「ティーナは最後、どうしたんでしょうか」ボーダー 二つの世界 tabotyokoさんの映画レビュー(感想・評価)
ティーナは最後、どうしたんでしょうか
北欧の国境フェリー税関職員として勤務するティーナは、生まれつき
【嗅覚で、人の犯罪。それによる罪悪感や羞恥心を嗅ぎ分ける】
特殊能力を持っていました。ティーナが嗅ぎ分けた人たちは、
違法麻薬や違法ポルノを所持しており、犯罪者の検挙率が高いため、職場での評価も高いものでした。
しかしティーナは、自分の特殊能力や見た目によるコンプレックス、犬に懐かれないばかりかいつも
吠えられることに、心からリラックスできない毎日を過ごしていました。
そんなある日。ティーナの前に1人の人があらわれて、この出会いからティーナの毎日が変わり始めます。
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〜この映画の好きな点〜
◾️人ならざる何かの存在の肯定。この点、好きです、北欧のそういうお話(も)好きです。
◾️ティーナがヴォーレを見るときの目の温度や湿度。
2度目の再会後、ヴォーレの体の特異性を知っちゃうシーン。
ヴォーレのいる宿の近くまで匂いをたよりに会いに行っちゃうシーン。
ヴォーレがお鍋を借りに来たシーン。
この三シーンのときのティーナの目が色っぽい。(なんかいい、素敵)
◾️ティーナがやっと心身を許せる相手に巡り会えたこと。肩の荷がおり、ようやく安心できた瞬間の姿がよかったです。
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ラスト、大切な宝物を抱き抱えたティーナは、どうするのでしょうか。
彼の国へ行って、自分の仲間を探すのでしょうか?
それとも胸に抱えた宝物とともに、その場に残って生きていくのでしょうか?
気になるラストでした。。
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