キングスマン ファースト・エージェントのレビュー・感想・評価
全446件中、1~20件目を表示
本格的な「戦争映画」と「キングスマン」シリーズらしい“スタイリッシュかつダイナミックなアクション”が見事に融合した新機軸なスパイ映画。
本作の時代背景は1900年初頭で、イギリスにある、どの国にも属さない中立スパイ機関「キングスマン」の誕生秘話が描かれています。
これまでの2作品とは作風が違っていて、歴史上の史実に基づき物語が進められ「実はその背後には“キングスマン”という存在があった」という設定になっているマシュー・ボーン監督の意欲作。
中でも催眠療法などを駆使していたとされる「ロシアの怪僧」の「ラスプーチン」など、“本格的な戦争映画”らしく、第一次世界大戦周辺に実在した人物が多く登場しているのが、これまでの作品とは大きく異なります。
そして、“本格的な戦争映画”を描きつつも、特に後半では「キングスマン」シリーズらしい“スタイリッシュかつダイナミックなアクション”が登場するなど、まさに「キングスマン0」というような作品になっているのです。
製作総指揮も務めたレイフ・ファインズが演じる主人公オーランド・オックスフォード公爵の揺れ動く心情と覚醒を丁寧に描いています。
そして、彼や「キングスマン」を支える“無敵の世話役ポリー”を演じたジェマ・アータートンは、影のヒロインのようで、隠れた魅力を放っています。
“本格的な戦争映画”をベースにした大胆で面白い試みの作品でした。
エンドロールの際にも映像はあるので注意しましょう。
なんだかチグハグ
キングスマンといえば軽快なノリでエンタメ性のある見ててワクワクするスパイ物ですが、今作はわりと真面目なお話
真面目なのはいいけど、うーんキングスマンに期待してるのそこじゃないよなあって思いました
そのくせ悪の組織は仮面ライダーかよってくらい悪そうなデフォルメ組織で、ふざけるなら徹底してほしいんだよね
ラスプーチンはバトルとか多少面白要素はあったけどこのシリアスな話で足ベロベロされてもひくんだよね
そして長い、次作はヒトラー?
もういいからキングスマンの新作お願いします
超国家諜報機関誕生秘話
映画館で見ようと思っていたんですが、コロナ禍の影響で断念していました。AmazonPrimeにあったので、ゴールデンウィークという事でみて見ました。
最初のうち、第一次世界大戦にまつわる“カラクリ”が描かれていましたが、「うん?これが、なんでキングスマンになるんだ?」と思いながら見ていましたが、っていうか、これがキングスマンにつながるのはわかりきっているわけですが、上手くつながっていきますね。
興味深いのが、謎の組織のメンバーにレーニンも含まれているところ。欧米諸国の価値観では、レーニンも悪の化身なのでしょうかね?
1作目、続編としての2作目。そして、前日譚の3作目と繋がってきたわけですが、この手の作品の場合、2作目の世界の後の話が4作目に来ると思うんですが、どうでしょうかね?
そんな、嘘だろ〜!
音楽に乗せたラスプーチンとのバトルが本編のポップな流れを踏襲してたぐらいで、内容はコミカルさ皆無の歴史と絡めた骨太な作りで独立した作品として面白かった!
最後にヒトラーまで登場して、ファーストエージェントの続編もありそう。
ゴールデンサークルがイマイチだったので、こっちの続編の方が楽しみかも。
コンラッドは死ぬ死ぬフラグ立ちまくりだったけど、まさかあんな形で死ぬなんてショック過ぎて、嘘だろ〜!って思ってしまった。いくらなんでも無念過ぎ、悲しみ。
入れ替わったアーチーが活躍してのキングスマン創立メンバーになるのかと思いきや、まさかの完全スルー。でも創立メンバーにしっかり加わってる(違った?)って、そこんとこどうにかして欲しかったわい。
知らんけど
『 マナーが人を作る』って最初に言ったのお前かい!
