イップ・マン外伝 マスターZのレビュー・感想・評価
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番外編も最高に面白かった
「イップ・マン 継承」でイップ・マン相手に激闘を繰り広げたチョン・ティンチを主人公にした、「イップ・マン」シリーズの番外編と言うかスピンオフ、「イップ・マン」は、今年最終版が上映されると言う話も聞いていたので見に来ました。
お話の内容やアクションなど、この手の映画の王道的なお話の作りではありますが、お話のテンポもよく、大変に楽しめる内容でありました。
特に、この手の映画の見せ場は、アクションシーンやそのれに関わるアイデアなのですが、町の女ボスと主人公のお酒の勧めと、返し方のシーンは、大変に見事なアイデアで見ていてなんか感心した。
アクションシーンは明らかにやり過ぎて、ワイヤーなどで吊るされているな的なカラクリが分かってしまう程荒い撮影でしたが、ま、楽しめたので十分だったかな・・・・
私としては、本作品は本作品で、シリーズ化してもいいのかなと思っています。
主演のマックス・チャンもカッコイイし、最近プロレス以外でも大活躍のデイヴ・バウティスタ、あのアクションシーンは本物のなかのか、ミシェル・ヨーは凄いね。
リウ・イエンも綺麗で良かった。
次の「イップ・マン」も大変に楽しみ!
本作品、私的には大変に面白く見れました。
ネタバレ大&珍しく長文
「イップ・マン3」が素晴らし過ぎたので、星4.5でも良かったのだがさすがに差を付けない訳にはいかず。
"アクション映画ではドラマ部分こそが大事なんだ"
なんて事を言う演出家を何処かで見た事あるでしょう。
しかし臆面もなくこういう事を言う監督の映画にかぎってアクションもドラマもつまらなかったりする。
が、やはりアクションの巨匠と言われる人が監督するとそんな心配は全くの杞憂だ。
たしかに王道であり悪く云えばステレオタイプのヒーローであり悪役だが、スカッとアクションを愉しむのであればそれがベストだと思う。
語弊が有るといけないが決してこの作品の脚本が雑な訳ではない。それどころか敗北を知った男のヒーロー再誕物語としてとてもよく錬られた脚本だ。まさか序盤のオルゴールがクライマックスの複線になっているとは。(「白粥と揚げパンが食べたい」には泣きそうでしたよ)
こういうお話しだと主人公がアクションするのをクライマックスまで溜めたりする作品も有るが、ウーピン監督は「それじゃツマランでしょ」とばかりに頭から最後迄これでもかとアクションを観せてくれます。
なのにアクションを無理矢理繋げた感は無く、主人公が闘うべくして闘っている様子が実に良い塩梅で配分されています。この辺もやはり脚本が旨いと云えるポイントですね。
マックス·チャンは「SPL2」、「イップ・マン3」と凄まじいアクションを披露して来て、本作で本格主演デビューとの事だがそれが正に代表作と言える出来栄え。
これ迄にも香港映画では素晴らしいアクションを魅せる俳優が何人も出て来ているし、ニコラス·ツェーやショーン·ユー、エディ·ポンと云った素晴らしい身体能力を持った俳優がいるが、彼等は飽くまでも運動神経を持った"俳優"であり、"アクションスター"と云う訳ではない。(なので次回作はアクション抜きのサスペンスドラマなんて事が普通にあってちょっとガッカリ。出来は別として)
しかしマックス·チャンは正に次世代の本格派アクションスター。「SPL2」ではウー·ジンとトニー·ジャーを同時に相手にして、二人掛かりでも敵わないなんて役を"説得力を"持って演じられる俳優が他にいるだろうか?
アクションを愛する自分としては次作が楽しみで仕方ない。
ミッシェル·ヨーは久々にアクションを披露したと思うが相変わらずのキレと美しさ。グラスの押し付け合いのシーンはクンフー映画らしい見せ場だったが、彼女だからこそ優美さを持った粋なシーンになったと思う。弟の腕ぶった斬って筋を通すシーンも痺れました。
シー·イェンネン(シン·ユーじゃなかった?)は正にアクションの先輩として余裕を持って演じていたように見えました。バウティスタ戦も実に格好良かった。
この方も本格派。本物の少林寺の出家層!
