天気の子のレビュー・感想・評価
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何故か元気づけられた。
完成度からすると「君の名は」が上だろう。しかし、見終わて、がっかりもしないし、後悔も無い、単純に「いい映画」だった。見終わった時の感じも清々しいというか、すっきりした。作者の訴えたいことも理解できた気がする。現代の混沌とした情報過多の世界で、ネガティブな思考に支配されがちだが、決して「そうじゃないよ」という気分にさせくれる。先月、母を亡くしたばっかりの自分を勇気づけてくれた。
オメラスから歩み去る人びと問題
オメラスから歩み去る人びとの問題をある意味解決しようとする結論。ネタバレですが、延々同じ場所にいると大雨なので、砂漠など世界各地を放浪して、必ず雨降らせます 商売もできるだろうと思う。新海誠監督は、本当はもっと伝えたいこともあるのだろうけれども、悪魔メフィストフェレス=川村元気に作品が売れるかわりに作家としての魂を売っている。なので誰にでもわかりやすいように、簡単なストーリー展開となっています。
この作品は、雨と天使の梯子と年下の女子、音楽の一体感を楽しむ映画なので、映画館での鑑賞が適している作品だと思います。
『君の名は。』と合わせた一つの問いかけ
になっていると感じました。
『君の名は。』と『天気の子』は、筋書きがほぼ同じ。起:boy meets girl、
承:互いに惹かれ会う2人
展:超常的な厄災により離れ離れ、
結:無謀で勇気ある行動の結果結ばれる。
安心して見てられるし、見てて気持ちが良いですよね。今回もまた泣いてしまいました。
しかし、同じ様な作品でも過程が決定的に違います。
前回の君の名は、文句なしの大団円。厄災に気づいた主人公は周りの人を巻き込み大切な人、その周り皆をその危機から救いました。
一方の天気の子は、ヒロインを救う事を決めた事により、世界の形を決定的に変えてしまいました。あの決定で東京のどれだけの人に悲劇が訪れたか。それは昨今のニュースを見ても想像に難くありません。
今回の作品が賛否が分かれるだろうと新海先生が言っていたのは、まさにこの部分なのかと思いました。主人公の若い行動によって、2人は良いけど周りはどうなん…っていう物語。いや、全然大丈夫じゃなくない、みたいな。
こうして二つの物語を対比し、
君の名は。は二人が結ばれる過程で人も救われて素晴らしい。
天気の子は二人が身勝手な行動をした結果他の人が不幸になってて素晴らしくない。
と、そう思いますか?と問われている様に感じました。
もう大人になれよ少年、と小栗旬が言ってました。大人になる事は、自分の気持ちに折り合いをつけれる様になる事だと思います。
東京に住む名も知らない900万人と、好きになった少女。前者を正しく選べるのが大人なのでしょうね。
『自分の身勝手で周りに迷惑をかけてしまうかもしれない。それはいけない。』
『この特別な感情は一時的な物。良い人だってまた次がある』
何度かこんな言い訳を吐いた後に、正当化された自分に安心し、一人の少女を正しく死なす事が出来るんです。
特に日本は個人の為に集団を乱される事を嫌います。
母子の為に会社を休むと職場に迷惑がかかる。
いじめを学校に訴えると周囲の輪を乱す(狙われる)。
自分や本当に大切にしなきゃいけない人より、無意識に周りを大切にしてしまうんですね。
そんな風に大人になってきた自分だから、天気の子を初め見て手放しで素晴らしく思えないと感じてしまったのでしょう。
でも、少年の自分はそうは思わなかったはずで、後先考えず自分自身や自分にとって大切な人を救う無謀で勇気ある選択が出来た筈です。
何故なら、元々僕らは一人一人幸せになる事を目的としているはずなのですから。
周囲に与える影響が良くても悪くても、あくまで自分達は大切な人の為を第一に考えて行動すべき。
当然代償は軽くない。そんな時に『大丈夫』な存在になれるようにお互いに努力していこう。
当たり前な事だけど、忘れていた大事な事を学べました。
絵、音は良い、内容が
大合唱上映行ってきました。
冒頭、家出した理由がわからないけど相当辛いことがあったことはわかる...
