天気の子のレビュー・感想・評価
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何より挿入歌が素晴らしい
最初は君の名はのヒットにすがるような映画かと思いましたが、現代の異常気象で、ありえないとも思えるが起きてもおかしくはない。そんな状況の中を生きる主人公やヒロインたち。
もし自分の大事な人を助ける代わりにより多くの人を不幸にしてしまう状況にいるとき自分はどう行動するかを考えさせるものです。
そして、ちょうどタイミングよく 台風の影響を受ける日に見たため、大変身近に感じました。
そして最後の帆高の
「もう二度と晴れなくたっていい!」
「青空よりも、俺は陽菜がいい!」
「天気なんて、狂ったままでいいんだ!」
というセリフで社会的には叩かれるが、二人にとっての最善の選択をしたところが、
一番監督が伝えたかったところだと思います。
そして、劇中歌も素晴らしいですが、挿入のタイミングが素晴らしいと思います。
君の名はとはまた別のものだと思います。
ぜひ見てみてください。
演出は素晴らしい、神秘性、構成は物足りず
映像の美しさや、音楽とともに感情を高めていく描き方、演出は本当に素晴らしい仕上がりになっていたと感じました。
雨上がりの屋上からながめる美しき夕焼け、心躍る音楽とともに晴れゆく空、これらは「君の名は」に劣らず、臨場感あふれる新海ワールド全開だったなと思います。
けれども、構成とか、神秘的な描き方(「君の名は」と比べると)に関しては、物足りないなと思いました。
以下は、ただのヘイトというかは、次もっと改善してほしいなっていう善良なクレームだと捉えていただければと思います。
1.風俗街とか、ラブホ、ピストルを使う描写が本当に必要なのか?
現実的すぎて、生々しい。オリンピックとかもあるし、東京をあまり低俗なイメージにして欲しくなかった。陽菜が、お金のために、お店に入ろうかなって思って迷った描写も。もう少し、純朴で、透明感のあるイメージを保ってほしかった。そうであってこその、巫女的女性のイメージをぐっと出せるし、神秘的な女性などを描けるのではないかなと思いました。また、ラブホに中学生以下の子どもたちが泊まっているシーンとかは、倫理観がずれているように思う。ピストルの使用も、2度あったが、特に2度目は故意に威嚇で振りかざしている。実現したいことを阻むなら、ピストルを使ってでも良いのだろうか。
2.本当にあのラストでいいのか?
陽菜さんに会いたい、ただそれだけで、世界に対しては責任を感じず突っ走ることは、純粋な愛の行為だと言い切って良いのだろうか。「君の名は」で多くの共感を得たところは、愛ゆえに「この世界を守りたい」と思って、勇気ある行動を取って、世界の運命を変えた、というところではないだろうか。「天気の子」は真逆で、この世界の「空気」に媚びないという爽快感はあるが、悪く言えば自己中的な考え方がどうしても共感しきれない。
新海ワールドの真骨頂は、「会えそうで会えない。けれども、どんなに遠くに離れても。愛の力は必ず時空を超えて運命的に引き合う。」という構成が、観る者の心を共感させ、憧れさせ、(「君の名は」では)最後に神仕組みのようなめぐり合わせが、さらに感動を高めていく。そうしたところが本質にあるのではないかと思います。
今回も、結論だって、やりようによっては、陽菜も世界も守るという選択もできたと思います。あまりにも簡単にあっさりと結論が出てしまい、「えっこれで終わっちゃう?」という良い意味でのハラハラが足りなかったところもあり、展開が直線的すぎたかもしれません。
あと、我々にとってあまりにも現実味のあるシーンが多すぎたため、映画の世界と現実をつなぎ合わせるパイプが強すぎたことが、リアリティを追求しすぎて、神秘性を損なわせてしまったと思いました。
より素晴らしい作品が観れたのではないかという、新海誠監督への期待値の高さが、普通なら高評価のところを、低めに評価してしまった原因かもしれないですが、とりあえず以上です。
世界を変える
君の名はと比較したり
考察などで批判したり
様々な意見がでているが
シンプルに面白いと思う
登場人物の設定が薄いだとか
正直設定を濃くしても蛇足に思える
描きたい部分や伝えたい部分は
セリフだけでなく描写や音楽
で十分伝わりました!
