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映画「リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」 リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様
劇場公開日:2021年9月3日
解説
アニメのほかミュージカル舞台でも人気を博している「テニスの王子様」の劇場版。シリーズ初のフル3DCGアニメとして製作され、原作漫画「テニスの王子様」と「新テニスの王子様」の間の空白の3カ月に起きた、これまで明らかにされていなかったエピソードが、原作者である許斐剛の製作総指揮・プロデュースのもとで描かれる。全国大会決勝の死闘を制し、さらなる強さを求めて単身アメリカへ武者修行の旅に出た越前リョーマは、現地について早々、家族旅行でアメリカを訪れていた同級生の竜崎桜乃がギャングにからまれている場面に遭遇する。桜乃を助けるためリョーマはテニスボールを放つが、同時に放たれた車イスの謎の人物によるボールがぶつかり、その衝撃で時空が歪んでしまう。気が付くとリョーマは、かつて「サムライ」と呼ばれ、世界のトッププレイヤーを震撼させた若き越前南次郎が活躍している時代にたどり着いていた。本編の一部シーンが異なる「Decide」と「Glory」という2つのバージョンで上映され、「Decide」では青春学園中等部のテニス部部長・手塚国光と立海大附属中学校部長の幸村精市ら、「Glory」では氷帝学園中等部部長の跡部景吾と四天宝寺中学校部長の白石蔵ノ介らが登場する。
2021年製作/100分/G/日本
配給:ギャガ
スタッフ・キャスト
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テニプリはもはや宗教という友人に強く薦められ(海外在住なので本人は観ていないのだが)、何を知らずに観に行ってみた「テニスの王子様」の3DCGアニメ。映画館で予告編は観ていたので、正直、このショボいCGをなんで今?と訝しく思うだけでスルーつもりでした。ごめんなさい。
テニプリのファンの方々には今更すぎることは100も承知の上でおずおずと申し上げると、まったくテニス映画じゃなかった。原作はスポ根マンガだと思っていたが、それすらも今では怪しい。とりあえず冒頭からテニスの試合はしています。全国大会の決勝か何かだと思います。しかし、そこで繰り広げられるのは、テニスの名を借りた歌と踊りのパフォーマンスショー。とりあえず初心者としては、これがミュージカル映画であることに驚くしかない。
そして主人公がアメリカに武者修行に行くと、ストリートのチンピラに絡まれて始まるラップバトル! 主人公リョーマが難なく本場の黒人をJラップで倒すと、今度は唐突にタイムスリップ! ここまでが序盤中の序盤で、一体何を観ているのかと唖然としつつ、どのシーンもエンタメ心にあふれていて、とにかく楽しい時間でした。
聞けばマンガも、テニスボールが分裂したり敵プレイヤーが巨大化したりするらしい。これを機に、このトンチキでハイテンションな世界に身を投じてみたいと思います。
2022年4月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
20周年を迎えたテニスの王子様という大作のあらゆる意味での集大成というべき作品だと思いました。
漫画やアニメ、そしてミュージカルという様々なメディアによって、長きにわたり多くの人々を掴んできたテニプリでしか作ることのできない映画だと思いました。
私は、家族愛、恋愛、友愛、様々な形の「愛情」を力に成長していく人の強さを描いていたと思います。特に、この映画で驚いたのは、主人公リョーマの心の成長です。
リョーマは、有名な「俺は上に行くよ」という台詞が象徴的なように、小さな身体だけれど並外れたテニスの才能によって、我が道を突き進んでいく孤高の天才肌タイプのキャラクターです。ダブルスは苦手。ライバル校の人から「唯我独尊」なんて揶揄されていたこともありました。
しかし、この映画では、巻き込んでしまった桜乃を気遣ったり、父南次郎のために奔走したりと精神面で一段成長したリョーマの姿を見ることができます。
テニスの王子様の原点である、全国大会優勝を目指して切磋琢磨しあった青学メンバーたち、しのぎを削ったライバルたちとの日々が、リョーマを心身共にここまで成長させたんだと思うと、胸が熱くなりました。
やっぱり、「テニプリっていいな」と心から思わせてもらえました。
テニプリをよく知らない人にももちろん楽しめる作品だと思いますが、今までテニプリを応援して愛してきた人にこそ見て欲しい映画です。
許斐先生からの今まで応援してきてくれてありがとう、これからもテニプリをよろしくねという声が聞こえてくるような、テニプリとファンへの愛がたくさん詰まった映画だと思いました。
鑑賞しながら、テニプリと共に生まれ育ち、これまで応援してきたこの20年間を振り返らずにはいられず、涙なしには見られない作品でした。
2022年2月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
まずめちゃくちゃ楽しかった…!!
