劇場公開日 2019年4月19日

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ある少年の告白のレビュー・感想・評価

全87件中、1~20件目を表示

4.0Smart Indie with Stars

2021年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

With the linear, comic book TV entertainment-style logic of modern movies, one might think the intellectual promise of humanity has been a facade since the dawn of evolution. Enter Joel Edgerton, who though may not across the board be praised as one of the finest auteurs of our era, certainly knows how to empathetically unpack a controversial subject more astutely than any of his contemporaries.

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Dan Knighton

4.0最も同性愛に厳しい人間は誰か

2019年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

同性愛矯正施設に入れられた少年と、家族の葛藤を描いた作品。父が保守的な田舎町の牧師という立場で、信仰心と社会的立場から息子の同性愛を認めることのできないことへのいらだち、夫に逆らうことはできないが、息子を愛する母親、そして、同性愛になってしまったことを両親に対して申し訳なくおもってしまう息子。三者三様の葛藤が痛ましい。
欧米のホモフォビアは宗教心からくるゆえに苛烈を極める。「イミテーションゲーム」で描かれたアラン・チューリングも、晩年同性愛矯正のために薬漬けにされてしまった。アメリカでは未だにこういう施設が禁止されていないそうだが、宗教心からくるゆえに改善するのが極めて困難な問題なのだろう。
ホモフォビアを過剰に持ち出すのは、時に同じ同性愛者であることがある。これは、様々な問題に言えることだ。時に女性に最もきびしく当たるのが女性自身であるように。自分は耐えた、だから耐えずにいる奴が許せない。人間はあまりにも複雑で、弱い生き物だなと思い知らされる。

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杉本穂高

3.5重くやり切れない実話、ではあるが

2019年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

「ザ・ギフト」を観て、ジョエル・エドガートンすごい、監督と脚本の才能もあるんだ!と感心したので、今作も当然期待していた。実話に基づく社会派の内容ということで、新たなジャンルに挑戦したのは買うが、映画としての面白さは残念ながら監督デビュー作にとどかなかった。今も米国各地に残る同性愛者の矯正施設を告発する姿勢は支持するし、牧師の息子という親子関係が問題を一層複雑にしていることも興味深い点ではあるが、優等生的な意見表明や啓発の域にとどまっている気がする。

ニコール・キッドマンが演じる母親がラスト近くで行動を起こす展開で救われた気持ちになった。オーストラリア出身のエドガートンがオセアニア人脈で主要キャストを配役したか。ラッセル・クロウはNZ出身だし、キッドマンはハワイ生まれの豪州育ち。怖い施設職員を演じたレッチリのフリーも豪州出身。ただしルーカス・ヘッジズは米国人だが。

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高森 郁哉

2.0うーん

2024年3月20日
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鑑賞方法:VOD

なんというか、子供の成長というより
親の成長や幼さを描いた作品だったように思う。
ある意味、主人公は父だと思った。

理解したい、いや、理解できない。
それすら、自分を正当化するような、予防線を張るようなもので、本当は理解する気がないのかもしれないなと思った
世間一般に異端とされるものを恐れるがあまり、本当に大切だったはずのものを見失ってしまう恐ろしさを感じた。
いや、あの父親は、息子そのものではなく、品性方向で正常な息子を愛し、求めていたのかもしれない。

この作品の大人たちは、誰もが責任から逃れようとしているように感じた。
母は最初から味方できなかったことを悔いているが、結局は父の決めたことだから自分は関与していないと逃れようとしている。
父も言わずもがな、少年の告白について大して聞きもせず矯正施設に送ることを決めたはずの過去を葬り、そのアドバイスをした牧師や友人に責任を擦り付けた。
これは大人の弱さを描いていると言っても過言では無い。

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どドンとす

3.0窓から手を出したらあかん

2023年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

いや、それは本題ではないのだが・・・。

アメリカや西欧は日本に比べて同性愛に寛容なイメージを持つ人も多いかもしれないが、一方でキリスト教と文化が密接に結びついていて、宗教に熱心な家庭な多く、その多くは保守的である。
家族を悲しませているという本人の罪悪感をあおり、矯正施設でやってもいないことを「告白」させられる。逃げ出せる人ばかりではないだろう。

