天気の子のレビュー・感想・評価
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誰かと語りたくなる。
まず、明らかに賛否あるであろうこの内容でこれだけ大規模に公開するという勇気に拍手でした。面白さは勿論、異常気象が多い今の時代を生きている私達が今観るべき映画だと感じました。
結構スリリングな要素もあり、和む要素もあり、アクションもあり…激しい114分でした。
そしてやっぱり新海監督の描くラブストーリー。キャラクター達の気持ちに寄り添って丁寧に描かれていて、心が揺さぶられます。
悪く言えば「都合の良い解釈」、良く言えば「ものは考えよう」。不条理に起こる不幸は、もしかしたら何かの埋め合わせのためなのかもしれない…とか、色々考えてしまいました。
上映が終わったらすぐに「私はよかったと思う」「ん~~~どうなのこれ」という声がたくさん聞こえてきて、これがこの映画の狙いか、と思ってしまいました(笑)
そして今作も新海作品ファンへのファンサービスがあります。そこも熱いポイントです。
あと、本田翼さん別に悪くなかったと私は思いましたよ。
勿論、映像と音楽は言うまでもありません!これは映画館で観てほしいなあと思います。
未来に期待出来ない若者の叫びを表した映画?
この映画はよくある全て解決したという映画ではないと思います。パンフレットの新海誠監督のプロダクションノートに書いてあるようにこの映画は帆高の「天気は狂ったままでいいんだ!」の叫びから始まってみたいです。
最後に帆高は人柱になった陽菜を連れ戻すには天気は異常気象を繰り返す事になり、世界は狂ったままで陽菜を助けるのは帆高の自己満足になってしまう。
それでも帆高は陽菜を助ける事を選択してしまい、結局天気はおかしいままになってしまう。
様々なオーソドックスな映画とは違う全て解決でハッピーエンドとは違い、
世界を狂ったままでも一緒にいたいという違った見方をするとアンハッピーエンドにも近いこの結末はものすごい現実に近いと思いました。
途中で帆高が「神様お願いします、これ以上僕達に何も足さず、僕達に何も引かないでください」と拙劣に願いを込めてますが
私達はこれ以上何も望みませんが何も奪わないでくださいという今のまま幸せを望んでいる帆高に迫ってくる試練にどうする事も出来ない苦しみが今の若者の悩みや不安を表してる様で切なくなる
今の生きにくい現代社会だからこそ伝わるこのメッセージを表したこの映画に素晴らしいの一言です。
確かに批判が来そうな内容
作品は人によって受け取り方が変わりますが、この作品から僕が読み取ったことは《大多数の人間を犠牲にしても一人を大切に想えるか》です。
人によっては《僅かな人数でも犠牲になる人間は居てはならない》とかだとも思います。
君の名は。は誰もが良かったね、と思えるハッピーエンドでした。しかし天気の子は関東全域が雨になるという全てハッピー!!なエンドではありません。その点でも違うのではないでしょうか。
何せ大ヒット作の後継作品です。前作と比べられて当たり前、批判上等のスタイルを貫いている新海監督は肝が据わってるというか思います。
結局は人それぞれなのでネタバレありですが、これを見てまだ映画を見てない人は映画を見に行きましょう。
明確にメッセージ性のある映画
社会的弱者と言われる人たち。今も日本のどこかで戦っている人たちが、もう戦い続けることに疲れたとき、そんな時にこの映画を見てほしいと思う。
日本人は、他人に対して不寛容で冷たいと言われてるけど、でもその中にも、ほんの一握りだけ、同じ痛みを分かっていて手を差し伸べてくれる人がいる。世間の冷たさを降り止まない雨に例えるなら、その雨から救出してくれる彼らは晴れ女(晴れ男)なのかもしれない。
ペラペラ感動製造サイクル
・すさまじい映像美
・キャッチーなキャラ
・テンポのよい笑い
これだけで2/5点。この辺がしっかりしている時点で一般的には高評価が多いであろうことは想像に難くない。ただ、
1:青臭い十代の恋物語
2:日本古来の伝統
3:ハイテクな映像技術
