2008年に起こったGS内コンビニ強盗事件で瀕死の重傷を負ったダビッド。親友で数学者のジョンは独自に調べるうちに、過去にも同じ場所で事件があったことを知る。しかも店内には5人いて、53歳、42歳、32歳、21歳、10歳という共通項も発見する。さらに過去にあった事件を調べると、1913年、1955年、1976年にも同じく銃撃事件があったのだ。
重傷のダビッドは危篤状態。恋人にプロポーズしようと指輪まで用意していたのに・・・と、犯人を突き止めるつもりが、統計上で次の2018年には10歳の子供が死ぬことまで予想できた。なんとかして10歳の少年の命だけでも助けなくては!と、未来にメッセージを送ることを考えるようになるが、彼は統合失調症患者でもあり、誰も耳を傾けてくれない。
ストーリーはこの2008年と2018年を交互に描き、後者では4月12日に誕生日を迎えるニコ少年がイジメに遭っていることなどが描かれていた。ジョンはGS内のミラーを何度も見つめると、そこには10年後のニコが映っていて・・・といった展開だ。
呪われた場所として、事件を知る者は多くないが、この犯罪の統計だけで未来を予測するのはどうかと思う。まぁ、必ず5人で年齢も一緒。だけど犯人と被害者の年齢はマチマチ。確率的には天文学的な分母になるんだろうけど、ちょっと芋虫の妄想を見てしまったりして、どこか非現実的でした。面白かったけど・・・