今まで見た映画でトップレベル!
学校の友達と見に行きました。
同級生や部活の先輩方の多くが絶賛していたので期待して見に行くと、圧倒されました。
前作の「君の名は」はいわばメルヘンの世界で基本心の綺麗な人物ばかりでしたが、今回は裏の人間も出てきて、生々しさがあります。又、前作はラストが「これ以上のハッピーエンドはない!」という感じだったのに対し、今作は決してみんな幸せという訳ではありません。
この映画は映像と音楽は素晴らしいのですが、それだけでなく内容も考察のしがいがあります。
トータルで見てとてもよくできた映画だと感じました。
でも、やっぱり自分のような若者だけが共感できるようなところもあると思います。
バックボーンうすい。ラストは〇
・ラストはいいんです。愛する人と会いたい。時を共有したいから、ああいう道を選んだ。そこには十分共感できるのです。
・ただ、主人公は、島を出て家族を捨ててまで、なぜあそこまで東京にこだわるのか、バックボーンが描かれていないので、全く共感できず。『キャッチャーインザフライ』が愛読書ということで、退屈な日常を変えたいみたいな意識はわかりますし、単純に大都会東京に出たい!という気持ちはわかるのですが…
・それでいて、全くスレていないステレオタイプの童貞キャラ。
・新海監督の映画、全部見てますが、毎回同じような童貞臭満載の、純粋キャラですよね…。それはそれで、甘酸っぱくてドキドキでいいんですけど…
・なぜ代々木のあの場所だったのか…!??
・なぜ彼女が選ばれたのか??
↑上記二つの説明が全くなかったのて、これまたいまいち感情移入できず…
・ファンタジーと現実が変な混じり方しすぎと思う。これは新海作品で毎回思うことです。
・須賀さんのキャラクターはめちゃくちゃよかった。
・常識・既存意識を疑うこと。
純粋な愛を描き貫いている。これが描かれていると思うので、好きな人はめちゃくちゃ好きなんだろうと思いますが、キャラクター造形なとが薄すぎで、私は入り込めずでした!
・『君の名は』とのコラボ。必要あったのか…?!ファン向けかもしれないが、必然性が感じられず…
刺さらず、、
うーん、若い子には刺さるのかなぁ。
会社の女の子が、すごく良かったと興奮気味に話しているのを聞いて、観に行ってみましたが、微妙な感じでした。
何を感じれば良いのか、正解が分からない、よく分からないストーリーでしたが、私にとってはラスト10分で裏切られた感じがして、感想もそこに集約される感じです。
東京が沈んでいることが、なんだか悲しかった。人々が一生懸命生きている街が、簡単に破壊されていていることが。それが良しとされている結末が。。
天気の巫女は800年前には存在していて、今は膨大な歴史の中のほんの一部にすぎないから、人間の力で天気をどうにかしようとするなんておこがましいことだ、というようなことを言ったり、東京は昔は海だったから、元に戻っただけだと言ってたりしていますが、あまりにも寛容的すぎるだろうと思いました。
そうかと思えば、
主人公が、いや違う、僕らが世界を変えてしまったんだ、と断言。
東京がめちゃめちゃになるのと引き換えに、愛を選んだ、と。
天や神の力に抗うべきではないのに
抗ったために世界が壊れ、それと引き換えに主人公が愛する人を守った...ことに感動すれば良いのでしょうか?
主人公が東京で危ない目に遭いながらも、絶対に島に帰りたくないとか、人生で一番美味しい朝ごはんだったとか、大げさなこと言うもんだから、てっきり虐待されてる子供の話かと思った。
両親はとても心配したと思うよ。親の気持ちになってみて。
命が狙われているわけでもないのに、警察から逃げて、挙句ピストルぶっぱなし、とんでもないガキだと思うし、そのガキに世界を左右されても...感動なのでしょうか??
