「否定されるつらさ」ある少年の告白 ともちんさんの映画レビュー(感想・評価)
否定されるつらさ
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息子にゲイだと告白された両親が、どうしたらいいか
わからず彼をゲイを治すという施設に入れる
そこでゲイを治すと言う名目で
ひどい仕打ちを受けていく
これは実話というのだから驚く
ゲイの人がこの作品を観たらどんなにつらい思いをするかなと
思った
好きを治すことは出来るのか?
極端な話 異性が好きな人をそれはいけないと
同性を好きになるように治すと言われて同性を好きになれるか?
施設に入ってるある青年が
「ふりをして過ごすんだ」と話しているのを聞いて
施設の行っている行為がいかに愚かなこととわかる
クライマックスでは息子を守ろうとする母親ニコールキッドマンに
同じ母親として 心の中で拍手した
このシーンは感動した
息子がゲイであることを受け止めきれず
しかし彼を愛していると言う複雑な思いを吐露する父親を演じるラッセル・クロウに 私は泣いてしまった
施設に入る前に家族でもっと話すべきだったと思う
しかし彼が入ったことで実態を世間に公表できたのだ
人間は何度も愚かなことを繰り返す生き物だ
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