ジョーカーのレビュー・感想・評価
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今年一番期待した作品
今年一番期待した作品でしたが、期待を上回るものではありませんでした。
アメコミにおける全ヴィランの中で最も狂気に満ちているのがジョーカーだと思っているんですが、劇中の彼の言動はなんとなく予想できて、意外性を感じられず。
本来ジョーカーというキャラクターは、到底共感できないクレイジーな行動原理の上に、狡猾さというスパイスをかけた『悪の種子の媒介者』なのだと思いますが、今作ではそういった本質に繋がる描写が弱いような。
とはいえ、ホアキンの演技は申し分なし!それだけでも観る価値ありですがね。
迫力
話の内容は文化の違いもあり、全てを理解は出来ていないと思う。あまりのことに引く場面もあった
思っていたものと違い、白塗りで出ていたのも4分の1くらいだった。
他のジョーカー作品も観ていないし、あまり情報を入れないで観たからかもしれない
それでも、ジョーカーになってからの演技に圧倒される。物語に引き込まれたような気持ちになる
卑屈になるオジサンの話し
見終わって一週間が経ち思い出して書いてみようとしているが、あまり思い出せない。
アーサーのお父さんは誰なんでしょうね。
デップー2の美女は素顔でも好みかも。
ワイドショーのシーンは迫力あって好き。
ジョーカーっぽい何か
持たざる者の持つ者への反逆、というテーマで描かれた一本の映画としては素直に面白かったです。
アメリカ、イギリス、フランスなど、先進国と言われる国で分断が相次ぐ現代にぴったりではありましょう。
でもこれがジョーカーって言われると…
私もそこまでこれまでの作品に詳しくないですが、それでもこんな取り柄なさ過ぎなおっさんでは悪のカリスマ・ジョーカーとしてはあまりに説得力なくて…あれじゃただ流れのままに祭り上げられたモブじゃんと…
私のイメージのジョーカーなら、持つ者持たざる者の分断をうまく利用して、自らの手で「最悪」を世間に見せつける…しかも実のところ持たざる者すら別にどうでもいい、ただの駒、ってな感じですかね…
ヒースのジョーカーに引っ張られ過ぎかも知れませんが…
いずれバットマンと対峙する悪のカリスマを期待していくと肩すかし喰らいます。
ハンニバル・ライジングも似たような感想だったなぁ…(まぁあちらは映画としても微妙でしたが)
観終わった直後より,後からジワジワと…
色んな人が語っているが,自分自身の為にも単純では無かった事を形として残して置きたい❗️が為に書き込んで置く…
一寸した話によると,原作のDCコミックスには無い映画オリジナルのストーリーで描いたものという事で、見方がかなりに変わってきた。 母親に“どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい“という言葉よりコメディアンになる!と,生きてきた1人の男が、一歩,道を踏み外す事を改めて色んな角度❔からの見方をしてみた上での初めて?面白味というか深さみたいなものを感じ取れたような気がする… ホアキン・フェニックスの役の中でのあの持病だというあの笑いは,かなりに重みのある不気味ささえも感じさせる程に思えてきた。 *リバー・フェニックスの弟で芸能一家と言う事も記載しておくべき事なのかもしれない…<後から自分自身で,この文章を見直した時の為にも>
表現者
メイクの状態で心理を表していたように
メイクは顔を隠すというより表現する
1番の狂気の時のメイクが一番美しく
一番汚れたメイクの時に絶頂に至るように
思えました。
この後に再度ダークナイト見ると
スッキリします。
これから嫌んでいくゴッサムシティの始まり
「バットマン」のスピンオフで、世界的にも大変に好評価を受けている「ジョーカー」を見てきました。
本作品では、意外にびっくりしたんですが、「バットマン」では、敵役悪役でも、本作品では、トーマス・ウェインが悪役のように描かれていて、ちょっとびっくり・・・・ま、お話を作る時に、このように結びつけたのですかね、話を作った人は凄いな・・・
しっかり幼年期のブルース・ウェインも出てきて、しっかり「バットマン」シリーズを見ている者としては、面白かったな・・・
しかし、ちょっと複雑なのは、どんなに「ジョーカー」の過去が描かれていても、それを美化するように感じる人もいるだろうから、少し見ていて複雑な気持ちになります。
全体的には、良く出来ていて、見応えは十分だった。
嫌んでいくゴッサムシティの裏側のお話といった感じかな・・・・
この件がきっかけでどんどんゴッサムシティが悪くなって行き、あげくの果てには「バットマン」の登場なのか・・・・
こうなると、ホアキン・フェニックスのジョーカーで「バッドマン」が見たくなるかな(出来ると何度目のリメイクだ)
「バットマン」の前に「ジョーカー」でもう1本作れるかもね。
映画「バットマン」と言うと、やはり子供が見ても面白く作られるけど、本作品は、かなりシビアに出来ているので、大変に見応えもあり良かったな・・・
本当に、本作品からアカデミー賞が出るか・・・・
DCコミックの反撃が続く・・・・
「悪」というヒーロー
自分はこのレビューのタイトルのようなことをこの映画から感じ取れた。ゴッサムの不条理に押しつぶされながらも必死に耐え続けたアーサーは、ついには思いがけずに自分と似た境遇の人たちにとってのヒーロー的象徴となるのだった。まさしくそれは側からみれば「悪」以外の何者でもないのだが、映画の通り貧困層からすれば救世主と言わんばかりの狂信っぷりを感じた。これは現代社会にも投げかけられるような問題でもあり、今の社会の闇を暴きながらも作品として自立させ、さらにはそこに圧倒的な美を組み込ませたトッド監督には脱帽せざるを得ない。個人的には人生で指折りの作品であり、アメコミ映画でこれ以上の衝撃を与えるような作品は今後2度と出てこないだろう。テスト勉強を返上して見に行った甲斐がありました。
危険ギリギリかも⁉
ジョーカーと言えばヒース・レジャーを思い出してしまう。
「ダークナイト」の演技は圧巻だったし作品自体が素晴らしかった。
そのダークナイト版ジョーカーを踏まえて観てしまう状況下でのホワキン・フェニックスは
実に素晴らしかった!