キングスマンおなじみの「manners maketh man」だが、まさか黒幕のセリフだったとは。
キングスマン前2作は、防弾仕様の傘や通信機能のあるメガネなど、同じ戦いでも小道具使いありきだったが今回は割と肉体派だった。それはそれで面白い。
てかラスプーチンがアーサーの足治したのはなんだったんだまじで、、、(´・ω・`
1作目でハリーを殺し2作目で女エージェントとハリーを殺したキングスマン。今回もコンラッドを平気で殺しやがった。。流石である。
アメリカ大統領が毎度ステイツマンをロックで飲むという描写があったのは、ゴールデンサークルで明らかになるキングスマンとステイツマンとの繋がりを仄めかしているのだろうか?アメリカ大統領を救ったのはアーサーだしね。
キングスマンを見る度にあの莫大な資金はどこから?と思っていたが国王がバッグにいたのなら納得。
教養って大事
第一次世界大戦の最中、実は裏で将来キングスマンになる初期メンバーが動いていたというお話。
つまり、さながら戦争映画かのように話が進んでいく。
ちょっと今までのシリーズと異なる雰囲気で、面食らった。
ロシアやらイギリスやらドイツらの思惑やらなんやらに、正直ついていけんかった。
これ、第一次世界大戦がどういう戦争だったのか。
どこの国同士が戦ってどう決着したのかという、基本的な流れが頭に入っていないときつい。
そう考えると、学校の歴史の授業って大切なんだなーって思う。
教養って大事。
そこで説明しよう。
「ドイツ・オーストリア」vs「イギリス・フランス・ロシア」の戦い。
ロシアが途中で撤退。
代わりに入ったアメリカの参戦が決定打となり、イギリス側の勝利となった。
ということを知っておけば内容が入ってくるだろう。
さて、序盤で言ったとおり戦争映画のようなので、キングスマンらしいアクションが少なかった気がする。それが残念。
最後の30分ぐらいで、いよいよ盛り上がって面白いのだが、その直前が少しだれた。
結構衝撃な展開が2つぐらい仕込まれているので、それはそれで面白いのだが、ちょっと2時間10分は長かった。
やや愛国映画っぽい雰囲気はあるが、イギリスの階級制度への疑問をうまく混ぜ込んでいる。
なかなかよかった。
キングスマンという組織がいかにして成立したか、という物語。
冒頭で、キングスマンのメンバーのコードネームが、アーサー王と円卓の騎士からとられているということがわかる。「円卓」なのは平等だからだという話が出る。しかし、キングスマンのオフィスではアーサーがお誕生日席に座っているのはなぜだろうか。
また、敵の名前が「羊飼い」なのは、キリストを連想するが、かかわりがあるのだろうか。
本作では、上述の「羊飼い」という人物が「闇の凶団」という組織を動かして、いとこ同士であるイギリス国王、ドイツ皇帝、ロシア皇帝を戦わせて、世界を混乱に貶めようとする。
それを阻止しようとするのが、戦争が嫌いなオーランド・オックスフォード公だ。彼は国家権力に頼らない独自の諜報組織を作り、戦争の終結のために暗躍する。
しかし、彼の息子は自ら志願して戦争に参加する。
そして…。
といったもの。
スピンオフというと、オマケ的な気がするが、非常におもしろい。
貴族でありながら階級制度を否定するスタンスがある。
こういったところは第1作にあった、イギリスの階級制度に対する疑問があらためて問われていると感じる。
また、オックスフォード公の息子の成長物語の一面もある。
製作費は不明。興行収入は189億円。これはスピンオフだからかもしれないが、本体が620億円前後の売り上げを立てていることを考えるとかなり低い。第1、2作目の製作費よりも少し高いくらいだ。
スピンオフとはいえ、マシュー・ヴォーン自ら監督しているし、レイフ・ファインズも出ているのだからもう少し売れてもいいと思う。それとも、あまり広告しなかったのだろうか。
ちなみに本作は続編の可能性を伝えるようなエンディングになっていた。
こちらは史実の裏で暗躍するキングスマン、という方向性で進んでいくのだろうか。
毒を入れるのを忘れないで
キングスマン1作目は面白った記憶はあるが内容は詳しくは覚えていない。2作目は多分観ていない。今作はキングスマンが出来るまでということで、そうそうキングスマンてこんな感じだったなぁという感想は持てなかった。しっかり復習していれば楽しめたのかも知れないが。
ただ、映像は凄かった。
戦場での6人対6人の接近戦は中々の見応え。
ジェマ・アータートンは良かった。
息子役の制服姿もよく似合っていた。
レイフ・ファインズはヒゲ姿の方が、彼っぽかった。
シリーズで味が違う一作ですが大好き
ノリとテンポの良さとアクションがとても面白かった前2作ですが、
3作目の今回は少し味が違ってます。
私は前2作も好きですが、この3作目は味が変われど
これはこれで大変好みで大好きでした。
劇場でも観ましたが、久しぶりにアマプラで観て、やっぱり楽しかったです。
1と2はイギリスっぽいブラックジョークとハチャメチャ感に
イギリス紳士スタイルでアクションをするのが唯一無二な面白さだったのですが、
その特性が少し変わるので、そこを期待した方には満足いかないかもしれません。
今作は歴史と戦争の時代を扱うので
前作までと生き死にの描写が変わったのかなと思いました。
この時代の戦争はイギリスも多くの若者を失い痛みがあったと思うので
その点は茶化さず大切に描写したのかなとも感じました。
なので前作までの、清々しいほどグロい大量の殺陣シーンは弱くなり、
一人一人の死を重きをおいて描いてる印象です。
