「シャイニングじゃないけどね。」ドクター・スリープ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
シャイニングじゃないけどね。
面白かったです、結構。
おじさんと少女がバディでバンパイヤをやっつけろ、な、サイキック感漂いまくりの悪者退治物語り。アレレレ?シシシシャイニングは何処へ?って言う違和感は正直否めず。毒を以て毒を制すのにホテルの面々を使っただけですやん、って言うツッコミは不可避。
色々とネガティブ要素はあるものの、というか、シャイニングの続編と言う見方をすると、「イヤそれ止めて感」は強いけど。バンパイヤものとしては、捻り過ぎでもなく、置いてけぼりになる独りよがり感もなく、素直で好きです。
これでビビらなかったらビビリ卒業や思ってたんですが、アカン。これ、ビビリの卒業検定としてはハードル低過ぎです。
能力者が互いを探すシーンがX-MENだったり、ホラー場面は見飽きた感しかなかったりしますが、イヤな感じはしなかったです。テンポが緩いかもしれないけど、必要な間合いをきちんと取りながら、かつ、しつこすぎになる事も無く、良い感じでストリーが進んでいくのが良かったんだと思う。ゆえに、150分超の時間を感じさせません。
でも、ここはこうして欲しかったってとこは幾つかあって。
「レベたん巨乳過ぎ問題」
レベッカ・ファーガソンは第二子出産と聞いてましたが。にしても巨乳過ぎひん?正直ひいた。レベッカ大好きな俺でさえも。サラシ巻いてよ、お願いだから。と言うか、これは一時的なもんだと思いたい。でも、やっぱり、相変わらず美人さんでした。悪魔な女役が新境地になっちゃいましたかね?
「バンパイヤ勢が簡単にやられ過ぎ問題」
エミリー・アリン・リンドが演じる少女には特殊能力がある。けれど、他の面々には、何らかの能力って無いんでしょうか。ダン達が仕掛けたトラップにはまって、簡単にバタバタやられ過ぎと違います? 林の中でダン達が使ったライフルは狩猟用。Browningあたりの普通のライフル。弾も通常のHollow Point弾だと思うんですよね。1発2発を喰らったからって、簡単にうぎゃーシュワシュワで消滅しちゃうのって。バンパイヤや悪魔を倒す時の定番と言えば「銀」です。銃弾に銀を仕込んでたから必殺、みたいなネタがあって欲しかった。要するに、バンパイヤ勢の弱っちさが肩透かしでした。
「色々と他の映画を思い出してしまう中にシャイニングさえもが埋没しちゃった感」
いや、これに尽きるかも。詳細は割愛しますが。引用し過ぎて主文がかすんでしまった論文、的な。別に不満って訳じゃないんですが、これ、シャイニングの「続編」?
個人的には、ホラーアクションへと「色替え」された別物として見ましたが、それなりに面白かったです。キングも監修程度にしか関わってないんじゃないでしょうか。クレジットもアリバイ程度にしか思えないんですけど。
(12/2補足: Gingerさんの指摘に依る。本作はキング原作のドクタースリープを映画化したものであり、"ほとんど関与していない"との推測は的を外したものです。御免なさい。)
あーアカン。文句タラタラになってるw
面白かったんですけどねw
期待値も高かったので。というか、ビビってビビッてビビりまくりたかったのにw
あ。地味に追加。
FIFAのワールドカップを観に行ったつもりだったのに、ラグビー・ワールドカップだったよ、な気分。あては外れたけど、それはそれで良かったよ、って事で。
俺の先天性ビビリん疑惑、継続中です。
もし、映画版シャイニングがお好きな作品であれば、是非、原作をお読みになることをおすすめします
もしくは、キューブリック版の映像美やニコルソンの怪演などと比較すると劣りますが、原作に忠実なテレビドラマ版のシャイニングご覧下さい
すると、今回のラストも違って見れますよ
Gingerさんへ
御教示、ありがとう御座いました!シャイニングとの連続性に疑問を感じたんですが、「キングの関与」の認識は逆だったんですね。迂闊でした。レビューにはGingerさんの指摘を元に補足を入れて修正します。
本当に有難う御座いました!
今回の映画が小説「ドクタースリープ」そのものの映画化です
もちろん、キングは、キューブリックのシャイニングを認めていないので、映画版の設定は無視してます
この映画は、その両方をきちんと融和させています
Gingerさんへ
ご指摘ありがとうございました!
レビューに補足をしようと思うので一点、更に御教示頂きたいです。シャイニングの原作がキングだと言うのは分かっているのですが、この続編のストーリーもキングの著書か何かに基づいているのでしょうか?
無知なもので。追加で教えて頂ければ幸いです。宜しく御願い致します🙇♂️
キングがほとんど関わっていないことは無いですよ
きちんとキングの原作があり、その内容をキューブリックが改変してしまった内容に合わせて修正したうえで、かなり忠実に展開してます
原作では、そもそもホテルがシャイニングのラストで全焼してる状態ですから
『グレイテスト・ショーマン』で感動に包んでくれた美しい歌姫がレベたんだったことをすっかり忘れています(笑)
クロエたんの老婆ヌードはトラウマですね。ぜひ『ヴィジット』の床下ババア見てなければご覧下さい(笑)
bloodさん、たぶんビビり卒業してます!(笑)
ちょっとだけ腰が浮いてしまったというか、おねしょをしてしまった子供時代を思い起こしてしまいました。
個人的にはサイキック対決やら空飛ぶレベたん、そして黒板交信術がなかなか好きなところでした。
映画館で「スリープ!」と呪文を唱えるネイクバイト姉ちゃんが、ドクタースリープと関係あるのかと思っていたら・・・と、見るところが普通の人と違ってることを反省しています。最後まで『カサブランカ』のセリフが出てくるんじゃないかと期待もしてましたし・・・
空歩人さんへ
あそこで、ひと盛り上がり欲しかった所ですが、歯応え無さ過ぎて、ボスも簡単に倒せるのでは?と思ってしまいましたw
コメントありがとうございました!
怖くはないけど、ホラーの観せ方ですよね。重力反転シーンや優待離脱して襲うシーン。私的にはサラウンドが優秀でしたね。うる覚えですが、廃ホテルの所々の電球が付く音とか、バラバラに音が聞こえまくっていました。
bloodtrailさん
取り敢えず、レベッカさんがメンインブラックの、なんだかなあ、を一応払拭⁈できたことで良しとしてます。
ところで、ゾンビランドはいまだ[貸出中]状態で見れてません😩