ジョーカーのレビュー・感想・評価
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感想書くだけでネタバレ?
オマージュが強すぎる痛々しいJOKER映画でした。
明らかに賞狙いの作品でしたね。タクシードライバー好きなんですね。それにしてもデ・ニーロも良く出ましたね。
別に化学に強くなくても、頭が切れなくても良いですがじゃあ何処がJOKERなんだ?と振り返っても答えのないモヤモヤっとした映画でした。
ゴッサムシティやアーカム(アサイラムとは言わない忖度)ステイツホスピタル!ウェイン夫妻と息子のブルース、クレジットでビックリまさかのアルフレッド!とか原作の設定を無理やり持って来るとバットマンと対決する頃にはもう初老のオッさんじゃん!別に今時だからギャングの下っ端じゃなくても良いけど…
そして妄想と現実、虐待故に障害を持ったのか?障害があった為に虐待されたのかも良く判らなくなって(どうでも良くなって)ホアキン版「ブラック スワン」というところですか
ダークナイトを見てもジャックニコルソンのバットマン観ても何の予習にもなりませんよ!DCコミックスはマーベル以上に訳がわからないんだから、ただワーナーが作っちゃダメな作品ですね。次回作(と言っていいのか?)「バードオブプレイ」で目の保養でもしたいです。
えっ駄作?
アメコミ系は好んで見るほどのファンというわけでもなく、友人に誘われて行きました。
所々、チャップリン感のあるお洒落な雰囲気があります。
ストーリーですが、これがジョーカーの生い立ちなの??“笑”っていう感じです。
(もちろんこの生い立ちが実話なのだとしたら、死ぬほど同情しますし、当たり前ですが見方は変わります。)
フィクションでありながら、深さのない、捻りのない設定にガックリきました。
そして途中から薄々気が付いてしまうような妄想落ちは最低でした...
終始それっぽく無難な感じで、狂気さが欠ける気がします。
ボンネットの上で立ち上がり、ヒーローとなった瞬間も、安っぽい気がして感情移入できませんでした。
ただ主演の演技はよかったです。笑いすぎなので、喉大丈夫かなって思ってました。
前評判と予告が良かっただけに期待しすぎていたようです。
深い映画だと思わず、アメコミを楽しもう!と言う感覚で見るのがいいかと。
友人が映画を見終えた感想は「泣ける。同情する。」と言うものだったので、人それぞれですね。
暗い
日本映画か?と思うぐらい暗くてしみったれたお話
でも役者さんの眼力(顔力?)で持っていったなと
よくできてるとは思うけど、日本のアニメや漫画で散々やってきたテーマ性だと思うので既視感がある
でも演出はすごいなぁとやっぱ感心します
精神的な死と肉体的な死
弱者(ジョーカー)が、自身に精神的な死を与えた者に対して、肉体的な死を与える。弱者を精神的な死に追いやることは黙認される(問題にすらならない)が、弱者が肉体的な死を与えた(殺人)場合は悪とされる。善悪を主観で決めているとのセリフがあったことから、肉体的な死と精神的な死は本来イコールのものであり、権力者が弱者に与える精神的な死は、殺人同様に残虐性を伴うものであると、この映画は主張していると思う。
決して、残虐性を正当化する映画ではなく、弱者の立場から残虐性を描く事で、権力者達(資本主義社会で富を得た者達)に対して、自らの残虐性を認識させようとしているのではと推察される。
また、地下鉄での殺人は、ピエロの仕事を終えて自宅に帰る途中(素に戻る途上)での出来事、仕事仲間を殺した時はピエロになる途上、母親を殺した時は完全に素の状態、テレビ司会者を殺した時は完全なピエロの状態。つまり、残虐性は完全に仮面を被らずとも、いかなる精神状態においても解放されてしまうということであろう。
ジョーカーに優しく接した小人症の仕事仲間を殺さなかったことからも、違う立場の人間同士が相互理解することで、人間の残虐性を抑制できると言いたかったのだと思う。
終始ドキドキ
グロさはありますが、前評判で聞いていた過激なサイコパス感はさはど感じませんでした。
緊迫したシーンに流れるBGMが更なる不協を煽り、終始ドキドキさせられる作品でした。ラストシーンからも一貫した作品のまとまりが感じられ、とても印象深い作品となりました。
人間の闇
暴力表現が多い(R15+だから当たり前だけど)
病気持ちの人が理解されにくいのはあるが、人間はタガが外れると暴走するのがよくわかる。周りに合わせないといけないから生きにくい世の中。
日本人はまだ武器所持禁止の分、ある程度秩序が保たれてるのかもしれない。
ジョーカー?