多様性を尊重する、と言えば簡単に聞こえるが、たとえリベラルを気取っていても実際に子供が同性愛者と知って動揺しない親は少ないだろう。親は、自分たちのように結婚して子供をもうけて欲しいと、出来れば良い大学へ行って年収の高い職業について欲しい、など思いやりという形の身勝手な期待をかける。我が子が一生結婚しない、子供ももうけない、孫を抱くこともない、と言うことをすんなり受け入れられる親は少ない。実際のところ異性愛者であっても誰もが結婚できるわけでも、子供を授かるわけでもないのだが。

近年、同性でも結婚できる国もあることにはあるが誰もがそういう国に生まれられるわけではない。
この映画は事実に基づいているが、どんなに同性愛に対する制度が整っていたところで最後は家族と向き合うしかないのだと考えさせられる。そして現実に安易なハッピーエンドは来ないのだ。

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Jax

4.0ルーカスヘッジ

2021年6月4日
iPhoneアプリから投稿

あるきっかけで同棲が好きだと気づく少年の実話。神父の父からは悪魔がいると少年を矯正施設に追いやる。ルーカスの淡々とした演技が涙を誘う。
ニコールの前半から後半にかけての子供を思う母の演技に真実を見る。また神父役のラッセルクロウも、出演者皆に拍手。
神は誰にもいる。誰も見捨てない。

丁寧に作られた映画で競演者も豪華。

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ken

3.0自分が嫌悪することを受け入れなさい、てのは、嫌悪することが間違った...

2021年4月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

自分が嫌悪することを受け入れなさい、てのは、嫌悪することが間違ったことだからだとしても、シンドイよね。お父さん、がんばったね。

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まるぼに

3.5受け入れる、受け入れられることの難しさ

2021年4月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

4.0タイトルなし

2021年3月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

一人の少年の告白によって明るみになり
アメリカを驚愕させた“ある事件”……。
一部の教会が神の名のもとに人間性を
強制的に変えようとする人権を無視した
“プログラム”を行っていたという事実
ガラルド·コンリー の実話を
ルーカス·ヘッジズ 主演で
ジョエル·エドガートン が映画化
.
社会の光と闇
誰にでも多少の偏見があったり
無意識にでも誰かを傷つけたり
自分をも認められなくなる場合もある
様々なマイノリティを認めるには
自分と違った立場や価値観を持つ人の
声を聞き耳を傾けることから
作品を通してそう語りかけている
.
.
原作者 ガラルド·コンリーは
現在夫とNYに住み
LGBTQコミュニティのために執筆と活動を通じ闘っている
実際のサイクスは2008年施設を去り
現在テキサスで夫と暮らしている
映画の完成時36州が未成年の矯正施設を認可
LGBTQの米黒人70万人が
矯正施設の影響を受けている
──────エンドロールより
.
『フリをしろ』辛い言葉でした

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lily

3.0宗教って、、、

2021年3月21日
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 アメリカは同性愛には理解があると思っていた。違った様だ💦同性愛矯正施設というものがあることを知らなかった。映画の様な事が、施設内で本当に行われていたのなら恐ろしいことだ。
 子孫を残す為には男と女の組み合わせが自然な事だろうけど、普通ってなんだろう?人の気持ちは色々で、男同士だって女同士だって、人それぞれでいいではないか?自分の信じる宗教がそれを許さないのなら、信仰を変えてもいいのでは?神様は赦してくださるのでは?と、お寺でご先祖のお墓に手を合わせ、観光に行けば神社で御朱印を集め、クリスマスにはケーキを食べる、特に宗教を意識していない私には語る資格はありませんね😣
 エンドロールで実在の親子の映像が映って、神父を演じたラッセル・クロウ、似てますね!ただ、どんどん大きくなってる気がします。グラディエーターの頃の面影があまり無いような、、、ニコール・キッドマンもそっくりではないけど似せてます。実在の人物を演じる事が多々ある様に感じるけれど、毎回似せてきてますが完全に似ないのは元が綺麗過ぎるからでしょうね🥰
グザヴィエ・ドランも今回は俳優として出演している所も見所でした。