ポニョとかラピュタとか千と千尋とか色々と思い出したけど、そのどの作品のレベルにも及ばないかな。
ポニョの言い知れぬ気持ち悪さと似たものは感じました。
ただ、画は素晴らしく、美しく、美術として鑑賞するには見応えがあった。
声優陣や、音楽も、お金をかけているだけのことはあって、映画のクオリティに貢献していたと思います。
良くも悪くも若者向け
若者の甘酸っぱい青春を描いた作品であり、天気を操れるって能力は二の次。
恋は盲目とはよく言ったもので、今作の主人公も盲目になります。それはそれは警察やら大人をなぎ倒して彼女に会いに行くっていう若気の至りです。若者は見ていて気持ちいいでしょう。自分たちの欲求をぶつけて大人たちがひれ伏すのですから。しかし、大人は観ていて呆気にとられています。
ストーリーを褒めるには自分が大人になりすぎた。
ひとに薦めるには抵抗がありますね。
だが、映像はさすがと言ったところ。あまりに美しい風景に目が幸せになります。
だから私がひとに今作の話をするのであれば、
「映像美がとにかく他のアニメ映画とは一線を画してる。よりリアルに近づいているが、リアルよりもある意味美しい。そんな作品。」
と、ストーリーには触れずにオススメします。
観て損はないが、大人が観るにはちょっとキツめです。
ダラダラ長く感じた
原作未読です。新海誠の古参のファンである友人とともに鑑賞しました。その子は絶賛していたし、隣のシートの女性の方なんかは途中から号泣していたので、好きな人にはツボにくる作品なのだと思いますが私には合わなかったです。
主人公が家出した理由が曖昧、ヒナの母親が既に亡くなったのか長患いのままなのか終盤にかるまで判然としない、須賀の家庭の事情やオカルトのライターをやっている経緯が不明など、全体的に人物設定に関する情報が少なく、感情移入できる人物がいなくてモヤモヤしました。空から降ってきた魚のような水の固まりや、占い師や古寺の和尚の語る古来の伝説など、伏線かと思わせた話を回収しきれてないのも残念です。また、新海ファンでない私が言うのもなんですが、終盤で、ヒナを連れ戻せてしまう展開は「ぽくない」印象を受けました。
風景の描写がやたらとリアルで、繁華街などの細部が映るシーンが多く、ひとつひとつも長いので、無意味で冗長に感じました。
やはりダメだ
君の名に続き、自分にはハマらず。
なぜ、ここまではやるのか。
唯一、雨のリアルさは感動した。
劇場内で降り出したのかと思ったくらいだ。
肌寒さを感じた。
だけど、やはりなにがそんなにいいのかわからない。
ラッドの曲のこの感じ、新しさがまったくない。
合唱部分って、サカナのパクリ?かと思った。
また、スポンサーがつきすぎてるのか、途中途中いろいろなメーカーの商品が露骨すぎて鼻に付く。
今年一番の大ヒットらしいが、そりゃぁ、東宝が死ぬほど力入れてるし、そうなるように上映してるから当たり前だ。
もっといい作品あるはずだ。
あれこれ考えないで素直に良かった
専門家でもない一般の人達があれこれ知った風なこと書いてますが、なんの先入観も無しに純粋に観たい映画を観て良いと感じたらそれでいいんじゃないのでしょうか。
私も暇つぶしにふらりと映画館に入って、なんとなく観てみようと思ってこの作品を観て来ました。
率直に、良いと感じました。
主人公の青臭いけどヒロインの子に対する一生懸命な姿に、思わず応援したくなってしまい、心の中では「早く行け!走れ!」なんて久しぶりに思ってしまいました。
映像の光の描写や水の表現がとても美しくて、チープな言い方しか出来ないけれど、とても綺麗だなと感じました。
あと、前作の登場人物がチラホラ登場していたので、発見した時嬉しくなりました。
見るべきはCGアニメーション技術
話としては一言でいうと
東京の外で遊んでいない少年少女達向け夏休み映画のお天気ファンタジー
天気のファンタジー自体の面白さはまあまあ。
都内の随所が舞台でかなり細かく描写されるのは前作に続く監督の特徴。
東京と一部の田舎しか出てこず、田舎の子供が見て面白いと思うのかなと疑問。
またこれでもかと未成年少年の犯罪が繰り広げられる。
話としては子供向け夏休み映画。
この監督の映画はCGアニメーションと作画の技術の素晴らしさを見るために観ている感じ。
ジブリが衰退した今、CGアニメーションで水の描写や雲、水たまり、雷、もちろん街並み、これらの技術はこの監督の映画以外では見る事が出来ない。
映画館でこのCG技術を観るべき作品
音楽も素晴らしかったですね。
単につまらなかった。
大して盛り上がることも出来なかったし、感情移入することも出来なかった。無理やりハッピーエンドにした感?いやあれはハッピーエンドと言えるのだろうか。ヒロインと主人公にとってはハッピーエンドなのかもしれんが、それ以外の人達に迷惑をかけていて、バットエンドだよ。なんかなぁ、イマイチ世界観にのめり込めない。別に俺は不思議な世界観、現実味のない世界観が嫌いな訳では無い。むしろ好きなくらいだ。「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」などの世界観はすごくワクワクできた。「天気の子」の世界観はなんか中途半端な気がします。あと主人公がヒロインに恋する理由が浅いかなぁ。だから感情移入が出来なかったのだと思う。無理やり「君の名は」のキャラクター入れたのもよくわからなかった。ていうか、入れない方がいいだろ。「君の名は」と「天気の子」は全くの別世界にした方が良かった。映像と音楽は良かった。伏線や考察とかもあるのだろうけど、俺はあまり面白いとは思わなかった。
面白いとは言えないかなぁ...
