ゴーストバスターズ アフターライフのレビュー・感想・評価
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知らない若者にこそ観てほしい
U-NEXTで鑑賞。
過去作と比べて展開がシリアスになっており、かなり異色な作品になっていました。古びた屋敷に隠された秘密や、地下に潜む遺跡の謎について探る場面が多く、コメディよりもミステリー要素が強かったです。
監督が前2作のアイヴァン・ライトマンの息子ということもあり、ゴーストバスターズのレガシーが見事に引き継がれていました。旧メンバーや懐かしのキャラが沢山登場し、1作目を思わせるセリフも出てきたことに感動しました。
今作では、初代ゴーストバスターズを知らない若者がメインになっています。初めこそはあまり関心がなかったものの、祖父が残したメカを調べたり、昔の動画を見ている内に興味を持っていく姿勢に惹かれました。特に、フィービーはイゴン博士の孫ということもあり、スペングラー家のDNAを受け継いだキャラになっていたのがよかったです。また、ポール・ラッド演じるグルーバーソン先生は、アントマンとは違った味を出していて好印象でした(ちなみにスーパーのシーンでは、アントマンネタも少し出てきました)。
個人的にスライマーが登場しなかったのが残念でしたが、それでもノルタルジーに溢れていて素晴らしかったです。最近ゴーストバスターズを知らない若者も増えているみたいですが(自分も若者ですが)、そんな人にこそ観てほしい映画になっています。
プチ・マシュマロマン
新世代にバトンは渡った……のか?
予告編でマッケナ・グレイスがくりくりのくせ毛にまあるい眼鏡をかけていて、ああ、ハロルド・ライミスの孫設定なのねとはわかっていたが、ジュブナイル感満載のテイストに、ジェイソン・ライトマンが新しいゴーストバスターズを描くのだろうと期待していた。というか、勝手に思い込んでいた。
蓋を開けてみると、はるかにオリジナルへのリスペクトに満ちていて、軽いノリも、怖くないゴーストたちも、なんだかあっけない敵の陰謀もオリジナルを踏襲し、ビル・マーレーとライミスの実生活の確執も浄化するような展開に思わず目頭が熱くなった。
でも、である。ゴーストバスターズ世代というしかない年齢の自分にとって、これはファンサービス以上のものがあったかというと疑問が残る。新しい世代のキャラクターたちは、先達のレールの上で戦ったにすぎず、ポストエンディングはすっかり旧メンバーのサービス映像に取って代わられた。2016年の女性版が基本的にオリジナルのノリを踏襲しつつも違う活力のある作品になっていていたく楽しかったのとは反対に、新世代や新機軸をノスタルジーが凌駕してしまった気がする。
いや、ファンサとしてはコレで正解だと思いますよ。思いますけど、過去から踏み出す物語なのに、過去で足踏みしているようで、もったいないというのが本音です。
1980年代の初代「ゴーストバスターズ」シリーズの正統な続編。初期2作のアイバン・ライトマン監督から、実の息子ジェイソン・ライトマン監督が継承。
本作は、「JUNO ジュノ」「マイレージ、マイライフ」などアカデミー賞で有名な良質な作品を作るジェイソン・ライトマン監督が、実の父親がメガホンをとった1980年代の初代「ゴーストバスターズ」シリーズを引き継いだ正統な続編となっています。
これまではド派手な作風の印象があったのですが、本作はジェイソン・ライトマン監督によって、かなり丁寧で堅実な作風になっていました。
2014年に初代「ゴーストバスターズ」シリーズの主要キャストだったハロルド・ライミス(イゴン・スペングラー博士役)が亡くなったこともあり、本作の主役はイゴン・スペングラー博士の娘と孫になっています。
彼らが、祖父イゴン・スペングラー博士が遺した田舎の古い屋敷に引っ越して来るというのも現実世界とリンクしていて上手い構成でした。
そうした人間模様を丁寧に描きつつ、イゴン・スペングラー博士の屋敷にある地下研究室でハイテク装備などを発見します。
そして、イゴン・スペングラー博士の過去などを知っていくのですが、こういう過程が必然性も伴い丁寧に描かれているのです。
それ以降の展開などは、1980年代の初代「ゴーストバスターズ」を見た後の方が楽しめると思うほど、「正統な続編」という思い出補正によって評価が変わっていく作品だと思われます。
沢山のマシュマロマン!!
