ジョーカーのレビュー・感想・評価
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カラフルな喜劇?
ジョーカーを観た事がないままフォリアドゥを観て
個人的にはかなり刺さる作品だったため、
帰宅後配信にてこちらも鑑賞。
家庭内でも社会でも居場所を見出せなかったアーサーが
衝動的な出来事をきっかけに「ジョーカー」として崇められていく。
終盤、自らの血でピエロの口を描くシーンは鳥肌が立った。
ジョーカーの標的となっていった人間達は、
当然の報いと感じてしまったのは、
私の中にも狂気があるのだろうか。
決して犯罪を許す訳ではないが、
人間の奥底に誰しもあるドロドロの部分を
ジョーカーが体現してくれたことが、
日々の生活や社会の闇の部分とも重なり評価を得たと感じた。
音楽も素晴らしく、カラフルな色彩に惹き込まれる映画だった。
2を観てから観返してみて(考察入り)
映画館で観たんですが、2の違和感というかモヤモヤを晴らしたいと思い、アマプラで観返しました。
やはりこちらはシナリオ、演技、アドリブ、映像表現どれも素晴らしいです。内容は初っ端からすごく不条理でやるせないのに、観終わった後の不快感や嫌な感じはありません。たぶん、最後までアーサーが生き生きしてるからだと思います。
そして2への伏線というか、細かく引き継がれた設定もたくさんあることに気づきました。
2を観た後だと、このジョーカーがバットマンと戦えるのか?ゴッサムシティを混乱させて地獄とするのか?そこまでの力や知能や統率力ある?別人なのでは?って思いました。
この映画で、ブルース・ウェインの両親をクラウンの仮面をかぶった暴動参加者が射殺するのですが、その時の仮面野郎のセリフが、2でアーサーを刺したサイコパスのセリフと同じような気がするんですよね。同一人物なのでは?バットマンの真の敵はこいつでは?と思ってます。
虐げられた人がキレると恐い
お見事
今年10月にジョーカー フォリ・ア・ドゥが上映するにあたり再度鑑賞。
ストーリーは省きます。
ジョーカー事アーサー・フレックが見事に悪役ジョーカーに至るまでのストーリーが見事に描かれている。
ゴッサムシティと腐った世界で、病を抱えた母を支えアーサーも身体に障害を抱え急に笑う精神的な障害を持ちながらもコメディアンを目指している。
序盤は決してアーサーは社会からはみ出さず、普通に生きようと真っ当な人間に映る。
しかしながら世間は冷たくアーサーを見事にピエロから悪魔に変化して行く様子はホアキン・フェニクスが演じる事で引き込まれる。
アーサーはもうすでに壊れている存在。日記の内容やネタも自分の自虐ネタばかり考えている。
人生に疲れた笑い・諦めの笑い・狂気の笑いと私達が想像している笑いとは全く違う世界観で生きている。そうアーサーは常に笑われて生きてきている。
トーマス・ウェインも実の父親だと思っていたが母親の妄想で実は違うと。
もうアーサーの一つの希望が消え、唯一の味方であった母の存在も消えてもうアーサーには何も無くなってしまい無敵の人間になる。
終盤に唯一の味方に映る小人症の男性を助けます。決してジョーカーは無差別ではなく自分を見下した人間を殺しているダークヒーローの存在である様になってしまった。
TVショーの場面での会話では、決して彼は民衆を煽っているのではなく勝手に暴動が起きている。政治なんかには一切興味がないと。社会に対して不満に感じていた民衆が勝手にジョーカーをヒーローにし暴れているだけ。
そうジョーカーは民衆が勝手に作り上げた存在だと。
階段のシーンでのジョーカーは最高にカッコ良く完全に生まれ変わった。
見事にダークヒーローとなるジョーカーが描かれ、決して共感してはダメな作品を素晴らしいと感じさせられる作品になった。
私にはデニーロの最高の幕引き映画
右はアーサー、左はジョーカー
凄絶!悪を誘う究極のカリスマ・・・降臨!