※まだこの映画を観てない人は読まないで下さい。
アメコミ特有の、作者によって設定が変わるってのを理解した上でも残念でした。
ショッカーの戦闘員の1人の誕生秘話
でもいい。
それくらい、どの悪役の過去の話って事にしても良いと思う。
ただ、ジョーカーでは無い。
掴み所の無い部分を病気という設定で逃げているように思えるし、優しい青年がジョーカーにというのを期待させといて、元々普通では無い。いわゆる悪行が、病気じゃなかったらよかったの?と思わせる始末。
そして最終的にジョーカーにならない。
最後にいるのは馬鹿な市民に担がれた、
ただのピエロマン。
踊らされるピエロ。
ジョーカーは自ら踊り、踊らせる。
しかしながら映像の美しさ、街並み、何より演者さんの力は物凄く、オシャレ感覚で観るには良い映画なのかもしれません。
個人的にはウェイン一家の事件の時に一瞬でもコウモリを絡ませていればこの作品の評価は変わったかも。
あれじゃバットマンは産まれない。
今作の後には、悪のピエロ軍団と、それに挑む1人の正義のピエロマンがいる世界が待っています。
評判の作品で。
気にはなっていたんですが、今日が仕事が休みだったので、混むこと覚悟して観に行きました。
やはり、話題になる作品だと思いました。
ただ、映画が始まる迄、ずっとスマホでゲームしてたり、いじっている大学生?専門学生がいて正直、気に入らなかったんですが、映画が終わって後に、この映画はただのキチガイオヤジの話だったね。という話を聞き、その子達や、その世代の子達には、理解出来る作品では無いのかな?と思う作品でした。
バッドマン門外漢
ですので、そもそも見るなと言われるかもしれません。
暴力を振るわれるような、大事なものを損なわれるような、見ていて悲しくなる作品でした。
好きな人は好きでいいですが、これが本当にアカデミー賞をとるなら、そろそろアメリカ映画は見なくてもいいかな、私、ってくらい、ショックを受けました。
それが作品の評価となるならそれで結構。
ダークナイトと比べてしまう
あのジョーカーがどのように生まれたかの映画です
基本的にジョーカーのセリフはダークナイトの方が好きです
●良かった点
・作品の緊張感はダークナイトを見たときを思い出しました
・特に殺人のシーンの緊張感・盛り上がりは凄いです
・ブルースウェインとの初接触シーンはバットマンファンにはたまらなかったです
美術・演技は素晴らしく公開前からアカデミー候補は納得です
●イマイチ
・今回のジョーカーはあくまで序章で、ダークナイト程の狂った感じはなかったです
・普通の人がジョーカーになる過程が見たかったですが、今回のジョーカーは最初からある程度異常者な面がありました。なるべき人が一つのキッカケでなった感じです
・エンディングがよくわからない。ここは続編でキッチリ解決してほしいです。
●総括して、非常に良かったです。ぜひ続編で真のジョーカーになる姿が見たいです
ムカつく奴は撃ち殺せ
そういうメッセージの映画だから観て後悔した。
これは現状に満足してる人、幸せな人しか観てはいけない作品だと思う。
「高校卒業して何もかもうまく行かず、
アーサーのように追い込まれて悪い事をやってしまっていた可能性もゼロじゃじゃない」
と劇団ひとりがコメントしてますが、その時この映画を観ていたら・・・
虐げられてるものの暴力は絶対悪か?
では、フランス革命は、ロシア革命は、天安門事件は。
暴力と流血に耐えられる人向き
話の後半は、ちょっと目を背けたくなるシーンが続きます。前半は、まだマシだったことに気づきますが、妄想と現実との世界…観客もジョーカーに意識を乗っ取られるくらいな感覚になります。ホアキンの演技は凄すぎ圧倒されまくりました。
ホアキン・フェニックス!