やはり次作が楽しみです。
今作で実は一番の驚きだったのがデイブ·バウティスタの演技の上手さ。前半のジェントルな演技と後半のラスボス然とした演技。お見事でした。「G·o·t·G」シリーズしか知らなかったので、アクションシーンよりも演技力に眼が行ってしまった。失礼ながらWWE時代の事は全く知らないのだが、きっといいレスラーだったんだろうなぁ。
この方の他の映画も観てみたいですね。
そしてユエン·ウーピン監督。ジャッキー様と同じく常々「アクションはやり尽くした」と仰るがそれでも毎回素晴らしいアクションシーンを観せてくれてる。
ジャッキー·チェンを世に送り出し、ドニー·イェンを育て、今作のマックス·チャンを育てた。
この方がいなければ「マトリックス」も無かったかも知れない訳で、只のアクション監督と云うより最早映画界の偉人ですね。
今作で「イップ・マン4完結編」のハードルを自ら上げた様に思えるが、きっとそんなもんどこ吹く風でまた素晴らしいアクションを観せてくれる事でしょう。
きっと自分がジジイになっても香港映画界には"本格派アクションスター"が生まれ続ける事だろう。
クンフー映画万歳!
予定通り。しかし期待以上の娯楽作‼️
贅を極めた功夫版『ラ・ラ・ランド』
詠春拳の正統を巡ってイップ・マンに敗れたチョン・ティンチは道場をたたんで雑貨屋を営んでいた。息子フォンとの慎ましやかな生活もつかの間、裏社会を仕切る長楽グループのボンボン、キットに追われていたナナとジュリアを助けたことからキットに逆恨みされ雑貨屋を焼き払われてしまう・・・からの漢汁が丼から滴り落ちる功夫アクション。
『イップ・マン 継承』の続きですが、イップ・マンは回想シーンでチラッと出るだけのスピンオフ。シリーズの名前を冠してはいますが、『~外伝』とはすなわち『~じゃないよ』の意味。巨匠中の巨匠、『酔拳』のユエン・ウーピンが満を辞して監督として登板。ある意味説教臭いとも言えるシリーズからキャラだけ借りて好き勝手やらせて頂きました的な爽快感が冒頭から全開で、タイが誇るムエタイアクションの巨星トニー・ジャーをいきなり投入。ムエタイ対詠春拳という前菜でサーロインステーキを出すかのような贅沢なツカミで鼻腔がスーッとします。
正直ストーリー的にはもうどうでもいいやつですが、もうとにかく見せ場、見せ場、見せ場。ウーピン師父の趣味が炸裂したバラエティに富んだ格闘シーンはどれもハイテンション。しかもこれは意外にも程があるんですが、本作は濃厚に『ラ・ラ・ランド』の影響下にあり。ネオン街の看板の鮮やかな色彩の中で繰り広げられる死闘はもはや武闘会じゃなくて舞踏会。それがどんどん色褪せていく様はデイミアン・チャゼルもその手があったか!と片腹痛くなるレベル。『クレイジー・リッチ!』では餃子を作って麻雀を打つだけだったミシェル・ヨーが暴れまくり、わざわざハリウッドから駆けつけたデイヴ・バウティスタが意外にも深みのある渋い演技を披露したりして、これで1800円は安いやろ!?と泣きながら呟きました。
後からじわじわ染みる
マックスチャンを主役に据えた外伝続編
単純に音がでかいだけでも劇場で観て良かった。
意外にクラシックな香港アクション映画な作り。粗いワイヤーアクション処理とか早回しとか。時代設定と相まってそれが味に感じた。
ロケットおっぱいファッションも時代を感じて良し。
ビール大瓶ラッパ飲み
ネオン
バティスタボムはさすがにやらなかった。
イップ・マン2作目に通じる英国dis
姉御のアクションが魅せる
衣紋掛けだったオープニングからのエンディングでの親子木人椿がイイだけに、もう一個の息子おまけ余計
姉御強いな!
トニー・ジャーの使い方が贅沢というか、トニー・ジャーじゃなくてもよ...
カンフー映画全盛期が懐かしい
あぶらコテコテ全部盛りラーメン
カンフー映画の王道
『IP MAN3:イップマン 継承』で、正当な詠春拳の使い手の座を賭けて戦い、葉問=イップ・マン(ドニー・イェン)に負けた男、マスターZことチョン・ティンチ(マックス・チャン)のその後を描いた話。
武術を捨てて、息子との平和な暮らしを選んだティンチが、マフィアに絡まれて様々な被害に会う。
自分のことでは耐えていたが、世話になった友人のために、マフィアと戦うことを決意する。
マフィアの若い衆相手には基本技だけで戦い続け、ある時爆発する詠春拳の技!
ブルースリーや、初期のジャッキー・チェンの映画、イップマンの1作目などのような、カンフー映画のお手本のような展開。
教科書にして王道。
だが、それがいい。
なにより、主演マックス・チャンその人の姿が最高!
惚れ惚れとし、血沸き肉踊りました。
また、大御所ユエン・ウーピン監督が、お約束脚本をここまでかっこよく撮ったことに感動しました。
古臭くない。ただただかっこいい。
スピンオフの傑作
帰りはエア木人椿必至w
お前を倒しに来た(ドヤ顔)!
7歩
マックスチャン祭り
往年の功夫映画を思わせる展開
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