4:エモい曲
「青臭い十代の恋物語」に「日本古来の伝統」を絡ませることであたかも深い世界観を持っていると錯覚させてからの「ハイテクな映像技術」と「エモい曲」でとどめをさす。それが新海誠ワールド。更に言うならば、
主役の男女を引き離す
↓
告白
↓
なんやかんや平和になる
この流れをエモーショナルな曲を流しながら美しい絵を晒しておけば大抵は感動するように作られている。それが新海誠ワールド。
彼の作品は「君の名は。」「言の葉の庭」しか観たことないけど全部一緒。
どうしてもその感動製造サイクルが薄っぺらく感じられてしまうのは毎度のこと。
もっと宇宙のような、底知れぬディープな世界を感じさせてくれるような、勘違いさせてくれるような、あともう一歩がない。
君の名はと展開が同じ
出会って、恋して、居なくなって、また出会う。疑問に思うところが多くてもやもやしたまま終わった。
主人公とヒロインの演技はめちゃくちゃうまい!!サブキャラの存在がキャラぶれ多くて演技もあれで、なんとも言えなかった。
普通でした。
個人的にはあまり盛り上がりもびっくりするような展開もなく地味な印象。つまらない訳ではないのだけど。それと主人公の男の子にはあまり共感できなかったな、家出したり警察振り回してるばかりで。
君の名はの方が面白かったですね。
映像は凄く綺麗でした。
徳川家康とシズル感
異常気象を自然そのものととらえ、無理なことはしない。『君の名は。』のような頭を混乱させるような展開もなく、どことなく雨降りもいいなと思える作品になっていた。
とにかく雨や雨だれの描写が細かく、色んなパターンで水滴を描いているところが素晴らしかった。あ、この車はガラコ使ってるとか、コーティングしてあるとか、微妙な違いを表現していたように思う。ただ、人の汗だけは従来の漫画みたいで、雨との違いをも感じさせるのです。
ファンタジーとして、また歴史の一ページを刻んだと言える今作品。想像したありきたりの展開とは違ってるのもいい。やっぱり我々は常識にとらわれすぎていたのだろうか、よもや江戸時代以前まで想像してしまうほど自然に返るのだ。まぁ、このままだと東京オリンピックは中止なんでしょうね。
多くの犠牲者と重傷者を出した京都アニメーション制作会社の犠牲者の方とご遺族の方々、職員の皆さまにお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、一人の映画ファンとして今後も京アニ作品を見られることを願っています。頑張ってください。
背負うな少年、背負うな少女
君の名は。もそうでしたが
今作も新海誠監督から若者への
大人目線のエールを感じました。
中盤以降
無責任では?という
展開がありましたが
監督自身も批判を承知で
あえて踏み込んだのかな
と思います。
そもそもの話
世界なんか
どうせ狂ってるのだし
何も背負わなくていいんだよ
重荷を降ろして
そばにいる
好きな人のために走れ
それこそが
未来の希望に繋がっていく
だから、若者たちは
やりたいことを
思い切りやればいい。
世界の犠牲になんかなるな
そういった暖かく
熱いメッセージなのだと
受け取りました。
かつての新海作品にあったような
こじらせた人が抱える
センチメンタルな作風が好きだったので
それはもう観られないのかなぁと思うと
残念ですが
これはこれで良いものですね。
人を選ぶ新海ファンならみる価値あるかも
いつものの新海さんの作品なので、君の名はから入ったひとには受けなさそう。
星を追う子どもを君の名は風に作り直したような
感じがする。
演出の銃とかラブホとか殴られたりする必要とかが
若干気になりますが、君と僕の世界系で新海さんの現地点の集大成だとおもいます。君の名はみたいなすべてがかみ合った感じはしないが普通の良作。
興行たぶん期待できなさそう、、、
良い点
風景がきれい。
ヒロインがかわいい。
音楽がいい。
悪い点
話のつながりが微妙、君の名みたいな観たあとの
カタルシスはない。
家出とかに共感できないひとは無理かも。
やたら警察と絡むが意味あるのか?
