「ビビリ卒業宣言しても良いどすか?」犬鳴村 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
ビビリ卒業宣言しても良いどすか?
って言いたいところですが。
「かあさん、怖くないよ」って、何ゆーてますのん?こえーよ。こえーから。どこ見て、何を感じれば「怖くない」になりますのかしら?あれが怖くないなら、世の中のホラー作家は全員廃業ですから!坊や、あんただけやで、怖くない言えるんわ。
と言う事で。後半戦は立ち直って楽しめましたが、前半戦ビビった。
怖いだけじゃなく、胸を締め付けるエピソードに感動チックな種明かしは、ドラマチックなホラーの文法に忠実で好感度高。日本らしい怪談的描写も良かったです。
でも。三吉彩花タンなのに、なのに、なのに!スカートターンが無いのは減点対象だすw
尚、学生時代を福岡市で過ごし、旧道閉鎖前の犬鳴きトンネルを知っている身としてはですね。犬鳴きトンネル、もっと怖いよ。音が響かないんですよ、トンネルなのに。無響室みたいに。福岡市側からの道路の怖さも異常です。曲がりくねる山岳路は、両側から木の枝が覆い被さり、視界も悪く、森の中を走っている気分。現場の実際の怖さは、あんなもんじゃ無かったって事は、お伝えしておきます。
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2/12 追記
他人から聞いた犬鳴トンネルの、ちょっと嫌な話です。1980年代の事です。
大学生の田淵(仮名)は、週3で自宅そばのコンビニで、深夜のバイトをしていました。秋も深まった非番の夜、暇を持て余しコンビニを訪れると、夕方のシフトに入っている高校生の江夏に遭遇。何をするでもなく二人で無駄話をしていたところ、近所のタクシー会社の運転手である小山もコンビニにやって来ました。平日で客も掴まらないので、早めに上がったとの事。と言っても時間は真夜中2時を回っていました。
で、三人は小山の運転する小山の自家用車で、旧犬鳴トンネルに肝試しに行こうや、って事になります。一行は推定3時過ぎに、旧犬鳴トンネルへの登り口に到着。国道から右折し、山道を登り始めます。
当時、犬鳴トンネルの「霊」の正体と言われていたものは、道路工事とトンネル工事に徴用された朝鮮人労働者ってのがありました。切り立った崖に転落した労働者はそのまま救出されることなく見殺しにされた。トンネルの発破に巻き込まれてケガをした労働者は、手当されることなくがけ下に投げ捨てられた。それが、切り立った崖を南側に見下ろす、福岡側の道路であると言われていました。
その山道を登りつつ。草木は、道路の両側からガードレールを覆い隠すように生い茂っています。木の枝は頭上を覆い尽くしており、月夜であることも分りません。
予定では、運転手の小山がトンネル入り口で車を停止。田淵と江夏の2人がトンネル内に入り、歩いて行けるところまで行ったところから、引き返して来る事になっていました。が、想像を超えた、余りの不気味さに硬直した小山は、車をトンネル前に止めることすらできず、低速で少しづつトンネル内に入ってしまいます。無言になる三人。各々が、走るクルマの窓の下に、屋根の上に、ヘッドライトが照らす闇の先に、何かの存在を感じつつ固まってしまいます。完全に無音のトンネル。壁に反響するはずのエンジン音さえ聞こえない。おそらく数百メートル進んだところで、小山はようやくブレーキを踏み車を停止。肝試しの中止を宣言し、車を切り替えし福岡側の入口へ戻り、市内に戻る帰路につきました。
福岡市内に戻り、博多駅付近の広い踏切に差し掛かった一行。小山は、踏切の向こう側に停車している対向車に気づきますが、不審に思いました。「警報機もおりていないのに何で止まっとるんや」。小山は車を発進させました。が、その瞬間。車のボンネットをかすめるほどの距離で、貨物列車が通過。慌ててブレーキを踏む小山。気づくと、車のボンネットを遮断機が叩いており、警報機の音はけたたましく鳴り響いていました。誰も、遮断機にも、警報音にも、点滅するライトにも気付いていませんでした。
で、三人は想像した訳です。トンネルの中で何の音も聞こえなかったのは、何者かが、私達三人の耳を塞いでいたからだと。その何者かは、そのまま、ここまで付いて来たのだと。その「何者か」とは、トンネルの発破の際、嫌がらせで中に取り残された朝鮮人労働者達だ。
三人は、同時に、そう思ったそうです。
イヤやなぁ、ゾクゾクする。
犬鳴トンネル、他にも、その手の都市伝説は数え切れないほどありますし、実際に行ってみると、「ここならさもありなん」な雰囲気を漂わせてました。今は知らんけど。
bloodさん、まだ卒業保留ですか😂😂確かに劇場ではなく自宅で見たホラー作品には、常にビビって一時停止してますけど(笑)
ダンウィズはまだ見ていないので、スカートの件は皆様の波にのれずにおります😅😅
ふと後部座席を振り返ると・・・って怖い話は定番ですが、仕事上、後部座席で携帯電話が鳴り始めると、違う意味で怖いです!
あぁぁ、忘れ物届けるために戻らなきゃいけないとか・・・大変です。