大丈夫だよ!
水が好きなので水の描写の美しさに心がときめいてしまった。タルコフスキーの「ノスタルジア」を思い出した。水といったら自分にとっては海なので、一緒に泳ぐサカナの大群も嬉しかった。アニメ音痴で予備知識ゼロだが、途中で祖母の声は倍賞千恵子さんだと確信した。東京は昔っから埋め立てで作ってきた町なんだから元に戻るだけという彼女の言葉がキモのような気がする。だから「ひなさん、僕達は大丈夫だよ」は過去に立脚して未来に向かう言葉になることができて、いつも私達が使っている「大丈夫」と全く別物だった。
拳銃は唐突だったけれど、子どもや弱い人に優しくないどころか排除したり虐める社会なんだから、自分を守るための道具なんだと思いたい。
それにしても笑える箇所も沢山あった。この急坂はあそこ、あの線路沿いの風景お馴染み!よく行ってた映画館!「角海老」が「丸海老」になってる!「ビオレ」や「ニベア」が綴りも音も変えてるけど容器でそれとわかったり。ほだかにとって、東京は最初は恐い町だったと思うけれど、そんなことない場所も沢山あるよ。新盆の時に分かってくれたかな。
あ~、面白くて美しくて笑って泣いて見終わっても余韻に浸れて幸せだー!
繊細で美しく描かれる雨や新宿
人が選べる選択には限界がある
#天気の子
この作品を観て、往年の新海誠先生を彷彿とした系譜を感じ得た。
冒頭の始まりは先生特有の世界観、背景の説明
起承転結におけるベースとなる起・主人公、ヒロインと
それを取り巻く事情を語り始めた
今回は最近の作風と違くベースとなる場所を定めるところからだった
その中で出会う人々がキーマンとなっていく
特に冒頭に出会う男性はこの作品において重要であり且つ考察をしている皆様においても重要となっていく
承では、出会ったヒロインをとおして彼らの日常に変化を起こしていく先の未来に何が起こるかわからなくとも漠然とした前進であっても彼らは喜んで進んでいくだろう、その選択が正しいと思うのだから
転では自分達が行ってきたことが、触れてきたものが
結果として帰ってくる
自分が選んだからこそ見落としていた
まさに近くにヒントは、答えに近づき気づき得ることは多かったというのに
ここで未成年である彼らに人が敷いた法が、自然に於ける摂理が重くのしかかって
選択を強いる
結においては、彼らの答えがそのまま未来へとなる
人としての結果を自然に現れる結果を受け止めてゆく
その中で傲慢である答えは世界においては儚くも自身を取り巻く世界においては想像を絶する重しがある事を知るが同時に自身を動かす原動力であることを認識する
答えを決めるのは、動くのは自分なのだと…
昔が好きだ〜と語る自分からすれば
歪んでいても美しく、選択肢があるようで何もできない結果を映し出す先生の世界観に魅せられていた
今作においては、人は人であり
ある意味純粋であった
その上で世界を歪めおとしいれた
その結果が、昔の作品を観た時に感じた魅力に近く
個人的にはとても好み、節目で見ていきたい
浄化であり振り返りさせてくれる好みと一本となり得ました。 末筆
素敵な出逢い そして 大人になること
誰もが、大人にならなければいけない時がある。
人によって抱える問題も、環境も違うが、乗り越えなければならない。
そんな時、もし大切な人と一緒に乗り越えることが出来れば、乗り越えた先の世界がどんな世界だとしても、良い事なんだ。と感じさせてくれた作品でした。
帆高は、変わり果ててしまった東京の姿に責任を感じていたが、陽菜と再会することで、この世界を受け止め生きていくことを決意したと思います。
そんな素敵な出逢いをしてみたいものです^ ^
私も目を背けていた問題に、どんな形でも良いから行動を起こそうと思いました。
新海監督にしか出来ない表現を観に行っては?
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