ジョーカーのレビュー・感想・評価
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ドーランの下に涙の喜劇人
あのロバート・デニーロも出演しているこの映画は、『タクシードライバー』、『キング・オブ・コメディ』に影響を受けて製作されたらしい。
笑いに自分の居場所を見つけ出した主人公が、心ない人々から蔑まれ、罵られ、踏み付けられて、悪の権化ジョーカーに変貌していく。
後半のジョーカーに変貌してからの展開に驚愕した。ああそこまでしてしまうのか、ああそうなってしまうのかという疾風怒濤のストーリーに息を呑む。
主人公は「ドーランの下に涙の喜劇人」という言葉がよく似合う。
面白いストーリーなのに退屈な映画。
アメコミもジョーカーにも無知だが、映画「スーサイド・スクワッド」のジョーカーがスタイリッシュで魅力的で演じたジョーカー俳優のファンになったほどなので、俳優は別人だがジョーカー主役の本作観てみた。
ストーリーは凄く良いが映画の出来がイマイチ。耳障りな音楽がちらほらある。ジョーカーに変身するまでが長すぎる。でも変身するまでの物語自体は面白い、というギャップに苦しんだ。長さを感じさせるのは監督の技量不足だ。あと俳優に魅力感じないせいもある。
主演俳優ホアキン・フェニックスが不細工で、私は映画にはそれなりの美男美女を求めるタイプだから観てて辛い。リバー・フェニックスの兄にしてはリバーのような華も魅力も感じない。ただ味わい深さはあるから役によっては演技秀逸さも相まって彼の良さは出るだろう。しかしジョーカー役やるには魅力が全然足りてないこの俳優。過去のジョーカー役ジャック・ニコルソンやジャレッド・レトは華も魅力もあったのに。
それにこの俳優ホアキンは顔が深刻過ぎ。コメディアン目指してる役なのに全然そうは見えない。彼の顔から感じるのは悲劇のみだからダメ。いくら不幸な人物とはいえ多少なりともユーモラスな雰囲気醸すべき。ユーモラスだからこそ悲哀も増すのだ。ホアキンの顔はリアルでシリアス系に傾きすぎてるからジョーカーのようなアンリアルな役は似合わない。単なる底辺おじさんに見えちゃう。狂人っぽさはちゃんと出てたが。しかしホアキンは顔面から現実感出しすぎ。まぁ彼のせいじゃなく彼を選んだ監督のせい。レオナルド・ディカプリオの構想もあったようだがディカプリオならいい。ユーモラスも悲劇もアンリアルも狂人も十分いけそうな顔してる。たがジョーカーのメイクが似合わなそう。
ホアキンはジョーカーに変身してからは良くなった。ジョーカー姿がサマになってる。演技上手いからか階段上で踊る時の体の動きもいい。このあたりはさすがだと思うこの俳優。
この時(階段で踊る時)は音楽も凄い良くて場面に合ってた。だが音楽良かったのはこの時だけで、以降は再び耳障りな音楽に変わってしまう。それが残念。安易に不快な音楽使うべきじゃない。
ジョーカーに変身直後の階段上で踊る場面は、スローモーション、水たまりの水しぶき、煙草の煙、全て映像美を感じられるし良い音楽だしmusic videoとしてここだけ何度も観たい。やみつきになる。衣装のカラーもいい。しかし映像も音楽も、良かったのはここだけなのが残念。
主演のホアキンに不満ありつつも、変身後のジョーカー姿は良いし、司会者殺す直前の演技秀逸なのは満足。まあ変身するまでが、見ててとてつもなく退屈ではあるがこの人なせいで。せっかくジョーカーという魅力的なはずのキャラなのに・・
ジョーカーが、テレビショーに出演。カーテン開けて舞台に出る場面をテレビ画面通した映像にしてるのが不満。登場の瞬間はリアル映像で映したほうが感動すると思うけど。ジョーカーに対する司会者マレーのツッコミがどれも秀逸。ジョーカーの「この社会だってそうだ。善悪を主観で決めてる」という台詞が好き。マレーをいきなり銃で撃ち殺すところ最高で、その直前から不穏な音楽で盛り上げるのも良いし、その時のジョーカー役ホアキンの演技も秀逸で完璧。
信望者が救急車でパトカーに突っ込みジョーカー助けるところ凄く良い。終盤の荒れたゴッサムシティ大好きだ。ジョーカーは市民のカリスマとなるが、ホアキンはカリスマというより熱狂的な信望者を演じるほうが似合う。
