「轟音の中の静寂、喧騒の中の駆け引き」フォードvsフェラーリ 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
轟音の中の静寂、喧騒の中の駆け引き
あ、カメラがNikonだ。
とか、
リー・アイアコッカさん、この頃からもう頭角を表してたんだ。
(後に社長にまで登り詰めた辣腕経営者……フォード中興の祖として有名、日本でも自叙伝らしき本が書店の売れ筋コーナーに平積みになっていたように記憶しています)
とか、
飛行場の整備工場を自動車用にレンタル?
なんてバカなことを時々考えながら観てました。
矛盾するようですが、集中力が切れたということではなくて、むしろ早い段階でマット・デーモンとクリスチャン・ベールの作り出す世界にどっぷり浸かり、彼らが運転中に達する一種の〝悟りの境地〟…轟音と加速度(重力)の先に待つ静寂な世界とでもいうような感覚になってたからだと思います。
ナットひとつも気になるほどに感覚が研ぎ澄まされたというか(すみません、少しオーバーに言ってます)。
ちゃんとストーリーを追っているのに、本筋とは関係なさそうなものまでなぜか印象に残った、そんな感じです。
主人公たちの目線でみたら、高速道路に落ちてる危険な落下物(積荷だけでなく、トラックのバンパーとかタイヤのホイールなどもたまに落ちていて、ホント怖いです)くらい邪魔な副社長でしたが、社長にとってはとても有能な人だったのですね、きっと。
こんにちはー
フォードの面々、
あのお顔と堂々たる出で立ち。彼らはあのままローマ帝国の国情ものに出演していてもぴったりかもしれませんね。
特に副社長。「アントニーとクレオパトラ」とか。
社内の派閥争い、経営者への接近・・、今も昔も変わらないということです。
琥珀さん、コメントありがとうございます!
まさか俺のレビューで『風と共に去りぬ』を思い出していただけるとは驚きですw
琥珀さんのレビューを読んでいると『空飛ぶタイヤ』を思い出しちゃいます。TVでやってた衝撃映像集にタイヤが飛んでくる映像もありましたが、やっぱり高速道路は恐ろしいです・・・
琥珀さんへ
コメントありがとうございました!
F-1 は、余り知らなかったりしますが、ル・マンやラリーは大好き分野なのでw シェルビーとマイルズがル・マンに辿り着くまでの経歴と、ピーターのその後については書かずにおられませんでした!
帰ってから思いついたので、忘れないために追記。
フォードのアイアコッカ、GEのジャック・ウェルチに代表される米国大企業の事業再編(リストラクチャリング)はシェルビーの助言がキッカケとなって始まったのかも⁈