今回の作品は前作の君の名はがあってプレッシャーがあったかと思いますが秒速五センチメートルや言の葉の庭程ではなかったと思います。
今回の作品はおそらく前作からの期待があると製作者側も感じていたのがすごく分かりました。理由としてはRADWIMPSとの再コラボ、前作の君の名はのキャラの参戦、キャストも声優だけでなく女優(本田翼)や俳優(小栗旬)などを使っていたから、ですが女優や俳優しか使わないと声優などを好きな方達が納得しないことも考えてちゃんと人気声優(梶裕貴など)を使っていて置きに行ってる感がすごいありました。
そういう事にも気を使って内容が少し薄くなるのは仕方ないのかと思います。
でもやっぱり絵のタッチだけは相変わらず最高でした。
そして君の名はの人たちいれてる暇あるならもう少し中身をどうにかして
内容に関してざっくり言うとSF作品ならもっとぶっ飛ばして良かったのかなぁと思います。少しSF感が弱かったためにキャラクターに感情移入しにくかったんだと思います。
帆高と陽菜の信頼関係。
私が見たスクリーンでは満席になるほどの人気ぶりでした。
主人公の帆高は、アルバイトを探すもなかなか見つからないというところからスタート。
帆高と陽菜の間に強い信頼関係を覚えた。
帆高は16歳で、仲間となる陽菜は来月で18歳となると言って、「先輩なんだから敬語で」と注意までしていたが、アルバイトをするために年齢を偽っていて、本当は15歳だった。
年齢詐称がバレたタイミングで即刻クビ。当たり前だけど。。。
あと、陽菜の存在に起因して首都圏が大洪水になり、鉄道が全滅したことから、自分の存在に罪悪感を持って消えようとしたが、帆高は「首都圏の天気より陽菜の方が大事だ」と、あの世へ飛び込んで陽菜を連れ戻しに行った。
この時、警察らの制止を皆で振り払ったので、片手に手錠をされた状態での飛び込みで、すごく感激。
夏美などの配役たちが、帆高を警察から逃げることに力を貸しており、帆高に力を貸した人たちは、陽菜がこの世に戻ってくる頃には警察に拘束されており、自分達の身をなげうってでもやろうという勇気が感じられた。
生きるのは大変だぁ
前作のキャラが出ていて興味深かったです。
ネットを駆使しても生きるのは大変だしお金は貯まらない…未成年だとなおさらですね。好きな人を大切にして一緒に過ごしたいだけだけど、どうしてもお金が必要。どこでもそうだと思うんですが東京が舞台なので余計にそう感じてしまいました。
主人公の危うさや、スレた大人、八方塞がりの環境…綺麗な作画とのギャップがありました。良いとも悪いとも思いませんが。
チャカは必要だったのかなぁって思いましたが主人公の覚悟の表現だったんでしょうか。綺麗に描かれた東京の闇を描きたかったんでしょうか。
世界を変えても好きな子と居たいっていうのはそれまでしてやられてた世界への反抗にも見えました。
でも人間は順応しているし昔に戻っただけという意見もある。やったことは結果として変わらないけど幸せならそれでオッケーですって感じです。
なんにしろ興味深いファンタジーでした
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