ジョーカーのレビュー・感想・評価
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特別になりたい
特別になりたいと願う哀れな男が、些細なきっかけで殺人鬼に変貌を遂げ、稀代の悪 ジョーカーとなるまでを描く映画
SNSが発達して承認欲求が底なしになった現代社会では、誰もがジョーカーになる可能性を秘めていると感じた
笑えるか、笑えないか
光に救済を求める程、闇は深くなる。
心の裡で、存在の耐えられないクラウンが怯えつつ、自分にウソをついて笑ったことのある方なら、身に覚えがあると思います。
私はこの映画を、全面的には支持しません。ジョーカーとは、ある特定の環境が引き当てるものではなく、誰の心の裡にも棲んでいるものだと考えているからです。そう思わないと、ヒーローを凌ぐ輝きを放つヒールの存在が、証明できません。
繰り返します。ジョーカーは、特別ではない。誰もが隠し持つものです。解き放たれたジョーカーに喝采を送るのは、私自身であり、私もまた、ジョーカーを隠しているからです。見たくもない自分を、見させられた気がするので、私の中の何かが、この映画に反発を覚えます。それが何なのかは、続編を観て探すつもりです。
取り急ぎ、私とババ抜きしたい方、いる?。
ゴッサムは、誰の心の裡に在る?。
追記
続編観ました。注目点は、アーサーの中のジョーカーが発動するシーンと、そのジョーカーが沈黙するシーン。そして、それ以上の注目点は、そんな彼を、見ているヒトたち。この映画の、本当の主人公は、誰?。
私が、この連作に居心地の悪さを感じたのは、で、あんたはどうなの?。って云う問いかけが続いたからです。BAT MANがいない世界で、無敵のヒトにならざるを得ないヒトが現れたら、あんた、どうするの…?。ずっとそう問われていたような気がしたからです。その問いかけに、皆様なら、何と応えます?。
レイトショーで観る映画ではないかもしれない。
2019年10月に、1回目で衝撃を受け、翌週もう一度鑑賞しました。
映画館で年間50本近く観ていても、複数回観る映画は、年間にひとケタです。
しかも、最初から最後まで、ほとんどのシーンを記憶しています。
この作品は、私自身のダークサイドを覗くという意味で、今まで観たどの映画よりも怖かったです。
弱肉強食のアメリカの、弱者は虐げてもいいという風潮。
その中で、アーサーが少しずつ壊れていく様を観るのは、ものすごくまずい料理を無理やり食べさせられている気になります。
だからと言って、日本の方が生きやすいわけではないのですが。
身体ではなく、心や脳に損傷を受けている人は、ひと目で困っていると分かりません。
また、身体に障害がある方に比べると、どういうふうに対応したらいいのか、気を付けるポイントは何か、分かりません。
アーサーが豹変するタイミングも、実は私には唐突で、恐ろしかったです。
もし彼が目の前にいたら、助けようとするよりも、自分を守るために、ダッシュで逃げ出すでしょう。
2019年に観た時は、この作品はアメリカの話だという距離感で鑑賞しました。
昨夜は、日本で、中国で、アメリカで、ヨーロッパで、世界のどこで起こってもおかしくないと思いました。
レイトショーで観たことを少し後悔。
何度か後ろを振り返りながら、映画館の最寄り駅まで急ぎました。
今、私のスマホが突然爆発しても、おもむろに路地から現れた男に刺殺されてもおかしくない世界に、自分が生きていること。
生まれて初めて、それを肌感覚で理解した夜でした。
こんなに社会派だったとは
ジョーカーって何となく知ってたけれど、まさかこんなにもしっかりとしたストーリーで社会派だとは思いませんでした。いっぱい考えさせてくれる。映画としてはもっと恐怖感とか爽快感とかがあると面白いと思います。
ホラーじゃないけど怖いですね
2が近々上映なのでリバイバル上映で鑑賞。IMAXは迫力ありますね。精神や感情、妄想を描いている。妄想であったことがわかるシーンや人を殺すシーンが驚かされるのではなく怖さを感じる。市民の富の格差など社会性もありメッセージ性も強い。
改めて見るとメッセージ性の強い映画だった…
社会的繋がり、家族、友人と段階的にこれらのつながりが失われていく中で、悪のカリスマが誕生する過程はすごくリアリティのあるものでゾッとした😨
それと、ホアキン・フェニックスの笑い方の演じ分けはマジですごかった…!
ホアキン・フェニックス、ここにあり!!
再上映にて再観したのでレビューします。
IMAXで観たんだけど、スクリーンいっぱいに広がる映像、中央ぎみに表示される字幕、この映画ってIMAXカメラで撮ってたのね、知らなかった(笑)
アメリカでは社会現象になり、日本では事件まで起きた作品。
『キング・オブ・コメディ』と『タクシードライバー』に影響を受けてるらしいけど、
『タクシードライバー』より『キング・オブ・コメディ』の方が強い。
ホアキン・フェニックスは、この映画で本格的に認められたと思うんですが、役が憑依したようなと評されたように、スンバラシイ演技です。
僕も、この映画で彼のファンになりました。
まだ観てない方は、この機会に是非!!
