「かき氷食べたい」イン・ザ・ハイツ みれいさんの映画レビュー(感想・評価)
かき氷食べたい
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作中に入るミュージカルシーンの多さにまずびっくり。
何曲あったのか数えきれない。
さらにミュージカルの規模や演出の素晴らしさ。曲の盛り上がりで入ってくるハモリや、リズムを取る手拍子で耳がとても気持ちイイ。
単にミュージカルシーンを観るだけでも十分に楽しめる。
映像もララランドとはまた違う、色彩を使った美しさを感じた。役者の衣装や髪型(特に女性)が頻繁に変わるので140分超えの映画にも関わらず視覚で中だるみすることはない。
事前知識のない状態での鑑賞だったが、ワシントンで暮らすラテン系移民の境遇や逆風の中で夢に向かっていこうとする若者たちの姿をミュージカルを織り交ぜて作っていて、展開も登場人物も多い割にはかなりシンプルでわかりやすい。
主人公のコンビニ店長、ヒロインのネイリストの他にも周囲の登場人物にフォーカスを当てていて、アブエラ婆・父親、ウスナビ達、ソニーといった世代の違うアメリカ移民たちの過去・現在・未来の視点で、彼らが置かれている境遇を知ることができた。
とりあえず冒頭の今日の
「In the Heights!」
の曲でテンション上がる。
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