ジョーカーのレビュー・感想・評価
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観るなら心して観ること
人気があるから。話題作だから。と軽はずみで観てはいけない。自分自身の心の奥底に隠している心を観てしまうことになる。
貧富の差はあるにしても、富を得ているから幸せ。貧しいから不幸せ。そんなものより、1人1人が持っている孤独感。誰かに認められたい気持ちをストレートに豪速球で投げてくる。
さぁ、これをこれから観る人は受け止められるか、映画だからと他人の戯言と流してしまうか、試されている映画です。
安易な感動や 主人公への感情移入すら拒否するような映画。ひたすら悲...
安易な感動や 主人公への感情移入すら拒否するような映画。ひたすら悲惨な状況に 追い込まれていく 主人公アーサーを、見つめる観客自身の眼差しも、ときに同情的に ある時には、異物を眺める傍観者のそれに。。
70年代のニューシネマのような 観た者に何かを残す映画でした。
かわいそうなおじさんの話
評論家連中に絶賛の嵐のようなので観に行ったけど、つまらんかった。
曰く、この映画を楽しめない人はジョーカーに「悪のカリスマ」を期待したせいだという。
でもそれは僕にはあてはまらない。特にダークナイトに思い入れもないし、哀れなホアキンフェニックスの話という触れ込みだったので、そうだと信じて映画館に行った。
で、その通りだった。なんの意外性もなく。
不幸な境遇の男が、銃を手に入れる。ヴィランの話なんだから、それだけでどういう展開になるのか想像がつく。
現実と妄想の区別が曖昧なんて使い古された手法だし、こんな奴に彼女ができるなんて不自然すぎるだろうと思ってたら妄想でしたってことで逆に納得がいったし、あんなのがテレビに呼ばれるなんて非現実的だし、夢オチなんて最低だ。
現代の社会問題をどうのこうの言うのもあるが、そんなもんこの映画の下敷きになった「タクシードライバー」の時代からある話で、なんの目新しさも感じない。
ここに書いたことも別にネタバレに値しないことだと思ってる。
正直、なんでこの映画がこんなに高評価なのか困惑している。煽りではなく、本当にどこが面白いのかおしえてほしい。
僕の見方が悪かったのか、IQが足りなかったのか。評価している人は社会的弱者か、ジョーカーに感情移入できたということなのだろうか。
恐るべき説得力を持つ作品。
もし自分だったら、彼と同じようにならないと自信を持って言えるだろうか?と考えさせられてしまうほどの圧倒的な説得力。映像の肌理はもはやアメコミ作品であることを忘れさせるほどに、見事に重厚な人間ドラマそのもの。世にも壮絶な悲劇である。バットマンの関連する要素が現れて「そうだ、これバットマンの世界だったんだ」と何度もハッとさせられた。
これを観て思い知らされるのは、人が生きる境遇っていうのはやっぱり無視してはいけなくて、「どんな境遇でも負けるな!強く生きろ!」という精神論の押し付けが、酷く残酷なアプローチになりうるということだ。だれかがこんな風になる前に、人の痛みへの共感的理解の力でもって、お互いに助け合える世の中でありたいと、そんなことを強く強く思わないでいられない。
バットマンのジョーカーとは違う
鑑賞終わり、感じた。
コレがバットマンのジョーカー?なの?ハァ?
バットマンのジョーカーは狂気の天才ピエロ的のイメージがあり、それが、今回の、ジョーカーって映画で明かされる
と勝手に思っていました。(思い込んだアタシが悪い)
一つの映画としては良いと思い、、、ます
バットマンのジョーカーに繋げるは無理があります。
納得です☺️
ジョーカーと言えばヒース・レジャーが演じたダークナイトでのそれが印象に残っています。あの気味の悪さがこうして生まれたのかと、妙に納得させられました。元々、万人が生理的に受け付けないタイプなんだけど、さらに劣悪な環境で育つことで非情な人間にならざるを得ない、ジョーカーになることが必然なんだなと。
でも彼に同情の気持ちは生まれませんでした。それが、この映画のすごい所かなと思います。可哀そうだけど、こんな奴許せない、だからバットマンどうかやっつけてくれってなるんですよね。
映画館を出たら、きれいな道路や駅、真面目そうな普通の人々が目に入ってきてホッとしました。でもこの日本にもジョーカー予備軍がいるんだろうなとも思いました。
想像力を働かせ他人の苦しみを理解してあげられるのも人間だし、一方的な思い込みで他人を傷つけてしまうのも人間なわけで。ジョーカーが生まれないよう、思い込みよりも想像力が勝る人になろうなんて思いました!
