が少し難しく感じましたが、物語の流れや登場人物たちの心情の変化、伝えたいメッセージなどはとても分かりやすかったです。
上映終了間近にこの作品を映画館で見ることができて良かったです。
Youtubeで冒頭8分を観た時がピーク!!
Youtubeで冒頭8分を観た時がピークでした。スターがおらず普通の人の日常を歌ったり、生温い展開を見せられてもつまらないです。やはりミュージカルは主軸になる人物がいて、元々古典で有名作品だったり何か事件を題材にしないと印象に残らないと思いました。初めに停電まであとな時間と表示されて、特に停電が事件では無かったのは拍子抜けしました。ラテンの曲調は良いですが、歌詞がつまらないという「洋楽あるある」が140分続き苦行でした。本作を観て自分の生活を楽しめという事なのでしょうが、アメリカの底辺労働者の賃金水準は日本の非正規労働者の2倍(約25万円) ですし、作中の移民たちが皆身綺麗で余裕がありそうに見えるのもミュージカルだからという事だけではないと思います。よって、今現在生活に余裕のない方は観ても全く楽しめないと思います。
音楽は良かったが、内容はありきたり
グラミー賞受賞とか映画館のCMでしていたので、グレイテストショーマンぐらい面白いのかなと期待していたが、話のストーリーも普通で、結末も普通だっので残念だった。(ザ・ミュージカルって感じ)。劇中の音楽が良かった。特にラップはすげ〜って感じやった。
残念な点は、NYに住んでいる移民たちの話で、みんな生活に困ってるという設計なのに、何故かみんなiPhoneを使っていたり、高そうなbeatsのヘッドフォンをつけていたりと、そういう細かいところがなっていなかった。
公開から2週間以上経ってるからスクリーンが小さかったからそれが残念。でもチョーガラガラで自分含めて3人しか観てる人いなかった。
アラバンツァ
ミュージカルは見たり舞台に立ったり、この作品も出てくる曲の一部を仲間が歌ったりしててアラバンツァもちょっと歌ったりしたけど詳しいストーリーは知らず。
NYにも何度か行ったことあるけどこの辺は近寄れないエリアですよね。と言っても映画見た後地図で調べたけど(笑)
歌やダンスは迫力あるしラテンのリズムもテンション上がる!けど、映画は途中休憩がないのでできれば二時間ほどにまとめて欲しかった。大停電までの一時間はほぼ大きなドラマが起こらないのも物足りない。
若者の群像劇なのはわかってるが、やはり舞台なら圧倒的な生の歌唱で満足できる部分もあるけど映画だと散漫になる印象があり、移民問題という今だからこそのテーマをせっかく盛り込んでても中途半端になってしまう印象でした。まぁ、華やかなシーンとのバランスを取るって意味でもミュージカル映画は難しいなとつくづく感じた作品でした。
海で語ってると見えたけどそれはミスリードだったのね!その演出はベタだけどよかったなと思います。
ニーナとベニーのアパートを空中散歩?する演出は、ちょっと現実とミュージカルならではの芝居上の嘘の境目がなくなってしまったかな…
この作品はわたしの周りだとレントが好きな人達が好む傾向が強いので、そちら系が好きな人や
ラテン音楽好きな人にはおすすめ!
カリビアンエクスプロイテーション
歌、踊り共にクオリティの高いパフォーマンスで見応えは十分あったが、色々気になる点もあった。
まず、ミュージカルとして致命的とも思える事は、観終わった後口ずさみたくなる楽曲がないという点。あまり前知識を入れずに観たので全編ラテンなのにもビックリしたが、キャッチーさがないと言うか物足りなく感じた。
これは日本で外国語のミュージカル映画を観る上で宿命と言えるかもしれないが、字幕と歌のリズムが合わず、さらにラップ調の言葉数の多い歌詞などは文字数と意味の違和感があって、クラクラする。冒頭の曲でキャラクターの紹介がされ情報量が多く、なかなか頭に入ってこなかった。翻訳難しかっただろうな〜
それと、尺が長いね。その割にキャラの掘り下げ足りないかな。もう少し丁寧でも良かったな。特にアブエラはもっと街全体のオッカサマみたいな雰囲気をもっと描いておいてもらえたら、あそこでいきなり歌い出す件もすんなり入ってきたと思う。どっちに進んだら“あの世“みたいのも分かりにくかった。
あと、主人公のウスナビ、ちょっとボンクラすぎないか?あのクラブのシーンでバネッサと一緒に踊らない理由が分からない。奥手なの?ダンスにコンプレックスでもあんの?まぁどうせ、最後にくっつく為に勿体つけてんでしょ?って思ってしまう。
最後ベニーどこいった?