ヴィランへの共感という意味では危険度ギリギリ?な感じもする本作ではあるが、昨今の流れ(特にディズニー)ではヴィランへスポットライトを当て、その人の事情を理解してあげよう的な作品も作られている。
また昔は正とされていた者が実は悪(王子様とかね)なんて言うのも今は普通。
何が悪で何が正なのか?
普遍的なテーマではあるが、その捉え方も立場や環境によってそれぞれ違うのだろう。
もしかしたらそれぞれの正義なのかもしれない。
規律を守らないという点では間違いなく悪ではあるが、アーサーがジョーカーになってしまった状況は哀しいほど理解できた。
色々と考えてしまう作品ではあるが、バットマン全体がとても奥深く、より一層楽しめるようになったのは間違いない。
私は今後ジョーカーがバットマンと対峙した時、正悪の区別ではなく、きっと両者を横並びで見てしまうだろう。いやジョーカーに肩入れすることも十分考えられる。
映画には影響力がある。そして世界は広い。
本作に感化された人が暴走しないことを祈るばかりだ。
傑作で間違いない
良くできてるなあと思うの。アーサーのことを細かく描く脚本で、それに応えるホアキン・フェニックスの演技も凄い。
この映画たぶん「アーサー、解るけど、そっちいっちゃ駄目だ。駄目だよ。でも、解る。でも駄目だけど、解るわ、ちくしょう」って感情移入して観る映画なんだろうなと思ったの。
で、これは、完全に受け取る僕の問題なんだけど、そう思わなくて「いやこれ、アーサーこの道いくだろ。そりゃ当然だ。いけ、いけ」と思っちゃったのね。背景がきちんと描かれてるから、論理的帰結として、アーサーこうなるよねって思っちゃった。
あと僕は「これバットマンの話だしな」という思いが強かったんだと思う。「バットマン出てこないかなあ」と思いながら観てたし(ちょっと出てきたね未来のバットマン)。
そんなわけで、僕にとっては、面白いけど「すげえ」までいかない作品だったよ。
JOKER?
前評判高かったのでどうかな、と思っていたが、見る前に監督の某インタビューを読んでしまい、そういう意図で作られたのか、と思うと正直悪趣味としか言えない。
それとは別にジョーカーというそこそこ知られたキャラクターにしたことに疑問も感じた。これに関しては映画のプロモの宣伝に偽りありって感じかな。
ホアキン・フェニックスの演技は素晴らしいが、脚本はちょっと甘い箇所もあって(特に80年代というのにそれ?っていうシーンも)少々辛めな評価になりました。
やばい!劇薬過ぎる〜
ジョーカーの話だけど今までのバットマン映画とか
ジョーカー映画とは何の繋がりもないので
今までの映画を観たことがなくても大丈夫です。
普段は観ない系統の映画なのだけど
世間の無理解や病気や貧困のせいで追い詰められた結果
全てが反転してしまう狂気の映画!
と言うことで興味がありました。
確かに恐ろしい映画!!
それほどグロい殺人シーンも無いし、
直視出来ない様な激しい暴力シーンも無いけど
弱者を見捨て、あまつさえ笑い者にする人の心の醜さと
一周回って何かの堰が切れてしまう人の心の危うさ〜
突きつけられるものがあまりに痛い映画。
心して鑑賞してください。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
ホワキン・フェニックスの演じる
前半の方のクラウンの表情が切なく悲しい。
必死で生きているのに、
容赦ないこの世の荒波があまりに非情で苦しい。
それと対極に、何かに目覚めた後、長い長い石段を
ダンスしながら降りて行く美しくもおぞましいシーン。
よくもあの靴で、しかも濡れた石段で!
見事です!
