「待望の鑑賞」ハウス・ジャック・ビルト 映画鑑賞1000作さんの映画レビュー(感想・評価)
待望の鑑賞
問題作が多い、しかもマジ上映禁止的なのを平気で撮るトリアー監督の新作。アンチクライスト含め彼の作品を私的に嫌いじゃない故に、本作を公開前から観たかったが、近場での上映予定が無く諦めていた。が、少し遅れて近場の上映してる事にたまたま気がついて、慌てて飛び込んだ。で、やられた....良い意味で。やっぱこの監督は狂ってる、良い意味で。
噂通り、ある意味想像以上のエゲツないグロさだった。いやいやそこまでやるのかと。モラルも常識もぶっ飛ぶ、観る者を選ぶかなり覚悟がいる映画としておこう。R18どころか、精神的病いを抱えてる方とか、ディズニーしか見ないような人は鑑賞を止めるべきだろう。
シリアルキラーの真実、心理状態って実際こういうもんなんだろうなぁと妙に納得。それほどまでに細かく丁寧に描いてた。時折差し込まれる色んなドキュメンタル映像やイメージ映像、芸術作品が、その出し方がエグいし巧い。撮影方法は多様だし、セットや小道具にも凝ってる。いやあ、この映画にやられた。胸糞映画と名作映画、その境を行く本作に、私的にはグッと来た絶賛作品だった。(パンフレットも買っちまったしw)
評価5にしても良いかとも思ったが、私自身が色々疑われそう故に4.5にしときますw
マットディロンのデビューの頃(アウトサイダー等)が懐かしい。彼はあの頃から眼つきが気持ち悪かったが、今作はまさにハマり役。もうシリアルキラーにしか見えないw
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