フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
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これを観て今のフォード社はどう思うのか?
レースの音と映像は最高。内容は史実なので、完全にスカッとはいかない。ドライビング中のクリスチャンベールのかっこいいこと!しかし、フォード上層部の嫌な奴らぶりが強い印象を残す。副社長は極悪、アイアコッカも味方とは言えない。フォード社長もレースをちゃんと観てない。敵役であるフェラーリ社長の方がレースにかける情熱がある。リアルストーリだから悲しい気持ち、悔しい気持ちが強い。それだけケンマイルズとシェルビーに感情移入できた映画でした。
ミッションをかき回す快感。
車を走らせると云うことは、ギアを一段上げてアクセルを吹かし、エンジンの回転数を上げて次のギアに繋げる…オートマでは得られない、運転する快感があると思うのです。
この映画、オートマ限定運転免許以降の世代には、理解出来ない部分があるのではないか?と危惧しております。
反対にミッションを運転出来る人は、もう自分がドライバーになったような、ギア・チェンジするコン・コンという音が滅茶苦茶気持ちいいでしょう。古い名車もたくさん出てくるし、車好きには堪りません‼
マイルズの嫁さん・モリー役のカトリーナ・バルフが兎に角可愛いし、なんと鬼嫁でもある。マイルズの浮気を疑って車をぶっ飛ばすシーンが最高‼ピーター役のノア・ジュプも巧い。どんな将来になるのか楽しみです。
夜に赤く光るブレーキホイール
もう一つのVs物語
タイトルはフォードVSフェラーリだが、対立【VS】はもう一つの軸があり、経済力に物言わせる巨大企業フォードVsそのフォードに技術を買われたワースク+ドライバーの確執。夢を追いつつ結局、大企業の広報戦略に従わざるを得なかった男の友情物語。常にウィットの富んだ会話はアメリカ的だが、いわゆるアメリカンドリーとは一味違う風合いをまとっている。レースの爆音や、緊張感は車好きにはたまらないだろう。ただ、ベイル演じる優秀だが偏屈なドライバーが、家庭ではあまりにも良い夫、良い父であるのに矛盾を感じつつ、最後は事故で死なせないと映画が終わらせられないのかとも思った。楽しめた映画だが、こころに深い印象を刻むという部分は薄かったので3.5。
プラス600円でIMAXレーザー選択して満足
音の迫力(小石が跳ねる音まで鮮明に聞こえる)もさることながら、女優やメイクさんが悲鳴を上げそうなくらい肌の質感毛穴まではっきり見える。かといって硬質な感じもないし最高。画面がでか過ぎて真ん中らへんでのピントが合わせにくい、最後尾の席を確保すれば良かった。
シェルビーやフェラーリの高感度は上がっても、フォードやマクラーレンのイメージが上がる事は絶対無い。フォードの凋落が映画化を実現させたってことか。
ル・マン24時間
デイトナ・コンチネンタル2000km
SCCA
ケンマイルズ
完璧なラップ
7000rpmの世界
ブレーキは大事
GT40
劇中ではようわからんかったが1966年のレースみたい。
モリー役の女優のスタイル抜群、顔は小さいし首も足も長いし目を惹く。
息子役の子はみたことある。
サントラが良かった!
期待はずれ、というか期待が高すぎたか
グランプリも栄光のル・マンもラッシュも大好き。F1は小学生のころからリアルタイムでジェームス・ハントやニキ・ラウダ観てたし、マックイーンの映画も大好き。
でも、今回はダメダメでした。カーレースのシーンは、おそらく、現代の方が技術的に優れている今作がベストだと思うけど、盛り上がらんかった、俺の中では。うーん、何故だ?やっぱりストーリーの運び方の問題かなあ。
GT40マークⅡ
モータースポーツの資料には、1966年 ルマン24時間レースの優勝はフォードGT40 MKⅡ マクラーレン/エイモンとある。
この映画はその裏にある、壮大な「お話」である。
もちろん、史実とは多少異なる。
フォードによるGT40の開発は64年の話であり、フォード社がシェルビー社に開発を委託したのが65年。
なので、66年にフォードが優勝するまでには2回の挫折を経ている事になる。
フォード・アドバンスド・ビークルズ社製のGT40が、劇中いきなり登場したのには、見ている人は戸惑ったのではないだろうか。
また、64年のルマン4位(GTクラスは優勝)がシェルビーである事から、フォードがシェルビーを雇った流れも、汲んでいただきたい。
フォードは、64年にフェラーリだけでなく、シェルビーにも負けたのだった。
映画のもう一人の主人公は、66年に、実際にフィニッシュラインをトップで通過した、ケン・マイルズである。
60年代のレースでは、多くの実績を残し、アストンマーチンからシェルビーのチーフ・テストドライバーになったのは63年だったので「貧乏生活も喧嘩も全部作り話」という事でご理解いただきたい。
加えて65年には参戦(リタイヤ)しているので、そこはちょっと美化しすぎという感じだ。
それを含めても、とても良い映画だった。
モータースポーツ映画数あれど、最高ランクの作品ではないだろうか。
何より映像が良い。
今のレース観戦に慣れた人には、あり得ない危険性だ。
炎で煙るコースを抜け、飛散した車体を避け、遅いレギュレーションのクルマをオーバーテイクしつつ、理想のラインを追い求める。
「コーション出せよ、運営何やってんだよ」
ってなります。
ペースカーも、イエローもないレース、そういうドキドキ感が、後半止まりません。
最後に、欧州のモータースポーツが、死と背中合わせである事、それが美学で、憧れであると言う事。
昔の都知事が「マン島TTを東京の島で」と言った。
あり得ない事だ。
あんなカジュアルに人が死ぬレースを、日本で開催出来る訳がない。
公道レースは死亡事故を強く触発するものであり、且つ今もそれが愛される理由なのだ。
モナコだけでなく、セパンもニュルも、そしてルマンも公道部分をわざわざ含む。
しかも、ルマンはストレートだ。
映画も実際も、多くのレーサーがルマンで散った。
ケン・マイルズその人も、ルマン戦後の8月17日、テスト走行中に事故死する。
また葬式落ち映画を見てしまったわけだが、観るものを含めて、レース好きは死を身近に感じ、なぜかそれに惹かれるのだ。
その本質を捉えているからこそ、もう一度、この映画がとても良かったと言っておきたい。
新宿東宝IMAXで鑑賞 音と映像がこのレベルではないと堪能できない...
