キングスマン ファースト・エージェントのレビュー・感想・評価
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今回は、キングスマン誕生にまつわるエピソードなわけだが、これまでの...
今回は、キングスマン誕生にまつわるエピソードなわけだが、これまでの作品の方が良かった。
なんか面白い。実際は4点でなく3.8点です。
キングスマンは何か観てしまう作品で好きです。
ですが、「この作品は何で面白く思うんだろう」と考えながら鑑賞してました。
このジャンルはコメディ?シリアス?スパイアクション?とかずっと思って観てて、
途中でこれは「ジャッキー映画」というジャンルに近いのではと思い、
自分自身、何か納得をしてしました。
アクションでコメディ的なとこがあり、復讐劇でありみたいな。
とてもスタイリッシュな欧風ジャッキー映画という感じでしょうか。
だから私は何か面白がって観てしまうのだろうと思ってしまいました。
第一次世界大戦の頃の欧米人の考え方が垣間見えた
歴史好きな私にとっては、史実と絡めた展開で面白かったです。
親父の言うこと聞かないで戦争に行って現実に直面して後悔するなんざ、場面は違っても、今の若いもんにも当てはまりそうですね。
怪僧ラスプーチンとの闘いは音楽とともに楽しかったです。
エンドロール流れ始めると変える人がいるけど、もったいないですね。今回も「なるほど!こいつが来たか!!」と思わせる人物が現れるのでちゃんと館内が明るくなるまで座っていましょう。
うまく歴史を絡めて、外れなしの面白さ
今回は秘密結社結成への説得力を持たせるためか、歴史上の人物をふんだんに採用。ラスプーチン、マタ・ハリ、レーニンなど実在の人物を絡めてうまく料理した。
米大統領の小物感も楽しく。彼が幾度となくスコッチを持ってきてくれ、というのはステイツマンを示唆しているのは言わずもがな。
しかし世界を混乱に陥れ「うまみ」をかすめとる秘密結社の存在はあながち完全な虚構とはいえない。陰謀論を唱えると陰謀論者と揶揄されることが多いが、原爆投下の決定にチャーチルが関わっていたことや、ペンタゴン・ペーパーズが明るみにしたベトナム戦争の米軍の自作自演など、のちのち明るみになる陰(かげ)の謀(はかりごと)は枚挙にいとまがない。
「政治では戦争は解決しない」、それも真理。
また、英国による植民地政策などに対して過去の贖罪のような台詞が度々あるのが印象的。それで旧植民地に生きる映画ファンのガス抜きをしたいというわけではないだろうが、キングスマン設立への動機付けとしてはよい。
第一次世界大戦を「いとこの戦争」とはよくいったもので、当時のイギリス国王、ドイツ皇帝、ロシア皇帝はいとこ同士。
歴史を遡れば、ローマ時代にハリアドヌス帝がイギリスに壁ハドリアヌスウォールを築き、その後ゲルマン人が神聖ローマ帝国を率いるようになり、壁の南に入植したときから、イギリスとドイツに対しては、似たようなルーツを持つ同士で覇権争いを何世紀続けてるんだ?と半ば呆れにも似た気持ちが湧く。それで世界を巻き込んでるんだから、ねぇ。
紳士の気品と愛国心と博愛精神を体現する初代キングスマン、オーランドにレイフ・ファインズ。ラスプーチンもぴちぴちの息子コンラッドより大人の魅力がいいらしい。レイフも足なめなめされながらも、老体にむち打って奮闘。「魔力は本当だった」じゃないよ(笑)。
007ではMI6の高官と大忙しの彼。英国の存亡は彼にかかっているね。
アクション面では漫画的な未来形アイテムは登場せず、地に足の着いた無骨さ。しかし音楽にのせたノリノリの格闘シーンは健在。世界に張り巡らされた情報網は召使いという、地味ながらもワクワクする情報戦を展開。この設定が意外と萌え要素。マーリンとのバディぶりもよい。
前回のランスロットのように、重要なキャラがあっさり途中退場するもったいなさも。キャラを出し惜しみしなさすぎる感も。
コンラッドが戦地に赴く場面は「1917」のセットを彷彿とさせる。ゲリラ戦の緊迫感は見事で、戦場の無慈悲さや悲哀がしっかり描かれるが…、彼のキングスマンも見たかった。
イングランドとは何かと因縁と確執のあるスコットランド人が黒幕。
「マナーが紳士を作る」。まさかこの台詞が敵から語られるとはね。
それにしても最期の山羊の意趣返しは、山羊頭の悪魔「バフォメット」をモチーフとして使われる悪魔崇拝や秘密結社への皮肉のようにも受け取れるが、それは考えすぎかな?