一発屋では終わらなかった
まず、新海監督作品定番の超綺麗な作画には全編通して引き込まれますが、特にグランドエスケープのかかるシーンは神。
次に音楽、前作同様RADとの親和性が高く、何度も見返したくなるシーンが多い。
そして、ストーリー。君の名はのような爽やかな感じというより、現代社会の曇り空のような暗い雰囲気も出しつつ局地的な晴天を生み出す事ができる天気の子のように主人公たちの微笑ましいやりとりとクライマックスの盛り上がり、そして、新海監督が言ってた賛否両論別れるであろうラストなど見所満載です。
あと、本田翼の声優が不安視されてたけど、全然気にならなかった。気になったのは予告で出てたシーンぐらい。
最後に、君の名はメンバーの出演には本当に感慨深かったです。前作が好きなファンは絶対見に行った方がいいです!
きれい映画でした。
天気の子。タイトル通りの晴れ女。についてのはなしでした。
新海誠監督が心配していた最後は賛否両論あるとは思いますが私はいいと思います。
音楽も映画とあっていて落ち着いたものが多かったですが、「グランドエスケープ」のサビの部分は映画の中でもあっていて鳥肌が立ちました。
また「君の名は。」のキャラが出ていたり、リピートする人も楽しめるような仕掛けが多かったです。
自分ももう2.3回みたいなと思う作品でした。
やっぱり新海誠監督の雨の演出はとても好きです
今度は○○○を沈めました。
東京へ家出してきた16歳の青年が、天気を晴れにする少女と出会い、世界を変えちゃう物語。
前作「君の名は。」(以下略:前作)では飛騨高山の里を吹っ飛ばしましたが、今回もインパクト薄めですが、やっちゃってくれてます。
公開前「ある俳優の声が違和感」等、噂がたちましたが気になりません。それよりかは前半のキャラ台詞と口元が合っていない違和感の方が強かった。
作画は前作の方が丁寧で良く感じました。
1番気になったのは実在するスポンサー商品PRがかなりウザい。多過ぎ。
「ここまで出資するから、映画内商品PRさせてくれ!」的、これにはかなり引いてしまいました。
ストーリーとしてもやはり私的には前作よりかは規模・舞台小さめで後半まで退屈。しかし前作よりかは大人キャラの視点、思い、行動を描いており、それにより幅広い客層には受けそう。
後半は少し盛り上がりましたが、私的に前作同様のスペクタクル度を期待しちゃいましたので、少し期待はずれと言う感じです。
あと、上映時間の割にはラストをサラッと終わらせてしまった感はあります。変えた世界を男性主人公:帆高の一言で締めています。もう少し他のキャラの声も伺いたかった。
あっそうそう「君の名は。」から瀧、三葉、てっしー、さやか、四葉が友情出演してますので探して観て下さい。
(四葉は難易度高め)
例え世界が変わったとしても僕は1人の愛する女性を助ける。忖度無しに考えれる若者の行動映画。
また子供と大人の対比、天気が絡んだ映画です。
ここまで東京都を息苦しく描かなくても良かった様な気がします。(田舎者の身としては)
〜追記 2020.6.28 VODで再鑑賞〜
やはり一回鑑賞では中々まともなレビューは書けないとつくづく感じたw
劇場が爆音だったか不明だが、配信は「VANILLA❤️」がうるさくないw
「東京都(または関東)が水龍神が住み着く様な水の場所にて、様々な時代の人柱:晴女による犠牲により、天候(晴れ)が保たれてきた」様な日本神話的設定。
社会に疎外された主人公2人の選択、過去にあった圭介の話、三年後の東京。全て「運命的」である。
最後に「この映画は明るい所で観た方が面白い」
⭐️君の名は。キャラ答え合わせ⭐️
瀧くん 開始44分27秒 ネットで晴れ女がバレて最後の仕事を行う為、依頼先おばあちゃんの家に孫として出現。
三葉 開始51分33秒 アクセサリーショップ店員。帆高指輪を買う。
四葉 開始1時間17分48秒 陽菜が消え、水没した東京が久しぶりに晴れて晴天を眺める学生3人の中の1人。
てっし〜&早耶香 開始35分10秒 フリマを晴にした瞬間。観覧車内にて2人とも後ろ姿。
「君の名は」よりファンタジー色強め
周りの迷惑考えずに突っ走ることが出来るのは若さの特権、って感じ。前作の三葉もそうだったけど、新海監督はそういうのが好きなのかもしれない。
今回は前作以上に、その突っ走りかたが現実的ではないけど、映画の世界だからギリ受け入れられるところで、この辺は評価分かれそうだなと思った。
映像は相変わらず綺麗。
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