「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」を見に行くにあたってのおさらいです。
当時は、アカデミー賞を取るんじゃないかって噂になるほどのスゴい作品でした。
とにかく、見ていて圧倒されるって言うんでしょうか、見終わったあとは、ドッと疲れるようなエネルギッシュな作品です。
ホンっと面白い。特に最後が凄まじい。トリハダたっちゃいます。
昔、テレビでバットマンをみた覚えはありますが、ジョーカーは全く記憶にありません。
ジャック・ニコルソンのジョーカーが初認識です。でも、あの作品自体にあまり思い入れがないので、単なる敵役の一人でした。
衝撃だったのは、やっぱりヒース・レジャーですね。後にも先にも最高の敵役だったんじゃないでしょうか。
「スーサイド・スクワッド」のジョーカーも悪くないですが、全くの別物です。
そして、本作品のジョーカーが、さらにスゴい。上手く言い表せませんが、自分の中ではこのジョーカーが将来、ヒース・レジャーに繋がっていく線がはっきり見えた気がします。 まさにダークサイドに堕ちていく凄まじい人間ドラマでした。
DCも、この作品から、新たな展開を迎えた気がします。
マーベルみたいな連携した作品でなく、一本の単体のドラマ。それも、ヴィランが主役の重厚な人間ドラマ。いや〜、ホンっと見応え十分です。
今回もそうでしたが、何回見ても、圧倒されちゃう一本です。面白い。
ただ、ジョーカーを知らない初見の人は、どんな風に見るんだろう? 普通の人がダークサイドに堕ちていくさまだけで楽しめるんだろうか?少なくとも面白さは半減じゃないかな。
⭐︎4.5 / 5.0
衝撃
ホラー見ないのでなんとなく避けてた作品。
2の前に流石に見ておくかと鑑賞。
ホラーではなく、人の悲しい物語だった。
ホアキンの今年のボーの不安障害の演技、この演技を経てのものだったのか、と深く納得。どちらも心の病でありながら全く違う人格、すごい。しかしどっかで一度普通の役の見ておかないとホアキン怖くなるわ。。
バットマン見てないので先入観もなし。
どこまでがどう妄想なのか?
最後病院で終わるからすべて妄想だった可能性も残したのかと思ってたけど残念ながら2ができてしまった以上実際悪のヒーローになってしまったのだろう。。血の足跡残してたしね。。
養子は本当なのか、それともその時点で母はまだ狂ってなかくて本当に嵌められただけなのか。
しかしジョーカーの幼少期に受けた暴力により頭部の障がいが残った、ということではあるのか。
色々な余地を残していて面白い。
映像の撮り方が上手いってだけで飽きずにはいたが。
物凄く凄惨な人生を送っていたわけでもなく、仕事もあり、趣味でステージにも立てて。。
笑わせられない実力なのに笑い物にされたという被害妄想。ジョーカーに振り切るほどのことではないと思う。自分に酔っててエって思った。ジェイソンを見習ってほしい。
悲しすぎる…
終始不幸で唯一の救いの光であっただろう母親も実は…のところで『もうしゃーない、悪者になる気持ちも分かる!』と言いたくなるくらい可哀想な展開続き…
映画館で一度見てしんどくなって帰ってきたが、テレビで見たらまた違った感触。
でもやっぱりかわいそうは変わらなかった。
ジョーカーになるまでの話が分かって納得!できたけど、かわいそすぎたので星は少なめで。
丁寧に作りこんである
5年前の今日悪のカリスマは誕生した…
今日は興行収入約1,564億円を稼いだジョーカー(2019)を観ました。
ちなみに観るのは3回目です。
この映画は心優しい少年が悪のカリスマジョーカーへと変わる物語です。
初めてこの映画を観た時は衝撃でした。
この映画を見てるとジョーカー(アーサー)のことを共感してるですよ。
共感してる自分が怖いんですよ。
マジで鳥肌たった
ちなみに僕のお気に入りのシーンはジョーカーとマレーのシーンです。ジョーカー(アーサー)がマレーのことを銃で殺すのはすごかったしびっくりしました。でも何故か俺のお気に入りはあのシーンなんですよね〜
そしてこの映画の中でも一番衝撃をだったシーンはランドルへの復讐です。
ジョーカー(アーサー)がランドルのことをはさみで刺すシーンはマジで衝撃でした。
多分この映画の中で一番衝撃なシーンかもしれないですね。
そして来週ジョーカー2が公開されます✨
ジョーカー2マジで楽しみです!
皆さんもぜひこの秋ジョーカー(2019)をご覧ください!