最後に過去編2が作られてもおかしくない大物が登場。それはそれで、オーランドの活躍を見たい気持ちもする。
おとなしめと思いきやしっかりキングスマン
なんだかしっとりした感じで始まり、あれ?これ知ってるキングスマンじゃないぞ?と思いきや。
キングスマンらしいシニカルでコミカルな作品だった。
最新の銃火器を使ったドンパチではない、それゆえに期待していたものと別種の迫力があった。
ラスプーチンとの戦いには美しさすら感じた。
次回作も楽しみにしています。
ふマジメ?マジメ?
キングスマン創立に至るまでにフォーカスを当てた作品。
残念ながらタロンくんも、コリン・ファースも出てこない!しかも今までのフィクションな題材・敵ではなく戦争というリアルをベースに話が進んで行くという、今までのキングスマンとは毛色の異なる印象を受けた。
1・2のめちゃくちゃ具合を期待していた自分としては少し今回のは物足りない。
真面目なキングスマンを作りたかったのか、キングスマン風不真面目戦争映画を作りたかったのか。
英国・ドイツ?・ロシアの関係とか、キッチナー伯爵のポスターとか、第一次大戦あたりの情報を先に知ってた方が楽しめたかもしれない。そーいうの知らなくても大丈夫なようにって工夫してくれてる優しさは伝わった。
続編出るような終わり方だったので、次ので更にめちゃくちゃが増えてることに期待したいが、歴史的な史実に実はキングスマンが関わってるんだよって話なのが見えちゃったからそれをどう面白く作るかハードル上がりそうな気がした。あと史実に主人公が関わるって点で、何かフォレストガンプっぽさを彷彿とさせた。ストーリー全然関係ないんだけどね。
しかしながら、ちょっとゾワゾワするギャグや見た目も派手派手でキャラも濃い敵集団、壮大な音楽と共に繰り広げられる破茶滅茶戦闘シーンに「あ〜やっぱキングスマンだわ」と感じる要素が満々詰まっていてとても楽しい。コサックしながら戦うシーンに如何にもな曲を流すのは絶対笑わせに来てるでしょ。
舞台が英国なんだからイギリス英語なのが当たり前なんだけど、序盤から俳優方がこのイントネーションで話してるのを聴いてるだけでキングスマンの映画観てるんだって実感した。
あとは細かいところ
・途中まで息子が主人公だと思ってた。
・ラスボスのあいつ不自然な途中退場だったから意外性がなくキャラが地味。
・崖から落ちそう!危ない!ってシーンは、アジト上陸作戦から予想できるあるある展開。そしてそんな引っ張らなくてもいいんじゃないの?ってくらいに長い。
誉れとか誇りとか
キングスマンがいかにして出来上がったか、
ルーツを知るという事の大切さを
思い知る素晴らしい作品に仕上がっています!
なんやかんやで創設時に成し得なかった
師弟愛を初期作品で大成しているところが
個人的にグッときました!
似て非なるもの。
実際の史実に則してキングスマンという組織の発足を描いた映画。
前ニ作のアップテンポでコミカルで下品なテイストはかなり抑えられている。
『キングスマン』という看板を借りた、万人受けするアクション映画となっている。
これまでのキングスマンシリーズに冷笑していた観客方には楽しめるかもしれない。
どうやって撮影?
本当はマトリックスを観ようと出かけましたが,ブックオフに寄ったため,間に合いませんでした。せっかくだから何か観てみようと思い,選んだ映画です。ということで,それほど期待していませんでしたが,いやはや面白い。テンポがいい。前2作品はまだですので,そのうち観るのが楽しみです。
感動した!
正直、こんな感動すると思っていませんでした!キングスマンを観たのは初めてでしたが、とても楽しめました。
母親目線で見てしまい息子があんな勇敢に強くたくましく育ったらと思ったら泣けました。
息子を失いたくない父親の気持ちにも共感でき、感動しました。
キングスマン【世界史編】
ぶっちゃけ私は世界史(と言うか歴史)が苦手でして(^_^;)
この時点で一般教養の方々の半分も楽しめなかったのかなーって思うくらい“キングスマン【世界史編】”でした。
もちろんマシュー・ヴォーン監督なので
「やり過ぎじゃ!でも好き♪」なアクションは健在。
だが、過去のシリーズみたいに
「傘からもアタッシュケースからも弾が出んのかよ!」
みたいなバカバカしさを期待すると…うーむ。
なんか、添加物を変な薬で0にしました的な仕上がり。
戦争のシーンも凄い分
「これはキングスマン?キングスソルジャー?」みたいな違和感も付いてきます。
世界史は知ってて当たり前感も強く
ポップコーンムービーでは無くなったエピソード0でした。
まーでも充分に楽しいんだけどね!
