「『PLAN75』の主演にサクラさんを使ったのは、あの映画の監督がこのアニメを見て『彼女を使えば、売れる』と思ったのだと確信が持てた。」天気の子 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『PLAN75』の主演にサクラさんを使ったのは、あの映画の監督がこのアニメを見て『彼女を使えば、売れる』と思ったのだと確信が持てた。
クリックして本文を読む
二回は見たくなかったが、レビューを書く為にもう一度見た。全く評価出来ない。細田守監督作品と比べられる事があるが、新海誠監督はジブリの亜種でしかない。そして、今回はサマーウォーズをリスペクトしてしまった。いや、あのサマーウォーズの入道雲をパクったと言える。もっとも、サマーウォーズだって、ファンタジーなら、ラピュタのパクリだっただろうけど。サマーウォーズは純粋にSFをしている。そこに評価出来る点がある。つまり、新海誠監督の作品は何処まで行っても、ファンタジーを脱していない。つまり、出鱈目な話を、観客が喜ぶ様に作っているに過ぎない。どちらも、予定調和だろうが、この映画は、ストーリーの流れに緊張感が全く無い。素直な子供に見せるのは良いだろうが、ライトノベルの様な稚拙な話になってしまっている。言い方を変えれば、子供だましの映画と言える。
『君の名は』も見たが、大林宣彦監督の転校生のリスペクト作品に過ぎず、使い古されたファンタジーになってしまっている。
閑話休題 雨が降って、東京が水没する。つまり、東京の治水をもう一度考え直すべきだと僕は感じた。それをこの映画が強くうったえているなら、少し評価したが、多分『地球温暖化による海面上昇』を言いたかったと思うので、気象の科学を全く無視した稚拙なファンタジーになってしまっている。だから、見る価値はないと僕は評価する。
コメントする