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アンディぴっと

3.0ゲイの矯正

2021年3月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アメリカでの実話で、息子のゲイを治そう、と矯正施設に入れる。
救済プログラムなるものは当然のことながら効果はなく、次第に過激になっていく。
LGBT差別の背景には宗教的な側面があるので複雑だ。

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いやよセブン

4.0プロテスタンティズム

Kさん
2021年2月22日
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鑑賞方法:VOD

確固たる信念がある人は強い。軸があるから、ぶれないから、迷う必要がないからだと思う。信念は社会が認めるものであればあるほど強い。プロテスタンティズムはその代表例だろう。ただそこに柔軟性はない。そこから飛び出すことに対する葛藤は信念のない者には想像もつかない恐怖なのだろう。

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K

3.5ショックだ

2021年2月7日
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鑑賞方法:VOD

以前ドラァグクイーンたちが 同性愛の矯正施設に入れられて辛かった、という話をしているのを番組で観たことがあり、そんな施設があるのか…とドン引きしたことがあった。まさかその施設について描いた映画があったとは。

同性愛を病気と考える親や矯正施設のスタッフたち、その言動は不合理で衝撃的で、かなりショックを受けた。

そんな考えに対して共に戦うべき仲間?のはずの同性愛者たちも一枚岩ではない。淡い初恋の相手かと思いきや強引にレイプしてくる者、矯正できると狂信的に信じて長期治療を望む者、上手く立ち回ってサッサと卒業しようとする者など皆ひと癖あり、主人公の悩みや戸惑いを聞いてくれるような相手ではない。ゼイヴィア(グザヴィエ?)だけが唯一、自分はゲイなのか?自分の生き方は正しいのか?と自問自答してくれる主人公の心情に寄り添ってくれるけど。

今は考えが多すぎてまとまらない。

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ケロケロケロッピ

3.0神の名の下で

2020年10月5日
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宗教の重さは私たち日本人には想像してもわからないけれど
神の教えという名目で今までどれだけの差別や偏見で苦しんだ人がいたのだろうかと思う。
この問題が難しいのは差別をしている人自身が
自分の間違いを1ミリも疑っておらず
正義と善意で動いているところだ。

近頃のSNSで誹謗中傷する人にも似たような人が多い

彼らは自分の正義が相手をどれだけ傷付かせるか考えもしない。

ニコール・キッドマンがやたら派手で違和感を感じた

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猫柴

3.5キリスト教社会派ドラマ

2020年7月27日
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lanachama

5.0Boy Erasedというタイトル

2020年6月29日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

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M hobby

4.0おぞましい実態。怒りが。ドキュメンタリーのように見た。 ラスト近く...

2020年6月27日
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おぞましい実態。怒りが。ドキュメンタリーのように見た。
ラスト近くのラッセル・クロウがいい。さすが。

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えみり

3.5アメリカでは、現在でも70万人のLGBTが矯正施設に入所させられているという事実に驚いた。

2020年6月16日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

日本にも存在するのだろうか?
こういう現実があるからこそ、アメリカはLGBTの権利に関する運動が盛んなのだろう。
矯正施設の「治療」は、忖度というか、強制はせずに自分の意思であると感じさせるのが悪質だと感じた。
自分が悪だと自身で認識させる。本当に残酷。
病気の治療で暴力を振るわれることなんてあるだろうか?

繰り返し語られることが「元に戻す」ということ。
その「元」っていうのがキリスト教に由来しているから問題は根深い。
自分を「善」だと信じる者たちは譲歩のしようがないことが恐ろしい。
考えを改めてしまうということは自分の価値観を変えることだからなかなか叶わない。
ただ、自身の家族を痛めつけることが正解なことなんて存在しないだろう。

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かやは

4.0LGBTが今ほど世間一般に認知されてなかった時代には、自分と同じ境...

2020年6月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

LGBTが今ほど世間一般に認知されてなかった時代には、自分と同じ境遇の人間をスケープゴートにして身を守らなきゃいけないほど迫害されてきたのか。
わたし的には同性愛者が同性愛者を売ったり(ヘンリー)、飯の種にする(サイクス)ことが衝撃的だった。

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原っぱ

3.5他のLGBT関連の映画とはちょっと違う趣き

2020年5月14日
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JYARI