イギリスの諜報活動は誇り高いのょ。
って言う、軌道修正感が否めなーい。
キングスマンのどこを好きかでだいぶ評価が分かれるところですが、前2作目の感じて行くと、ちょっと戸惑う。
小物の愉しみ無し、ステッキ武術も少なく、おふざけもトリッキーも奇天烈、奇想天外、グロテスクも無いのよね。
歴史人物はちょっと雑だけど、面白かった。ラスプーチンとのシーンは好みでした。
全体的には構成も演出も良かったので、映画としては楽しめました。内容は真面目で重め、そして悲しい発足。
なんだろう。2作目の評価が悪かったのを、消し去るような軌道修正でしたが、歴史が絡めば、どんなトンデモでも面白いです。でも、これが二枚舌の所以ぽい。
これは、続きもまた観ちゃうなぁ。
メイキング・オブ・スパイ組織!不慣れ感がリアル!!
『キック・アス』『ウォンテッド』やNetflixで製作された『ジュピターズ・レガシー』『スーパー・クルックス』に加え、今後『ハック』『アメリカン・ジーザス』なども展開される予定のマーク・ミラー原作コミック「キングスマン」の映画化作品第3弾!
キレッキレでスタイリッシュなアクション・シーンが斬新な「キングスマン」前2作とは、少し異なったテイストであって、今回はアクション映画というより、政治的駆引きがメインの作品となっているだけに、前2作の娯楽アクション要素強めに魅力を感じていたファンは意見が分かれるかもしれない。
世界的なスパイ組織「キングスマン」誕生に隠された秘密を描いているメイキング・オブ・キングスマンでもある。
極力血を流さずに、平和的に解決できると信じていたオックスフォード公の葛藤。戦争に対しての息子との意見の相違が父として、当時のイギリスという国のあり方などを考えさせる、しっかり社会派な物語としても構築されている。
いくらキングスマンだからといって、はじめから上手くいかないことも多く、チームのメンバーが、それぞれ戦闘スキルや知識がそれなりにはあるものの、それだけではカバーできない相手にどう立ち向かうのか、想像を超えてくる相手の戦闘スキルにどう対処するのか。
例えば今回登場するラスプーチンの予測不能な行動は、決して常識が通用するような、マニュアル通りの案件ではなく、どうしたらいいのかと戸惑う様子も、またリアルだ。
『キングスマン』では、ハイテクなガジェットも、今回は手作り感満載のガジェッドが頼りなく、故障や失敗も多い。ところがその手際の悪い演出が初めてのミッションであり、スパイ活動そのものが不慣れという点において、全体を通して、ファンタジー要素も強い作品にも関わらず、妙なリアリティを醸し出している。
前2作とは全く違う 3本目(再込5)
前2作を観てから鑑賞。
今までにあった男心をくすぐるメカの数々や、面白いブラックジョーク、ほどよいエロなどの良さがなくなっている。
設立時のスピンオフなのでメカがないのはわかるけど他は…?
頭を空っぽにしても観られる位ストーリーは難しくないけれど、それでもめちゃくちゃ面白いのがキングスマンだと思う。ただ、今作は頭を空っぽにしてたら理解できない歴史の出来事に基づいた反戦映画。
悲劇が重なる今作を前作までのように作る難しさはわかるけど、前作を観て期待が高まって行った分残念に感じた。
スピンオフではない次作に期待。今までのキングスマンカムバック!!
ラスプーチンが良かった
いわゆるはじまりの物語。
悪くなかった。
このシリーズは細かいことはあまり考えず、画面のインパクトと漫画的なノリを楽しんで鑑賞するのが良いのだろう。
味方側のキングスマン発祥の動機はよく描けていたと思う。
敵では「怪僧ラスプーチン」の怪僧っぷりが良い。
ただ、敵組織はあれだけのそうそうたるメンバーを集めていることや、それなりの組織力を持っている割には、ボスがあまりに小物でカリスマ性がなく、説得力がない。
敵組織が何を目的としていて、なぜ構成員がボスに従っているのかよく分からない。
個人的には、レーニンやヒトラーをこの映画で出すのは評価できない。
「悪ノリがキングスマンの特徴なんだからいいじゃん」という意見もありそうだけど、ここまで娯楽にふりきってる映画だからこそ、「さすがに不謹慎じゃないの」と思ってしまったんだよな…。
何か深い考えがあって、彼らを出したのだったらまだ評価できるけど、たぶんそーゆーのじゃないと思う。
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