「夏はピラグアに限るぜ。」イン・ザ・ハイツ MARさんの映画レビュー(感想・評価)
夏はピラグアに限るぜ。
ニューヨークの片隅の街ワシントンハイツにて、それぞれ夢を追う移民の若者たちの物語。
移民として、少なからず生きづらい生活を送る人々を描いた作品であるが、大部分がミュージカルで進行していくし、どれも明るい曲ばかりなのでシリアスな雰囲気にはそれほどならない。
物語は、登場人物たちの夢を追う中での葛藤をメインに恋愛も交えながら進んで行くが、如何せん歌で話す(⁉)部分が多く、シンプルではあるがストーリー自体はあんまり印象に残らなかったかも…。
それでも停電後のソニーの粋な計らいやおばあちゃんとのやりとり何かには少しグッと来させられた。勿論現実ではこうはいかなくとも、大停電みたいなトラブルでも、歌って踊って乗り切る‼みたいなノリを持てたら良いのかもしれませんね。ここ日本では不謹慎だとか言われそうですが。。
クライマックスも良い感じでしたね。思いの外良い意味で騙しにこられた気分。
そして実はずっと気になっていたあの人の後日譚が見れて良かった(笑)
総合的には、グレイテストショーマン的(!?)というよりは、インド映画のようなノリのミュージカルだったので、もうちょっとグッとくる歌があれば良かったかな~という印象。ピラグア~♪ピラグア~♪はかなり印象に残りましたが(笑)キャラも歌もお気に入りです。
上映時間は2時間半弱。それなりの長さは感じたけど、どんな状況でも明るくノリが良い登場人物達に勇気づけられた作品だった。
おはようございます。
この作品、面白かったですが、仰る通り”This is Me”のような、キラー・チューンがあると、もっと気分は高揚したでしょうね。
ここ数年、ミュージカル映画も良いものだ・・、と思っています。では。