マイルズ×シェルビー
見ようによっては恋愛コメディ映画!(褒めてます)
フォードvsフェラーリ、鑑賞してきました。
車の知識がまったくないので、楽しめるかどうか少し不安でしたが、
問題なく楽しむことができました。
レースシーンは、皆さん大絶賛されている通り圧巻の出来で、
これをCGを使わずに本当に実物を使ってやっていると思うと驚きです。
映像の素晴らしさに関しては、他でいろいろ語られると思うので、
私が良かったと思う見どころを少し語ると…
見る前は、マッド・デイモンとクリスチャン・ベイルの熱い友情の話かと思っていたのですが、
いざ、映画を見てみると、
実は熱い友情というより、なんと「恋愛コメディ映画」でした!(語弊がアリ)
プレイボーイで女性の扱いに長けている王子様「シェルビー」が
パパがお金持ちのわがままお嬢様「フォード社長」と、
天真爛漫で天然系女子の「マイルズ」という二人の性格の違う女の子に惹かれ、
シェルビーが持ち前の恋愛テクニックを駆使して、どう二人を口説き落としていくかを中心にお話が展開されていきます。
デートの約束を二人としてしまい、仕方なくマイルズとの約束をブッチして顔面ビンタされてからの修羅場があったかと思えば、
お嬢様育ちで外の世界を知らないフォード社長をドライブデートに誘って「こんな世界があったなんて♥」と心を鷲掴みにしたり、
お嬢様ばかりに気を使いすぎて、ご機嫌斜めのマイルズに「女性は、プレゼントとサプライズが大事」とばかりに
物で心を惹きつける恋愛マスターのシェルビー。
「私、アクション系がダメなんです」「車にはあんまり興味ないんです」っていう人でも
マッド・デイモン扮するシェルビーの恋愛テクニックを見ているだけでも凄く楽しめる映画です。
あと、個人的に一番好きだったのは「フォード社長」です。
上で恋愛コメディ映画だと少し茶化した言い方をしましたが、主演二人に見劣りしないくらい
めちゃくちゃカッコイイ役になってます。
今までの映画だと、主人公の物語上の乗り越えるべき障害として社長が設定されていると、
障害としての機能しか与えられない事が非常に多かったのですが、
今作のフォード社長は、個人の考えや葛藤がちゃんと描かれて、
最初は堅物のただ激怒するだけの社長なのかなと思って見ていたら、
時には泣いたり、2世としての葛藤が描かれていたり、非常に人間的なキャラクターとして魅力的に描かれていました。
中盤のとある逆境からの決断は、個人的に心が震えました。
主人公であるシェルビーがいろんな決断を迫られて、そこが映画的には見せ場になっているので、
忘れられガチですが、それと同じくらい企業のトップとしての葛藤や二世としての葛藤、
企業イメージからの脱却に奮闘する様など、フォード社長の「カッコよさ」が光る映画だと個人的には思いました。
不朽の名作確定だろう
大迫力のレースシーン!フェラーリの影は薄い
車は全く分からないけれど
フェラーリとは違い
さすがアメリカの企業 大量生産 大量消費で儲けた金でフェラーリを買収しようとしたり勝つためには手段を選ばない悪いイメージのフォード、 鑑賞前の予想とは違った内容で描かれていた 事実を元にした作品だろうが あのフォード副社長は本当にあんな感じだったんだろうなと思う、映画にああいう役回りは大事でビジネスに徹しながら嫌いなヤツには最後まで蹴落そうと画策する悪知恵は作品にピリッとした要素を盛り込んでくれる
レースのシーンは見ていてスピード感も凄く迫力のある映像で予想以上だった 、周回遅れで2位なのに割と簡単に追いついてしまうのも映画の良いところ
隣のピットからイタリア製(笑)のストップウオッチを頂戴したりナットを転がしたり お茶目な場面もあり 飽きさせない息抜きの要素も見終わった後の印象に何故か残っている
高級車フェラーリと技術屋ホンダが似ていると思ったのは自分だけかもな。
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