この世界は弱い者への労わりや慈悲がなさ過ぎる〜
そのことを権力者や富裕層は見ようともしない。
自分達だけで富を抱え込み
自分達だけが生きる値打ちがあるかのように
弱者や貧者を切り捨てて来た。
映画の後半でピエロの仮面を被った貧しい民衆が
富裕層や権力者への抗議のデモから
やがて暴動へと発展してしまうのだけど
これは〜〜
フランス革命の民衆の蜂起と同じ事よね〜
何百年経っても人間って
、富裕層や権力者になった時、
民衆のことなど
何も考えない欲の権化に
成り下がることから
逃れられないのか〜〜
弱者だから、虐げられているから
暗黒面に落ちても仕方ない!とは思わないが
何かの形で声を上げなければ富裕層や権力者は
ますます増長して行く〜〜
何とかせねば!!
@お勧めの鑑賞方法は?
劇場で観ないと内容が心に痛すぎて、切り分けがしにくいのでは〜
よき理解者がいたら…
実は、「バットマン」シリーズ、あまり好きじゃなくて、見たことないんです。ダークナイトのヒース・レジャーは、知ってます。予告編が強烈だったし、面白そうだったので、バットマンに興味はなかったけど、観に行こうかと思ったくらいでした。でも、観に行かずじまいでしたが…。今回は、観に行こうと思ったのは、バットマンが出演しないからかな…。
今回、この「ジョーカー」を観るにあたり、少し調べたんですが、ジョーカーが出てきたのは、ダークナイトだけじゃないんですね。そして、演じていたのもヒース・レジャーだけじゃないんですね。知りませんでした。
さて、今作品ジョーカーですが…。なんとも、いたたまれない。よく、時代のせいって言葉を聞きますが、まさしくソレ。いわゆる底辺の生活。それでも、慎ましく生きていたのに、理不尽な扱いを受ける。それも、知人から赤の他人まで。報われないわ…と思ってたら、ご近所の女性と親しくなって、一縷の望みだと思ったら、まさかの妄想。良き理解者であるはずの母親も、実は、ネグレクトだったことが分かったり、踏んだり蹴ったり。そりゃ、死にたくもなりますよ。たった一人でいい、彼の理解者がいたら、こんなことにはならなかったのかも…。
怖い、恐かった!
片足突っ込んでる身としては、とても平常心で観ていられなかった。なんとか現実と折り合いつけてまともに社会に関わり続けようとしている身には、しんどかった。なんとか最後まで鑑賞。ジョーカーが階段を降りる様はまるでロックスターのよう。魔がさすように、偶然に、真綿のように、事実が彼にまとわりつき、追い詰めて行く。生きるとは喜劇である。そう言って振り切れてしまった彼は、やっと解放され正気になれる。怖くて、とても悲しい。
生涯ベストに入るくらい
予告編を観て、傑作の臭いしかしなかった。
そしてベネチア映画祭金熊賞受賞の報道があり、
ますます期待が高まり、公開後の評判も良く、
観る前からハードルがかつてない程上がっている状態で観た。
その上がりきったハードルを、軽々と超えてしまった・・・
まいった・・・衝撃的だった。
生涯ベストに入るくらいやられてしまった!
演出も演技も全てが完璧!
なんといってもホアキン・フェニックス!
彼の神懸った演技は素晴らし過ぎます!
個人的に一番印象に残っているシーンで、
特に雇われ主であるボスに、心無い酷い事を言われた時の
狂気に満ちたなんとも言えない表情の笑みには鳥肌が立ちました。
故ヒース・レジャーが演じたジョーカーすら霞んでしまう。
この作品の良さを上手く伝える事が出来ない、
ボキャブラリーのない自分がもどかしい!
ただ言える事は、まだ未見の方は是非
マーティン・スコセッシ監督作品で
この映画にも出演しているロバート・デ・ニーロ主演の
「タクシードライバー」「キング・オブ・コメディ」
を観てから劇場に足を運んで下さい。
その方がこの作品をより楽しめます。
そしてバットマンの本名が”ブルース・ウェイン”
という事も頭に入れておいて下さい。
この作品はちゃんと「バットマン」に続いています。
優しいアーサーへ日常、憧れ、夢、過去がねじれるように重なり合い、逃...
優しいアーサーへ日常、憧れ、夢、過去がねじれるように重なり合い、逃れられない現実を突きつけ、彼の心をえぐっていくように感じました。
妄想か現実か。願い。彼が求めるかたち。
自分はどこにいるのか。誰の中に存在しているのか。
彼がいくつく先に救いはあるのだろうか?
ラストシーンの彼の台詞は、あまりにも納得してしまい、彼の後ろ姿、足跡が残す意味はなんなんだろう?と。
涙が滲む作品でした。
ホアキンフェニックスの表情、身体の動きがとてもよかったです。
映画史に刻まれる衝撃作
映画史に刻まれる衝撃作と言いきって過言ない程の名作。公開を待たずして精神障害で逝ったヒース・レジャーの衝撃的な怪演を超える「JOKER」像を崩されたくなくて好奇心を抑えて観るのを敬遠してた映画。でもあまりの高評価に映画館に引き込まれ、観終わった今も残像が消えないホアキン・フェニックス版「JOKER」。不気味で精神障害を招くほど絶妙な映像と演技と音楽のコントラストと間合い。アカデミー賞間違いなしはハッタリではない。
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