「映画ざんねんないきもの事典」ポスター&特報完成 ウチヤマユウジら参加クリエイター陣も一挙発表
2021年11月29日 19:00

シリーズ累計450万部突破の児童書シリーズを劇場アニメ化する「映画ざんねんないきもの事典」のポスタービジュアルと特報映像、3つのストーリーの監督・脚本を務めるクリエイター陣が発表された。
「ざんねんないきもの事典」は、生き物の“意外な一面”を紹介する児童書シリーズ。劇場版となる今作は、「ざんねんないきもの」が多数生息する南極、オーストラリア、日本(長野県安曇野)の3カ所を舞台に、3つのオリジナルストーリーが描かれる。
アデリーペンギンが主人公の「南極編『ペンたび』」の監督・脚本は、テレビアニメ版「ざんねんないきもの事典」の演出、「紙兎ロペ」の原作・監督など務めたウチヤマユウジが担当。コアラのリロイが主人公の「オーストラリア編『リロイのホームツリー』」の監督には、CGアーティストであり「ピングー in ザ・シティ」「おばけずかん」では監督を務めたイワタナオミが起用され、「妖怪ウォッチ」「宇宙兄弟」でシリーズ構成を務めた加藤陽一が脚本を執筆する。
さらに、ニホンノウサギのウサオが主人公の「日本編『はちあわせの森』」は、「リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」(アニメーションディレクタ ー)や「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」(協力ディレクター)に参加した由水桂が監督、大人計画所属の細川徹が脚本を手がける。このほど披露されたポスタービジュアルは、アデリーペンギン、コアラ、ノウサギが登場。特報映像は、アデリーペンギンたちがユーモアたっぷりに映画を紹介している。
なお既に発表されていた通り、アニメーション制作はテレビアニメ「ざんねんないきもの事典」や「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」のファンワークスが担当。「映画ざんねんないきもの事典」は、2022年夏に公開予定。
主要スタッフのコメントは以下の通り。
映画に携わらせていただいて、南極のいきもの達のことをたくさん知ることができてめちゃめちゃ楽しく制作しています。 ペンギン達のゆるっと頑張る姿を楽しんでいただけたら嬉しいです!お楽しみに!
「リロイのホームツリー」は、コアラの少年リロイが、仲間達と旅をする冒険物語です。登場するオーストラリアのいきもの達は、 ちょっとざんねんだけど、憎めない魅力があります。温かみのある CG で表現されたいきもの達が、オーストラリアの自然の中 で、コミカルに生き 生きと活躍します。涙あり、笑いありの楽しい作品を目指しましたので、ご家族で是非ご覧ください。リロイ と、オーストラリアのいきもの達が劇場で待ってます!
オーストラリア編『リロイのホームツリー』の脚本を担当しました。コアラのリロイくんが、かわいく楽しく、ちょっぴりざんねんない きものたちと一緒に繰り広げる大冒険。もちろんオモシロ知識も待っています。いきものたちには――僕たちにもざんねんなとこ ろはあるけれど、それってホントにざんねんなのか。イワタナオミ監督の素敵なアイディアのもと、あったかい気持ちになっていた だける一編を目指しました。ぜひご覧ください!
今作の舞台となる安曇野には、2度にわたりロケハンでお邪魔しましたが、それぞれの季節の色彩、そしていきもの達の気配 を感じ、日本の自然の美しさに改めて感動しました。
今作では、強がりなのに、ちょっぴりビビリなウサオの冒険を描くことで、身近な里山にも、こんな素敵ないきもの達が頑張って 暮らしているんだなぁ…と、感じてもらえるような作品にしたいと思っています。
小学生の娘の愛読書でもある「ざんねんないきもの事典」に関わることができて、珍しく娘に自慢できる仕事となりました。 ニホンノウサギは、ペンギンやコアラに比べると、「知ってるよ」と言いたくなるくらい身近な感じかもしれません。しかし、ウサギに も、かなりのざんねんポイントがありますので、ざんねんさでは、負けてないかと思います。
他の国にはない四季の中で、ざんねんを出来るだけ盛り込んで描いた日本編、楽しみにしてください。
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