とにかくホアキン・フェニックスがすごい。
ゴミと悪意に満ちた街で、ロバート・デ・ニーロ演じるマレーにあこがれ、スタンダップコメディアンを目指し、ピエロのアルバイトで生活をしのぐ青年。母を気遣う優しさを持ちつつ、「笑い病」が象徴的に、社会から不気味に見られる疎外感。
心を通わせたかに見えた同じアパートの子連れのソフィーとの関係が、妄想でしかなかったのが悲しい。そもそも、同僚からもらった拳銃が、すべての事件につながっていくが、それ自体現実だったのか、妄想ではなかったかと思ってしまう。
とにかくホアキンの鬼気迫る演技を観る映画。バットマンのスピンオフという意識は持たなかった。
ただの正直者の物語
見終わった直後に書いてます。
めちゃくちゃ面白くて、めちゃくちゃしんどい映画でした。
吐き気を催して立っていられなくなり、街のベンチに座りながら書いてます。
アーサーは何をすれば幸せになれたのかが全く分かりません。
今の自分は収入が少なく、会社の存続も危うい状態で街を歩くきらびやかな装飾を持つ人達に嫉妬や一方的な憎悪を持つことがあります。
そういった人間ですので映画に描かれるアーサーと自分がダブってしまい、あまりの救いのなさに「自分もそうなってしまうのではないか」と考えてしまい、吐き気を催して、立っていられなくなっています。
アーサーは一体どのポイントで何を選択すれば幸せになれたのか全く分かりません。
看板を奪われた少年達を追いかけなければ。
同僚から銃を貰うことを拒否すれば。
地下鉄で怒りに任せて銃を撃たなければ。
母親の手紙を見なければ。
自分の父に会いに行くためにオペラ会場に乗り込まなければ。
色々な選択肢があったはずで、そこで別の行動を取れたかもしれないけれどアーサーは必ず社会に溶け込めず、夢も叶えれなくなった予感がします。
結局、アーサーは自分の人生や現状、全てに対して絶望の中で狂いジョーカーとして生まれ変わります。
他の人はそんな事は思わないでしょうが、無職になり、恋も幻想で、母を失い、友人も殺し、全てを失って赤いタキシードを来てピエロのメイクを施してテレビ局に向かう姿は「幸せ」そのものに見えました。
この世界の中で自分を受け入れてくれる場所はなく、真っ当な努力をして、夢を叶えることもできず「普通」になれないアーサーがイカれるのは至極当然のことで、全てを諦めることを受け入れた瞬間のジョーカーはとても幸せそうでした。
この物語は悲劇でもありますし喜劇でもあります。
僕らが生きているこの世界も真面目な人間ほど「狂う」ようになってます。
日本は日に日に生きにくくなっていき、仕事も収入も減るが税金だけが上がっていき、普通に生きることが出来なくなっています。
人生は学生生活からの椅子取りゲームで、その椅子取りゲームに早々に座れなくなった人間はどんなに努力しても夢を叶えることが出来ず、細々と不安の中暮らしています。
引きこもりやニートだけではなく、社会人の中にも普通になれず苦しんでいる人間がいます。
映画の中ではアーサーが特別に狂ったかと思う人もいるでしょうが、彼は誰よりも真面目で自分の夢に向かって生きようとした「普通の人間」です。
あなたの周りにも必ずジョーカーが居て、これから世界中でジョーカーが生まれてきてしまう。
皆イカれて笑い出すのではないか。
そんな予感がして吐き気が止まらなくなる最高の映画でした。
善き生き方を貫くには理由が必要
なぜ主人公のアーサーが"ジョーカー"になったのかをめちゃくちゃ強く伝えてくるストーリーでした。
自らの人生を善く生きる理由となっていた、
・コメディアンになる夢
・母親への愛情
・女性への恋心...etc
これらに裏切られたことで、言葉にできない苦痛を振り払うように全てを捨て去っていく様は本当に悲劇的であり、無理やりにでも人生を「喜劇」にしようとする様は、観ていて心が痛くなりました...
善く生きるには、「前向きな志」であったり「思いやり」を自分が持つだけでなく、他者からも感謝の気持ちをもらえるような環境が大切なんだなとつくづく感じる作品でしたね。
ただ、あまりに振り払い方が苛烈だったのでそこは共感できず、良い部分も十分あったものの観た後は悲しい気持ちが強く残ったため、☆3.5で...
自分は見た後に爽快感だったり温かい気持ちを持つ作品が好きだからやや低くしてますが、強いメッセージを感じる作品なのは確かです!じっくりと物思いにふけりながら楽しめる作品が好きならば、おすすめです!!!
演技は秀逸
俳優の演技は素晴らしかったし、妄想と現実が交錯する複雑な構成で
映画の芸術的な価値がわかる人ならまた違った評価になるのかもしれないが
残酷な場面が多く、自分には向かなかった。
自分がされたくないことを誰かにしてはいけない。
酷いことをされても、仕返しをしてしまったらもう相手を批判できない。
そう思っている人なら、ジョーカーには共感できないと思う。
不幸な過去は自分のせいではなくても、未来の行動を決めるのは自分の意思。
感情にまかせて未来を自ら潰してしまうジョーカーは、自分にとっては
ヒーローではなく反面教師。
だからこの映画にサブタイトルを付けるなら
「しくじり先生 俺みたいになるな!!」
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