安心のゴーストバスターズ(笑)
おじちゃん役の方は2014年に他界されてるとのことでCG凄いです。最後の方に、ミニマシュマロマン達がゴーストバスターズの現れた瞬間に喜んでる感じが可愛すぎる。監督は元のゴーストバスターズの監督の息子さんってのもあってか、違和感なく面白いです。
新生バスターズ
ゴーストじゃないじゃん・・・
今と昔の架け橋
前作のリブート作品はまさに虎の威を借る狐という言葉がピッタリの原作へのリスペクトが感じられない残念な出来。公式からも無かったことにされるレベルの内容で、もう名作を自己アピールのために使い捨てるような作品を作るのはやめてくれと思い、今作もあまり見る気になれませんでした。
ところが今作を意を決して見てみるとまさに今の時代に生まれ変わったゴーストバスターズと言える内容に脱帽しました。
2021年に1989年のノリを持ってきてもただの時代遅れなコメディにしかならないところをキッチリ今風な内容に落とし込んでいるのは見事。それでいて今では古臭いSF感が拭えないゴーザ周りのデザインをあえて流用したのは原作へのリスペクトを感じられて良かった。
イゴンの孫たちは初めて見るはずのプロトンパックやPKEメーターをなんの説明も無しに何をする道具なのかを理解し使いこなせたり、家の前の農場の秘密をろくな手掛かりも無い状況で見破ったりとあまりに都合のいい展開が続くが、それも近年の見たいところだけを見たいという若者向けに作るのであれば面倒な説明を排除するのも致し方ないことなのかもしれない。
あえて苦言を呈するとすればアントマンでお馴染みのポール・ラッドの役どころは言わば原作のリック・モラニスの代わりとも言える立ち位置にしたかったのだろうが、情けない男として描くにはスタイリッシュ過ぎるし見せ場と言えるほどのインパクトのあるシーンがないのでポールの無駄遣いのように思える。
また、コメディ中心だった原作とうってかわってシリアス寄りの内容にしたのに後半から大して面白くないコメディ要素を無理やりねじ込んでいるので描きたいものが散らかっている印象を受ける。
原作のニューヨークと違い舞台が田舎だったり、昼間の街中やショッピングモールに何故か人の気配がなかったり、そもそものゴーストの数が少なかったりと全体的にスケールダウンしているのも残念なポイントだが、予算の都合であれば仕方がないことかもしれない。
その辺を差し引いてもゴーストバスターズとしてちゃんとした内容になっているし原作ファンが歓喜するシーンもしっかり作ってあって30年来の続編としては理想の展開ではないだろうか。
今作は言わば現代と昔を繋ぐ立ち位置の作品なので本当の意味での新生ゴーストバスターズは次回からということになるのだろうが現代版ゴーストバスターズとして非常に満足のいく作品に感じました。
正式な続編
祖父から孫へ受け継がれる物語
フィービーはお祖父さん似
リブート版の「ゴーストバスターズ(2016)」ではなく、1989年の「ゴーストバスターズ2」に続く正統続編
オリジナルシリーズの故アイヴァン・ライトマン監督の実子ジェイソン・ライトマン監督が引き継ぎ監督、ジェイソンさんは主に名作「ジュノ」等に見られる人間ドラマを撮る人なので、本作もオリジナルのスラップスティックなノリではなく、しっかりドラマパートを作り込んである印象、更にアクションもサスペンスフルな描写もかなりシリアス路線でいろんな意味で過去作とは違うゴーストバスターズになっていて見応えがありました
本作で一番の注目はフィービーを演じるマッケンナ・グレイスさん、表情やふとした振る舞いがすごく可愛らしい12歳の少女で、まさか彼女がメインでストーリーが展開されるとは想像しませんでしたが、フィービーはオリジナルシリーズのハロルド・レイミスさん演じるイゴン・スペングラー博士の孫
後半クライマックスに向かっていく中でキャリー・クーンさん演じる母親(=イゴン博士の娘)に“私は科学者”と毅然とした態度で伝えるくだりをはじめ、ここぞという時は芯の強い少女に様変わりし、ゴースト捕獲光線銃「ピコプロトンパック」をぶっ放す勇敢なゴーストバスターとなる魅力的なキャラクターを見事に演じています
その他、フィービーのお兄ちゃんやクラスメートなどのティーンズが頑張ってゴースト達に立ち向かう冒険色の強いストーリーラインは、かの名作「グーニーズ」を想起させ、その辺のリアル世代としては懐かしいテイストでもあり楽しめました
ゴーストバスターズといえばニューヨークですが、本作はオクラホマ州の広大な平原が広がる田舎町が舞台、ゴースト達jypを捕獲するためゴーストバスターズの愛車ECTO-1で街中を疾走、車外に跳ね出された銃座の様になった後部座席にフィービーが座って光線銃をぶっ放しまくるエキサイティングなアクションシーンもあり、観ていてワクワクしました
本作のメインキャラクターとなるフィービーはじめスペングラー家に加え「アントマン」としてお馴染みのポール・ラッドさん演じる高校教師やフィービーのクラスメートが一致団結しバスターズとしてゴースト達と闘う流れが楽しかったし、クライマックスでのフィービー達の危機にビル・マーレイさん、ダン・エイクロイドさん、アーニー・ハドソンさんのバスターズ・オリジナルメンバーが助けに来るくだりは最高
そして更にハリウッドの最先端技術で蘇ったイゴン博士こと故ハロルド・レイミスさん、完璧なCGでの復活は素晴らしく、すごい技術だなと思うし嬉しかったけど、全くセリフがない無口なのは違和感ありすぎました、あんな不自然になるぐらいならやらなきゃいいのにとおもってしまいました
マシュマロマン😆
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