「映像化でさらにしっかりと世界に刻まれる」プライベート・ウォー カメさんの映画レビュー(感想・評価)
映像化でさらにしっかりと世界に刻まれる
個人評価:4.5
強烈なジャーナリズムの魂を収めた作品。
ロザムンド・パイクの芯に迫る演技が、この作品をさらに本物にしている。見た目はもちろん、喋り方、声までもメリー・コルヴィンにそっくりだ。まるで憑依したかの様に。
インターネットで世界は繋がっても、戦争は自分には関係の無い外側の世界。その壁を取り払う為の命を賭けたジャーナリズムに心打つ。数字だけの報道ではなく、1人の物語をしっかりと伝える。
メリー・コルビンの半生が映画化され、さらにこの悲劇が忘れ去られる事なく、しっかりと世界に刻まれる。
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