主人公のホアキン自体に魅力感じないのが残念だし、それをくつがえすような作品自体の魅力も出来の良さも感じないから更に残念。映像、音楽、雰囲気のどれか1つでも突出したものが欲しかった。変身後に階段で踊るシーンは凄く良かったが、そこだけ良くても意味ない。というかあのシーンは監督凄く力入れたんだろう。ならば他ももっと頑張って欲しかったが。本作はストーリー頼みのよくある単なる普通の映画という感じ。
別監督か別俳優でこの映画を観たい。ストーリーめちゃくちゃ好きだから。
①映画の出来の良さ、②映画の魅力(映像や音楽等)、③主演俳優の魅力、この3つのうちせめてどれか1つで良いからあれば私的に特別な映画になった気がする。それくらい物語も世界観も大好きだ。本当に残念。ぜひ有能監督にリメイクして欲しい。
2023/01 VOD
バットマンより強烈
感完
えらいもんを観てしまった
本当の悪は笑顔の中にある
名前の通りJOKER
全ては彼のジョークであり、監禁を逃れ最初の一歩を踏み出す
はたまたその後を描いたものなのか
妄想と現実がないまぜになる
走り書き
シナリオは大筋、アドリブを交えながらアーサーはジョーカーを演じたと考えると面白い
普通に考えるとどんでん返し?ジョーク落ち?
監禁されているジョーカー
カウンセリング、これは妄想?
監禁について言及しているが殺人が起きた現場に少なくとも居合わせたカウンセラーがいるのは不自然?
母との生活、自分の出自が分かっていく
前から知っていたことを脚色?→その後
妄想で作り出した?→ジョーク
暴動は広まり、アーサーはシンボルになる
その裏でウェインは殺され、息子が立ち尽くす
ジョーカーではなく扇動された暴徒が犯行を行う
これはジョーカーにとって喜劇でありジョークである
順当に考えれば暴動までの想像→脱出
深読みすれば脱出→暴動
そもそもアーサーがウェインの息子である云々も脚色?
見てみろよ、人間なんてこんなもんだぞ
凄い........
現代の日本を誇張したような映画
模倣犯が出て残念
なんか日本にもごろごろといそうな人達の話だった
哀れなアーサー
くっそ重い作品
観てて晴れやかにならないし
虐待ゆえに頭のネジが外れてしまった
哀れな男の人生
ただ、最後まで目が離せない。
馬鹿にされて怒ってるのか
怒ってるフリをしてるのか
たまに見せる目は何を映しているのか
母に裏切られ、母を殺した手は
何を掴むんだろう
ジョーカーに祭り上げられて
彼は満たされたのかな
身体の肉付が序盤と終盤では違ってて
同じ人だと思えなかった。
そこも組み込まれているのなら…
彼は確かに狂人ジョーカーなんだろうな〜
何が真実で何が妄想なのか
病みそうだったけど
ホアキンの演技は抜群
笑い方、歩き方、表情のひとつひとつ
すごく魅力された!
ロバートデニーロは流石の存在感♡
賢くあってほしかった
社会の光と影
平田さんの声とホアキン・フェニックスさんの演技力が素晴らしいのは勿論なので置いておいて、バットマンシリーズを見たことが無い為ジョーカーを見るのは初見でしたが見終わった後、彼についてもっと知りたいと思った。
ただのサイコパスなんじゃなくて、彼を作ったのはこの世界なんだと思わされた。
一生懸命生きているだけなのにどこまでも救われない。
何処までが彼の妄想であり、ジョークなのか観客としては分からないのがまた良い。
美しさの中に見え隠れする狂気がこの映画を際立たせていて、映像の美しさとBGMが最高に合っている。
ただのサイコホラーだと人を殺しすぎて現実味がなく興ざめだが、映画の4分の3程彼の生活や辛さを知っているからこそ、ただの殺人鬼ではない魅力に気がついた。
見処は所々出てくる彼の笑えないブラックジョーク。
日本ではブラックジョークに慣れていない為、本作の大物司会者のジョークも笑えないと思う。個人的には大物司会者は嫌いなタイプなのでスカッとした。
奇人と呼ばれる人は彼等は彼等なりに色々考えていて、葛藤や苦悩もあるんだなと思った。社会の影に取り残された孤独感。
話の進みが遅いのと、急なサイコシーンは苦手な人がいるかもしれない。
ジョーカーの堂々としたメイク姿が正直、格好いいと思った。
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