テニスは置いといても、何よりエンターテイメントとしてこの映画は完成されていると思う…。
そう、宝塚のショーに近いものを感じる。
ミュージカルなんだけど、ミュージカルとくくってしまうのは違う、そんな感じ。
テニプリっていうコンテンツのすさまじさと、抑えきれない圧倒的パワーを見た。
序盤から歌って踊るたくさんのテニス部員たち。
アメリカに渡った主人公・リョーマくんと、ヒロイン・桜乃ちゃんの出会い。
突如始まるラップバトル。
そして2人でリョーマくんの父・南次郎さんが現役時代のアメリカへタイムスリップ(なぜか早々にその状況を受け入れる2人が適応能力高すぎる)。
南次郎さん宅へ行ったところ、彼の子どもと勘違いされてマフィアに連れ去られる桜乃ちゃん。
そして登場する女ボス・朴ろ美(中の人)さん。
逃亡中の教会でのデュエット(猫の演出!!)。
なぜか時空を超えて真田幸村さんや手塚部長に繋がる公衆電話。
リョーマくんとの対戦、足でテニスする朴ろ美さん。
リョーマくんの計略により、八百長テニスは阻止されリョーマくんの念願、現役の父・南次郎さんとの対戦。
そしてなぜかまた時空を超えて召喚される青学メンバーや他校のテニス部員たち。
もうとうに追いつかない細部へのツッコミなど忘れて、ただただ楽しんで観ている自分に気づく。
振り切ったエンタメってこんなにすごい。強い。
劇場出る時はもうなんだか楽しすぎてすごすぎて頭がボーッとしていた。
どんな映画?と聞かれたら「とにかくすごいから1回観て」と語彙力喪失するやつだこれは…。
無発声応援上映で劇場で観たんだけど、周りの皆さんの統一されたペンライトさばきも見ていて楽しかった…。
2021年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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数々の邦画をネタにしてきたWebマンガ『邦キチ』でネタにされていたのを観て、何も言わずに見てほしいということで一周回って観てみたいと思って鑑賞しましたが、本当にそのままで(?)楽しめました。私が観たのは幸村と手塚が作中に登場する”Decide版”だそうです。
公開からしばらく経っているのにほぼ満席。女性率98%…恐らく友人同士などで来ているのか、始まる前も終わってからもファンの熱い会話があちこちから聴こえてきました。観賞特典のポストカードの交換などファン同士のコアな交流も。
こういう雰囲気が苦手、初見殺しだと言う声もありますが、逆に愉しむための大切な要素でもあると思います。
『テニスの王子様』『新テニスの王子様』など今や少年マンガ、スポーツマンガを飛び越え、”2.5次元の祖”と評される理由を垣間見れた気がします。
ネタとして扱われる原作シーンの数々も含めてそれぞれの学校のカラー、キャラクターの個性を長い時間をかけて深める事でこんなにも長い時間をかけて多くのファンに愛される作品になったんだなと『シアター☆テニフェスpetit!(プチ)』(原作の漫画を抜粋して動きをつけたりミュージカル化)を観て改めて感じました。
CGがPS2並みとかジャパネットたかたのOPみたいとか、超展開と突如始まる時空を超えたミュージカルとか色々ツッコミが追いつかない所もありますが、言い換えればファンサービスに特化したエンターテイメントとしては正解でしょう。
あと桜乃のポニーテール姿は新鮮で、三つ編みより可愛いですね(個人の嗜好)
胸が原作よりかなり盛られている気がしますが…CGだとあの微妙な感じは再現がまだ難しい領域なのでしょうね。