これ以上時間が伸びるのもなんだから、かき氷屋の件は話に関係がないからバッサリやったりしても良かったとは思うけど、あれってきっと原作ミュージカルファンへのサービスかなんかなんだよね。わざわざ、クレジット後にも出てきたし(エンドクレジットの楽曲欄に"reprise"って書いてあったから予想ができてしまった)
停電もせっかくカウントダウンしてるし、気温も出してるんだから、停電の兆しみたいなものを描いたり、暑さ表現とかやればもっと風情のある映画になったんじゃないかな。
冒頭からチョイチョイ入るカリブの海のシーンにはすっかり騙されたが、強制ミスリードなので「上手いっ!」とは言えないな。
どうしても遠い国の話なので「へーNYにそんな場所もあるんだ」くらいにしか思えなかったが、当事者からしたらかなり胸熱な話なんだろうな。『クレイジーリッチ』の時も思ったが特定の人種に向けて作っているのではと思ってしまう。
ニューヨークで停電して音楽があってマイノリティ(ヒスパニック系がそうとは限らないが)の映画なら『ショートバス』の方が圧倒的に好きだな。かなりドギツいシーンがあるけど停電から盛り上がりは最高。ほんとオススメ。
申し訳ない。こういう系苦手なんだ。
予告を見てただ楽しいミュージカル映画だと思っていたら移民問題やアメリカの貧富の差など、かなりテーマが重かった本作。
まず言っておくとダンスと歌はとても上手でした。始まりのイン・ザ・ハイツの歌は興奮して体が揺れ動くほどです。でも物語がだいたい歌にのせて進んでいくので途中でおなかいっぱいになってしまい飽きてしまいました。なので予告でもずっと見どころとして描かれている壁を地面にしてのダンスまで集中できず凄く損した気分になりました。ちなみに私は地下鉄の話しだしたあたりで飽きが出てきた模様。
それに日本に住んでいる私としてはこういうテーマはあまり共感ができ辛く得意ではないんですよね。「ノマドランド」とかも同じ理由であまり好きではありませんし。
物語のテンポもかなり悪いです。それさっきも聞いたよって話をずっと続けられます。それが2時間半あるので本当に飽きてしまうんですよね。映画は90分が良いと言っていたポンポさんの気持ちが分かった気がします。
シンプルにずっと飽きてしまう映画です。多分舞台だったら名作だったのだろうと思います。残念でした。
鑑賞後サントラ聴くこと間違いなし!
移民関連のミュージカルって考えると、真っ先にウェストサイドストーリーが出てくるけど、インザハイツはまた違った切り口で訴えかけてくる作品。
誰にでも大きかれ小さかれ夢はあって、そのために日々をこなしてるんだなぁと改めて感じたし、自分の在るべき場所って意外と身近なところなあって、周りにいる人が日常を輝かせてくれてるのかもしれないとも思った。
ラップ系のミュージカル楽曲は初めてだったけど、どの曲も踊り出したくなるような軽快なリズムで、観賞後車の中で速攻サントラ流して帰った笑
全感覚・全身で楽しめました♪
サルサ、サルサ、サルサ!!
のっけから刻まれるサルサのリズムにまずアガり、全編を貫くメレンゲ、バチャータ、レゲトン……。ダンスも圧巻で終始体は動きっぱなし。とにかく楽しかった!
移民問題は日本人にはわからないっていう人がいるけれど、いまニュースにもなっている入国管理局での虐待事件とか外国人への差別は日本にもあるし、なにか犯罪があったとき、まず外国人を疑っちゃうようなところもたぶんあるから、関係ないとスルーしちゃいけないような。
いちばん心に響いたのは、アブレラおばあちゃんの切なくてパワフルな歌のシーンでした……。
ミュージカルの名作を彷彿とさせるシーンもあるし、これまでラテンミュージックに縁がなかったという人もきっと楽しめてちょっと泣ける1本、だと思うのですが。
ちなみにサルサは、キューバなどからの移民が持ち込んだ音楽を元に、NYで生まれたもの。サルサクラブは世界中どこでも、ヨーロッパの都市にも必ずあって、サルサが踊れるとどこにいってもラテンの人だけじゃなく、世界中の人と踊れます!
舞台でなく映画なら
ブロードウェイの舞台のもともとにストーリーの起伏はなかったのだろうか。舞台なら、ストーリー自体に盛り上がりがなくても、目の前の演者からの熱気・歌の巧さに時間を共有でき、感動させられる。しかし、映画では、この時間には寝ているかも知れない出演者と今を共有しているわけではないので、観客は映画のスジにも引き込まれないと、単に舞台のときより豪華にしました・金をかけましたという流れだけではねぇ。
この映画、歌はメロディの無いラップ調が多く大したことないが、たしかにダンス場面の人数が多くて豪華。出演料に金注ぎ込んでる。でも、ダンサーが多いねぇ・踊りがピッタリ合っているねぇと感じるだけで感動まではない。舞台もこんなストーリーなら、映画化としてこれを選択したこと自体が間違い、失敗の部類に入るのではないか。評判の舞台をさらに豪華にしたら、客が呼べると判断したのかな。で、アメリカではヒットしているのかしらん。アメリカならすぐ上映が終わりそうな気がする。公開本数が限られているのに日本でも?