同じ監督で、しっかりそこの点のコンセプトを変えたのは
面白いなと思いました。
ある意味、キングスマンの特徴の一つでもあったので
あのグロテスクをコメディで包んで紳士服でキレイにラッピングしたような
不思議とさっぱり見れる殺陣シーンを弱めたのは、
結構挑戦だったのではと思います。
とはいえ主役のオックスフォード公の紳士アクションは
こちらもしっかりかっこよくて見ごたえがありました。
1と2に比べて、少しリアル寄りの西洋剣術がメインですが、
正真正銘の貴族紳士が戦うという見目の楽しさがあります。
そんな中、奇抜さを担当してくれたのはラスプーチンかと思います。
あのバトルシーンはCMでも目を引きました。
そして一番以外だったのは、若者(息子)がアクション担当かと思いきや、
お父さんが一番頑張るところでした笑。
ラスプーチンとのからみでも出張っていて一々予想外で笑いました。
キャラクターもとても好きでした。ポリーとショーラ、友人のキッチナーと
正統派紳士なオックスフォード公の関係が好きです。
戦争ものな雰囲気になってしまいますが、息子のコンラッドの戦地でのシーンも好きでした。
前2作より真面目なドラマ感があり、少し別物な印象にはなりますが
主役のレイフ・ファインズがオジサマでもアクションの主演を張って
とても魅力的だったし見ごたえがあって、お気に入りの一作になりました。
思えば1も、オジサマのコリン・ファースがバッキバキのアクションを
紳士スーツで見せてくれるのに一番目を惹かれたので
そこがキングスマンの一番の見せ所なのかもしれませんね。
この初代メンバーでの続編も観たくなっちゃいます。
Xmenのファースト・ジェネレーション味を感じた
これまでの作品のファニーな雰囲気よりも戦争とシックな雰囲気がかっこよく感じた。敵もキャラが立ってるし見ていて面白い。世界戦争などを絡めつつも面白いエンタメ作品になっていた。
息子の死ぬ場面を含めこれまでよりもオールドな出来栄えで好きだった。黒人の執事もかっこよい。
泣けたし、シリーズで一番好みかな。
正直、今までの作品では、身体が真っ二つに切られたりと、グロいシーンがたまにあったりしてそういうとこは残念な感じでしたけど、今回のはそういうのは無し!
結論としては、シリーズの中で一番好き。
前作も面白かったけど、エルトンジョンとか要らないと思ってたし、、、
夫婦愛、親子愛と、目頭がウルっとするシーンがあったりしたし、何より第一次大戦を背景に歴史上の人物が絡んできてるとこが、、とても面白かった。
この映画らしく、、サーベルで戦ってる時の立ち振る舞い方は、敵味方共にダンスを踊ってるような美しさも健在!
ただ、他の方も書いてるけど、キングスマンらしいギミックな小道具が少なかったのが残念。。。
黒幕は最初からわかってしまうほど、意外性には欠けてたけど、歴史とオックスフォード家族の心情の絡ませ方、息子くんの正義感溢れる無鉄砲ぶりは、映画らしくてとても好き。
退屈することなく最後まで楽しめました。
キングスマンのはじまり
昨日一作目を楽しませてもらった
二作目とばして三作目を観た
一作目ほどの爽快さはなかったけど
リアルな感じがある
妻を失くし息子を戦争で亡くした
いつまでも悲しみを抱き続ける
戦争を終わらせたい
という想いから
自ら"ならずもの"に発ち戻って
闇の組織に立ち向かう
死んでもおかしくない状況で
生きていたり何とも…
ゾンビの様な所もあったけど
これはこれで。
…アクションの連続で目が離せない
ラストも
あの高い崖から帰れるのか
戻れるのかどうかも心配だった
ヒトラーとレーニンが出てきた所は
大いに笑えた~
最後まで期待を裏切らない作りが
…他ではなかなか
味わえないおもしろさ。
伝令1917とか思い起こすような
場面もあって反戦的な要素も
あった
オックスフォード公爵
ロンドン。高級紳士服仕立て屋
キングスマンのはじまり。
さあ、二作目も期待して…
奥様ごめんなさい
前2作といってもキングスマンのできるまでなので時間としてはこれが先になる。前のもの達は本当にコメディ満載だったがこれは笑える部分もあるにはあるがかなり真面目に展開していく。第一次世界大戦の裏側的にかいてあり、実際の人物も出てくるのでわかりやすい。オックスフォード公はかなり前作に比べてお年を召されているので息子活躍か!と思いきやなのであー大変そう、でもエグジーより凄くない?と思う身体能力だった。
面白くなくはないが
シリーズ前2作にあったキレ気味な可笑しさとかこだわりの映像とかがほとんどないのはなぜ?
スパイ的なギミックとかガジェットもあまりなく(執事メイドネットワークくらい?)、アクションにも特徴がない。
主人公親子もよくあるネタで悩みすぎ。
心地よいテンポでそれなりに楽しめるけどそれだけかな。
ファンはガッカリ
他のレビューと以下同文、キングスマンのファンであればあるほど失望します。
例えて言えば、xとYで一世を風靡した探偵小説の金字塔ドルリー・レーンがzでドツボにハマったのと相似形ですね。
ジャンルでいえばスパイアクションというより戦争スリラーです。
キングスマンのキングスマンたる長所も短所も特徴が全く殺されています。
このシリーズの良さは、スーツで決めた英国ジェントルマンのスパイがワイヤーワークを多用したキレのいい華麗で、且つハチャメチャなアクションを展開するところにありますが、アクションは控えめ、一つの独立した作品として観ればそれなりでしょうが、シリーズとしては全くの期待外れです。
英国のスパイに軍服は似合いません。
全446件中、1~20件目を表示