特別になりたい
サタンの誕生、バットマン観なきゃ〜
アーサーが小児科に銃を持ち込んで病室の子供や看護師がシーンとなり、変な空気になるシーン。アメリカ流ブラックジョークが少し笑えた。
アーサーが自宅でランドルを殺害し、ゲイリーが逃げようとするシーン。一刻も早く部屋から出たいのにドアの鍵に背が届かず、アーサーに開けてくれるよう頼むしかないゲイリー。人を絶望に陥れる演出がすごかった。
最高の演出とオスカー受賞のキャラクター造形に圧倒される悲しくて切ない傑作ドラマ
初公開の2019年以来、久々に観ましたが、やっぱりジョーカーことアーサーを演じるホアキン・フェニックスさんのアカデミー主演男優賞をとった演技に圧倒されます
ガリッガリに痩せこけた身体や常に濡れたような清潔感のない髪の毛、ピエロのメイクの奥に潜む“笑っていない眼”の不気味さ、そして“笑ってしまう”病気、終始とてつもない緊張感と不穏な空気に包まれる素晴らしい体験でした
社会の底辺で真面目に生きてきたのに虐げられ、踏みにじられ、我慢し続けてきた結果、不満と怒りが爆発するプロセスをじっくり丁寧に、そしてジワジワと描いていくトッド・フィリップス監督の演出が見事、劇場公開当時 世界中で感化された人達が事件を起こしてしまったのも頷けるほどの没入感を味わえる傑作中の傑作です
そんな素晴らしい演出と演技を印象的な音楽とスタイリッシュで重厚な映像がさらなる高みに纏めあげていて、ものすごく完成度の高い作品に仕上がっていると思います
笑えるか、笑えないか
光に救済を求める程、闇は深くなる。
心の裡で、存在の耐えられないクラウンが怯えつつ、自分にウソをついて笑ったことのある方なら、身に覚えがあると思います。
私はこの映画を、全面的には支持しません。ジョーカーとは、ある特定の環境が引き当てるものではなく、誰の心の裡にも棲んでいるものだと考えているからです。そう思わないと、ヒーローを凌ぐ輝きを放つヒールの存在が、証明できません。
繰り返します。ジョーカーは、特別ではない。誰もが隠し持つものです。解き放たれたジョーカーに喝采を送るのは、私自身であり、私もまた、ジョーカーを隠しているからです。見たくもない自分を、見させられた気がするので、私の中の何かが、この映画に反発を覚えます。それが何なのかは、続編を観て探すつもりです。
取り急ぎ、私とババ抜きしたい方、いる?。
ゴッサムは、誰の心の裡に在る?。
追記
続編観ました。注目点は、アーサーの中のジョーカーが発動するシーンと、そのジョーカーが沈黙するシーン。そして、それ以上の注目点は、そんな彼を、見ているヒトたち。この映画の、本当の主人公は、誰?。
私が、この連作に居心地の悪さを感じたのは、で、あんたはどうなの?。って云う問いかけが続いたからです。BAT MANがいない世界で、無敵のヒトにならざるを得ないヒトが現れたら、あんた、どうするの…?。ずっとそう問われていたような気がしたからです。その問いかけに、皆様なら、何と応えます?。
平凡な男が悪のカリスマになってしまう
続編がつくられるようなので今更ながら観ました
バットマンシリーズの悪役であるジョーカーの誕生秘話らしい
バットマンについてはまったく知らず本作を観ました
全体的に重苦しい空気の作品になっている
貧困層のコメディアンを目指すアーサーが
様々な出来事で追い込まれていくなかで悪のカリスマ『ジョーカー』になっていく
アーサーは突然笑い出す症状を抱えているので
他人から気味悪がられるところがあり
仕事でも不遇なことがあってクビになってしまう。
最初の看板を奪われたこともアーサーのせいにされてしまうのは酷い
証券マンを殺害する描写も
特に意図をしていなく偶発的なことが重なって起こったように見える
ジョーカーが現れた理由にゴッサムシティの問題を放置して格差が広がり
証券マンを殺した「ピエロ」が貧困層から英雄視されたことによるものだと思うので
アーサーが悪というよりも、ゴッサムシティの環境が結果として
悪い偶然が重なったことによって平凡なアーサーをジョーカーにしてしまったように思う
本作は妄想と現実がわかりにくい描写が多く
どこまで現実なのかは視聴者にゆだねられている感じがする
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