上でストーリーに起伏なしと書いたけれど、あの「大停電まで何日」というカウントダウン、意味あるのか?なにかすごいことが起こるのかと思ってた。結果、大したことなく拍子抜け。単にろうそくと花火の歌が出てくるだけじゃないか。たまたま一人、死んじゃうけど山場ではないし、こちら側には涙もなしで淡々と観られる。泣くにしろ怒るにしろ笑うのも、そもそも感情が動く場面の無い映画だった。あと、映画の中でニューヨークの夏の暑さも取り上げられるけど、演者のアップに全く汗が出ていないのもなぁ。プールの場面以外の屋外の場面は、冬もしくはよほど涼しい日にロケーション撮影したんだろう。大停電の室内の場面も、エアコンはないはずなのにねぇ。鑑賞中に映画に引き込まれてないと、こんなことが気になった。
万人がクリエイティブな能力者にはなれないんだ
ミュージカル仕立てでかなり前向き作品ですが、普通の自分を受け入れるか、自分を信じて夢を目指すか、人生の一大選択ですよね。これはそういう迷える若者達を描いた作品でした。
踊らずにはいられない
楽しかった。映画館の中でずっと体揺らして踊ってました。空いてたからいいかなと。それぐらい楽しくて、元気が出る映画でした。途中は泣きながら踊るっていうすごい体験。映画館で観ないと絶対ダメです。
多様性というよりマイノリティ
どこかのビーチで主人公ウスナビが4人の子供たちにせがまれて昔話をするシーンで始まる。小型スーパーを経営しつつ故郷のプエルトリコに帰ることを夢見る主人公と憧れの彼女バネッサ、妹で西海岸の一流大学に進学し皆の期待を一身に背負っているニーナ、親友で黒人のペニー。夏休みでニーナが街に戻ってきたが、実は大学を中退しようとしていた。その理由は経済的なことと入学直後に盗難を疑われたこと。一方ウスナビの憧れのバネッサは美容院で働きながらデザイナーを夢見て、引っ越しをしたいのだが、部屋が見つかっても保証人がいなくて断られる。毎日が仕事でいっぱいいっぱいの彼らの楽しみは、ウスナビの店で売っている宝くじ。ある時、ウスナビが販売したくじが当選したという噂が流れ、一同湧き上がり、もし9万6千ドル当たったらどうするか?で盛り上がるが、結局誰のくじも当たっていなかった。
途中で挟まるビーチのシーンで子供の一人がウスナビを「パパ」と呼ぶので、ウスナビは愛する人と結婚したのだとわかるが、プエルトリコにデザイナー志望のバネッサを連れて行ったと考えると、彼女の夢はどうなった?!と思っていたが、実は。
もしくじが当たったら?というシーンでそれぞれが夢を歌うが、最も若いウスナビの店のバイト、ソニーが最もまともで立派なことを言う。しかし彼は父には隠されていたが不法移民だった。
どこかのアパートの中庭でそれぞれの国の旗を飾ってみんなで歌い踊りまくるというシーンは、ある意味では今いる国とは別の世界を好んでいるようにも見えた。
ウスナビが故郷に立つために荷物を片付けたがらんとしたアパートで、アブエラのくじを見つけるのはどうやったんだ?などということを追及するのは野暮か。ウスナビ役のアンソニー・ラモスの奥二重瞼が日本人にも親しみやすい。
人生の選択
ダンスや歌が格好いいだけでなく、アメリカの人種差別や貧困、不法移民などの問題があるなかで、明るく助け合って生きるコミュニティの姿が印象的だった。
ラストの主人公の選択が意外だけど、人生で大切なものを選択したことに共感した。
映画の醍醐味を堪能!
久しぶりに見た、これぞ映画という作品。
夢と挫折、野心、恋愛、芸術、人種差別、移民問題、都市開発、家族愛、信仰心、教育、伝統の継承、コミュニティーの維持…
あらゆるテーマがラテン、ヒップホップの音楽とダンスに融合し、描かれる。一人ひとりの心のひだを丁寧に追う場面から、500人が一斉に踊る壮大なシーンまで、いっときも目が離せない。
すでに成功を収めたミュージカルの映画化だが、映画でこそ伝わる音楽と映像の魔力、魅力に溺れた!
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