フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
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プライドが火花を散らす
敵は味方にいたよ
Spirit of adventure
打倒!フェラーリ!
友情と家族
敵はフェラーリではない。フォード社内に居る!
1966年のル・マン24時間レースで、フォードが1位、2位、3位を独占するまでの物語を描いた作品。
タイトルが「フォードvsフェラーリ」となっていますが、(他の人も言っていますが)レースの現場vs会社の管理職と言うのが正しい戦いの場では無いでしょうかね?あの経営層の様子を見ていると、その後、フォードが苦境に陥っていくのも理解できます。
劇中、キャロルとケンの理解者?として、リー・アイアコッカが出ていますが、彼はその後、フォードの社長になった後にヘンリー・フォード2世によって解雇されと思ったら、クライスラーで会長を務めたその人物ですね。ここで彼が出てくるとは思いませんでした。
この作品の魅力は、何と言ってもキャロルとケンでしょうね。どちらも、破天荒ともいえるような人物。こういう、いっちゃぁ何ですが、ねじが一本跳んでいる様な人間でないと、あれほどの事は成し遂げなかったのではないかと思います。
レースシーンも、中々凄い。それもそのはず、可能な限り、実際に車を走らせて撮影したという。そうじゃないと、あそこまでの迫力は出ないですよね。2時間半を超える作品ですが、あっという間でした。
迫力あるレースシーンと胸熱な人間関係
カーレースに全く興味がないのてカーレースの映画もあまり期待しないで見る癖がついている。いい映画だなと思ったのはRUSHくらいかも(これも実話ベース)。
本作の舞台はルマン24時間耐久レース。絶対王者フェラーリに勝つため雇われた人間たちの人生大逆転劇。こんな書き方をすると池井戸潤原作のTBSドラマっぽいが、基本構図はそんなもん。
日本のドラマのように敵(フェラーリ)がそこまで嫌なやつじゃないし、味方(フォード上層部)の嫌がらせや妨害も大したことない。実在する企業の名前でやってるから仕方ないだろうけど。
それでも主人公2人がぶつかり合いながら、勝利のために試行錯誤していく姿はやはり感動的。ドライバー・ケンの家族(特に妻)がとてもいい。ラストの重みが全然違ってくる。
あとはレースシーンもよかった(カーレースは全然観てないけど)。手を変え品を変えいろんなアングル、撮影方法で迫力あるレースシーンを描いてくれた。あの迫力があってこその胸熱な展開だったんだろう。
24時間永遠の3分半
クリスチャン・ベールの映画
疾走感と理不尽な試練。全てのオトナに!
大人の事情が交差してるねえ
一言。「臨場感たっぷり」
☆よかった点☆
・冒頭と後半のレース場面。いやー、劇場ならではの画面&音の迫力。
足元で思わず一緒にアクセル&ブレーキの動作をしてしまったほど。
・カーレースだけではなく、戦後を経ての成長していく経済・企業話。
「へー」って思わず感心しきり。
・ほぼ男気に満ちあふれているところも、わかりやすい。
家族の話もいいアクセントだし。
・カーレースの世界や事情(フェラーリーはアメリカだと思っていた私)を知らなくても、まあわかる内容。
というか、これで「ピットってこういう事してるのね」と理解できました。
△ちょっとなー、な場面△
・レースの外での、買収云々の話が経済音痴な私には、ちょっと理解が付いていけず。
若干眠気が来ました。
約160分と尺が長いわりには、あっというまでした。
迫力のスピード感を満喫
レース好きは見に行って!
昔のレースの事は全然分からないけど、これはかなりリアルな作りだし面白い。カーレースの迫力も満点。ストーリーも史実を元にしているので当時のレースカーの裏側はあんな感じだったのだろう。今のガチガチのレギュレーションからすると牧歌的に思える位ゆるく、高速で走る車に反してなんとも大雑把で豪快な感じは時代性でしょうか。古き良き時代?のレース。
エンツォフェラーリもよく似ている。今でもあるけど汚いチームオーダーとか如何にもな感じで、上級副社長なんてその場にいたらぶん殴りたくなる位良い演技だった。それにしても解せないのはケン・マイルズの描写。映画の描写だけ見るとストイックなレース好き車好きなだけであの程度でレース下ろされる程の変人には見えない。そこまでフォードに嫌われる理由がよく分からない。現実にはもっと困ったドライバーやメカニックなんていくらでもいるのに。演出が弱いのかフォードがかなり官僚的で偏屈(これはよく表現できていた)だからか。いずれにしろ映画的に少し説得力が弱かった。
なかなかの迫力でした!
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