バットマン知らないからな…って方も大丈夫!!
後付けのオリジナルストーリーだし、バットマン観てなくても楽しめます。
映画史に大きな爪痕を残した大傑作!!
今ならIMAXで観れますよ♪
続編、楽しみですね♪
最後は喜劇にみえるから不思議
守るべきものがなくなれば狂うのは簡単なのだ。悪だから、狂っているから、かっこいい。世間の目、仕事、家族、友達。守るべきものがある恵まれた環境で、みんな狂いきれない。清廉潔白はつまらない。もし全部妄想なのだったとしても、示唆するところは同じと思う。
寄りかかる物の無くなる狂気
まさに“全てを失った男”
精神的にやられていて、社会にも見向きもされない。切れ切れで生きていた彼に怒涛に訪れる悲劇。職を、信頼を、尊敬を、尊厳を、全てを失う。残ったのは狂気じみた自由。
アーサーが追い込まれている間も外ではサイレンがなってた。それがアーサーをジョーカーたらしめる孤独感や虐げられた個人に見向きもしない世界を体現しているようで切なくなった。世界観も完璧
ホアキン・フェニックスの演技が上手いこと上手いこと、どんどん引き込まれていった。
と、一度見た物の見返したのでレビューを。
ゴッサムシティー住みたくなさすぎ
暗いって評判だったから見てなかったけど、思ったより暗い気持ちにはならず。
主人公が開き直ってからカッコいいけどそれまでがそんなにだったな
ジョーカーに可哀想な過去はあんま求めてないかも
狂気に入る。空気が震える。
公開されて5年か…
当時も思ったけど
ホアキン・フェニックス
彼の演技は凄いなと。
道化師 ー
当初 彼の目標は純粋だった。
しかし報われない環境に
次第に崩れ去り闇の中へ
心も体も怒りに震える。
ホアキン・フェニックス
とにかく彼の演技だ。
※
暗くて哀しいけど美しい映像
バットマンシリーズはほぼ知らないので
「ジョーカー」の前知識がないまま観ました
ホアキン・フェニックスの演技と
緻密な構図で撮られた映像によって
暗くて荒んでいるのにやたらかっこいい。
シングルマザーのソフィーとのシーンは
(これはアーサーの妄想かな…)と気づいたけれど
あとは境界がわからなかったな?
ホアキン・フェニックスの哀しい笑い声が
脳に焼き付いてしまう。
間口を広げたタクシードライバー
バッドマンの敵役だとは何も知らず鑑賞。
最高。普段は忘れないようにシーンを書くがそれもいらない。
「タクシードライバー」は感想が二分する(おそらく)意味不明か共感で。
それよりも広い、反面教師ににすればそれまでだし、母を殺した理由を探せばそういう映画だし、バッドマンの裏側と感じればそうなる。街のうっぷん劣等感不平等。人生の捉え方万能感認められたい思い愛。病気への理解、認知、理解者。孤独。
別に通ぶるわけじゃないが、刺さらない人には刺さらなくてイイお話。
ただこの「どうしようもない思い」ってのは昔から俺だけじゃなく、お前だけじゃなく、少なからず「在る」って事が自分にとっては安心する。元気を貰える。
ただ様々な多様性にも合わせた現代で間口を広げることは自然かもしれないが個人的には、もっと物語をしぼってもよかったと思い4.5
悲しいよ、めちゃくちゃ哀しい。
どこまでが現実で、どこまでが妄想か分からなくなる。 おかげで観てい...
どこまでが現実で、どこまでが妄想か分からなくなる。
おかげで観ていて何度も鳥肌がたった…
近隣に住む女性とのやりとりは見るたびにぞわっとする。
一番好きなのは階段のシーン。
何度も暗く重い足取りで登っていたあの階段を
スポットライトが当たっているかのように
軽い足取りで踊りながら降りてくるジョーカーが本当にかっこよく見える。
アメリカであれだけ罪を重ねたら懲役何年になるんだろう?
人生に最低なんかなかった
さらに底がある…
終始暗い雰囲気で陰惨な事が起こってる中で
病院に日が差し込む美しい画があの場面に表現されるってのが
恐ろしい映画だなぁと思う。
一人殺せば悪党で、 百万人だと英雄だ。 数が殺人を正当化する。
チャップリンの言葉を思い出しました
いわゆる社会的弱者が家族にも友人にも恵まれなかった末路を観ているみたい
誰にも見向きもされなかった男が銃1つで沢山の人に注目される快感の演技がすごかった
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