ジョーカーのレビュー・感想・評価
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善き生き方を貫くには理由が必要
なぜ主人公のアーサーが"ジョーカー"になったのかをめちゃくちゃ強く伝えてくるストーリーでした。
自らの人生を善く生きる理由となっていた、
・コメディアンになる夢
・母親への愛情
・女性への恋心...etc
これらに裏切られたことで、言葉にできない苦痛を振り払うように全てを捨て去っていく様は本当に悲劇的であり、無理やりにでも人生を「喜劇」にしようとする様は、観ていて心が痛くなりました...
善く生きるには、「前向きな志」であったり「思いやり」を自分が持つだけでなく、他者からも感謝の気持ちをもらえるような環境が大切なんだなとつくづく感じる作品でしたね。
ただ、あまりに振り払い方が苛烈だったのでそこは共感できず、良い部分も十分あったものの観た後は悲しい気持ちが強く残ったため、☆3.5で...
自分は見た後に爽快感だったり温かい気持ちを持つ作品が好きだからやや低くしてますが、強いメッセージを感じる作品なのは確かです!じっくりと物思いにふけりながら楽しめる作品が好きならば、おすすめです!!!
演技は秀逸
観るなら心して観ること
安易な感動や 主人公への感情移入すら拒否するような映画。ひたすら悲...
かわいそうなおじさんの話
評論家連中に絶賛の嵐のようなので観に行ったけど、つまらんかった。
曰く、この映画を楽しめない人はジョーカーに「悪のカリスマ」を期待したせいだという。
でもそれは僕にはあてはまらない。特にダークナイトに思い入れもないし、哀れなホアキンフェニックスの話という触れ込みだったので、そうだと信じて映画館に行った。
で、その通りだった。なんの意外性もなく。
不幸な境遇の男が、銃を手に入れる。ヴィランの話なんだから、それだけでどういう展開になるのか想像がつく。
現実と妄想の区別が曖昧なんて使い古された手法だし、こんな奴に彼女ができるなんて不自然すぎるだろうと思ってたら妄想でしたってことで逆に納得がいったし、あんなのがテレビに呼ばれるなんて非現実的だし、夢オチなんて最低だ。
現代の社会問題をどうのこうの言うのもあるが、そんなもんこの映画の下敷きになった「タクシードライバー」の時代からある話で、なんの目新しさも感じない。
ここに書いたことも別にネタバレに値しないことだと思ってる。
正直、なんでこの映画がこんなに高評価なのか困惑している。煽りではなく、本当にどこが面白いのかおしえてほしい。
僕の見方が悪かったのか、IQが足りなかったのか。評価している人は社会的弱者か、ジョーカーに感情移入できたということなのだろうか。
恐るべき説得力を持つ作品。
もし自分だったら、彼と同じようにならないと自信を持って言えるだろうか?と考えさせられてしまうほどの圧倒的な説得力。映像の肌理はもはやアメコミ作品であることを忘れさせるほどに、見事に重厚な人間ドラマそのもの。世にも壮絶な悲劇である。バットマンの関連する要素が現れて「そうだ、これバットマンの世界だったんだ」と何度もハッとさせられた。
これを観て思い知らされるのは、人が生きる境遇っていうのはやっぱり無視してはいけなくて、「どんな境遇でも負けるな!強く生きろ!」という精神論の押し付けが、酷く残酷なアプローチになりうるということだ。だれかがこんな風になる前に、人の痛みへの共感的理解の力でもって、お互いに助け合える世の中でありたいと、そんなことを強く強く思わないでいられない。
バットマンのジョーカーとは違う
納得です☺️
ジョーカーと言えばヒース・レジャーが演じたダークナイトでのそれが印象に残っています。あの気味の悪さがこうして生まれたのかと、妙に納得させられました。元々、万人が生理的に受け付けないタイプなんだけど、さらに劣悪な環境で育つことで非情な人間にならざるを得ない、ジョーカーになることが必然なんだなと。
でも彼に同情の気持ちは生まれませんでした。それが、この映画のすごい所かなと思います。可哀そうだけど、こんな奴許せない、だからバットマンどうかやっつけてくれってなるんですよね。
映画館を出たら、きれいな道路や駅、真面目そうな普通の人々が目に入ってきてホッとしました。でもこの日本にもジョーカー予備軍がいるんだろうなとも思いました。
想像力を働かせ他人の苦しみを理解してあげられるのも人間だし、一方的な思い込みで他人を傷つけてしまうのも人間なわけで。ジョーカーが生まれないよう、思い込みよりも想像力が勝る人になろうなんて思いました!
滅多に見ない洋画を
そこを起源とするならただの差別助長
母子それぞれの妄想だった、と捉えてよいのだろう、だとするとジョーカー誕生は単なる「病」から真っ直ぐに生じる個人と社会の不幸の連鎖であり、同種の患者に対する単なる差別偏見映画ではなかろうか。人を殺すのも早すぎて、とても貧困などの境遇にそのルーツを求められず。恋愛やトーマスウェインの悪行くらい、現実にしとけば良かったのに。そして拳銃は実際にもらっている(多分)。そこをこそ、妄想にしとけよ。
母の不幸、ウェイン家への憎しみと憧れ、たまさか手に入れた(盗んだ)拳銃、度重なる差別と暴力、ほんの少しの反撃、愛する母、彼女との死別(できればウェイン家に起因)、そんなものが重なってのジョーカー誕生!なら、
構成は月並みかもしれないが、惹き込まれはしたと思う。
もっと哀しい物語かと思っていたら、同情、共感はほとんど生まれず、単なる不快な映画。
ただし、それが狙いとするならば、作りとしてはよくできているし、ジョーカーのヘンテコな走り方、看板盗まれ追っかける時に滑って転ぶアクション?、ジョーカー覚醒?後の階段ステップあたりはホアキン見事に怪演。映像も見事。
ただ、ストーリーそのものにはやはり、全く共感できない。
世界は彼に優しくない
彼に対して世界がもう少しでも優しければ、ジョーカーは生まれなかったんじゃないかなぁと思わせられる作品。
弦楽器の音楽が精神状態を現しているようで、落ち着いているときの低い幅のあるリズムから今にも切れそうな細い細いピアノ線の上を綱渡りしているような高く細い音にドキドキさせられました。
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