滅多に見ない洋画を
観ました。
これ見るなら見る前にダークナイトとバットマンビギンズ見るよう勧められましたが
見ずにジョーカー
あぁなんだかジョーカーがセクシーなのよね
かなしいはずなのに、かなしい哀愁みたいなのがセクシーさで表されてるのね。
いやぁ今日の映画2本は
楽園とJOKERって
どっちも濃いかった。
そこを起源とするならただの差別助長
母子それぞれの妄想だった、と捉えてよいのだろう、だとするとジョーカー誕生は単なる「病」から真っ直ぐに生じる個人と社会の不幸の連鎖であり、同種の患者に対する単なる差別偏見映画ではなかろうか。人を殺すのも早すぎて、とても貧困などの境遇にそのルーツを求められず。恋愛やトーマスウェインの悪行くらい、現実にしとけば良かったのに。そして拳銃は実際にもらっている(多分)。そこをこそ、妄想にしとけよ。
母の不幸、ウェイン家への憎しみと憧れ、たまさか手に入れた(盗んだ)拳銃、度重なる差別と暴力、ほんの少しの反撃、愛する母、彼女との死別(できればウェイン家に起因)、そんなものが重なってのジョーカー誕生!なら、
構成は月並みかもしれないが、惹き込まれはしたと思う。
もっと哀しい物語かと思っていたら、同情、共感はほとんど生まれず、単なる不快な映画。
ただし、それが狙いとするならば、作りとしてはよくできているし、ジョーカーのヘンテコな走り方、看板盗まれ追っかける時に滑って転ぶアクション?、ジョーカー覚醒?後の階段ステップあたりはホアキン見事に怪演。映像も見事。
ただ、ストーリーそのものにはやはり、全く共感できない。
世界は彼に優しくない
彼に対して世界がもう少しでも優しければ、ジョーカーは生まれなかったんじゃないかなぁと思わせられる作品。
弦楽器の音楽が精神状態を現しているようで、落ち着いているときの低い幅のあるリズムから今にも切れそうな細い細いピアノ線の上を綱渡りしているような高く細い音にドキドキさせられました。
鬼気迫るジョーカーに圧倒される
バッドマンの登場キャラクターと知らず、単独の作品として鑑賞しました。いまいち画面が信用ならない(妄想要素が入ると信じられなくなる)ため混乱していますが、合わせて観ると解釈が変わるのかもしれませんね。
元からどこか危うそうなアーサーに、次から次に災難が降りかかり、ついには全てどうでもよくなって狂人ジョーカーになるまでの過程が非常にリアルでした。
中盤よりアーサーの生い立ちが徐々に明らかになります。彼の世界が崩壊するにつれ、観ているこちら側も画面が信じられなくなっていきます。どこからが妄想なのだろうか??
結局彼は最初から病院にいて、カウンセラーの目の前で妄想しているのか?そして血の足跡…(カウンセラーは無事なのでしょうか)。
ジョーカーの狂気に大衆が扇動されて暴動化するシーンも非常にリアルで考えさせられました。あのような行動は結局イライラをぶつけたいだけで状況の解決に繋がっているのか?甚だ疑問に思いました…文明が衰退した世界はああなのだろうか…
広げすぎました。とにかく完成度の高い秀逸な作品だと思いました(偉そうな言い方^^;ご容赦ください)
JOKER
恥ずかしながらバッドマンは未見で観に行ってきました。でもLEGOバッドマンは観たことあるという謎。
話的には、バッドマン未見でも、楽しめると思うしDC映画好きな人ならより楽しめると思う。最初はただの不運な男の半生を描いている映画の印象がありました。
ただ後半戦から一転、なにこれ!?めちゃくちゃやべーやつじゃん。ってなりました。
あと、後半戦は「パージ」がチラつきました。
この映画の恐ろしい、よく出来てたなと思う所は実際に事件が起こりそうなとこ。
貧困、差別、障がい、誰しもが抱えるかもしれない問題をとりあげているのがすごいと思いました。人の半生を描く映画は結構観たことがあるけど、ここまではっきり悪人になるまでの経緯を書いてあるのは珍しいと思う。
JOKERがいるだけで圧倒的存在感があった。
体ガリガリで骨見えそうなのになんとも言えない美しさ。
JOKERが誕生するまでの半生が全て描かれてる映画でした。あと、ピエロメイクが狂気を増幅させてていい味出てた。
ジョーカー として振り切れてない、、
冒頭から可哀想な境遇のおじさんから、どんどんおかしくなって妄想に取り憑かれるんだけど(そもそも冒頭から妄想なのかもしれないが)進むにつれてジョーカー っぽさがなんとなく出てきて、最後のテレビショーでジョーカー らしさが爆発してはっちゃけるかと思いきや語りだして終わりだし、ジョーカー としての狂気というものが感じられなかった。本来ジョーカー のもつ魅力として、純粋に楽しみながら凶悪犯罪を起こす、自分の娯楽として犯罪を起こすのが愉快犯であるジョーカー ではないだろうか。ジョーカー になる過程は二の次でジョーカー の身なりになったらジョーカー らしさを存分に出してほしかった。
次回作ありきでこれを作って、次回作はジョーカー の本領発揮するんで掴みでこの作品!っていうならなっとくする。(次回作は考えてないらしいが)
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