イエスタデイのレビュー・感想・評価
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でたらめな話だが、音楽が良いので。 ネタバレになるが、ジョン・レノ...
サマーソング
ストーンズはいるけどオアシスはいない
ダニーボイルによるビートルズをベースにしたミュージックラブストーリー。
「突然ビートルズが存在しなく、自分だけがビートルズを知っている世界に」です。
そして驚きなのが、エドシーランがまさかの本人役で登場。
演技自体はさておき、音楽を扱った作品としては説得力がすごいです。
それとやはりテンポが良いですね。
しかしながら、途中からはハリウッド的サクセスストーリー真っしぐらなのが少しキレが悪い印象。
何より一番気になるのは物語の核「ビートルズが存在しない世界」でしょう。
日本人的にはまず、かわぐちかいじ氏「僕はビートルズ」を思い出す事だと思います。
正直、同氏の「沈黙の艦隊」の件もあったので、またなのか?って感じがあるんですよね。
結果としては全く別の作品になっていましたが、そのワンアイディアがこの作品全てのキモでしょう。
なのでそこが最後まで気になってしまい入り込めない感じでした。
でも、ストーンズはいるけどオアシスはいないって視点は面白かったですね。
ありそうでなかった発想
幸せになりたくば愛する人に愛を叫べ
60分くらいで見るのやめた。
エド・シーランに勝るのはビートルズだけ
タイトルなし
エリー最高
Beatlesの作品って素晴らしいと再認識させてくれる、そんな暖かい作品。
当たり前だが本作はBeatlesありきで作られていて、本国イギリスでは当たり前というか、一般教養並に知られているBeatlesネタがガッツリ出てくるわけなので、知らないとシーンシーンの良さがわからないかもしれないし、見ていて飽きるかもしれない。
こういう映画は大抵、掴みは良くても、秘密を知っている人にバラされて主人公が追い詰められて終わるっていう流れがあるというか、容易に想像できるのだが、途中までその流れを徴収しつつもしっかりとハッピーエンドで終わったのが良かった。見ていて楽しい1時間52分だった。結構あっという間だった。あと、主人公が、地位と名声に固執しちゃったり、金の亡者になったりしないで、しっかりと彼女を愛していたこと、それとBeatlesのことを第1に考えていたことがとても好感が持てて、見ていて気持ちのいい作品だった。
エド・シーランがいい味出していた。あんまり好ましい役では無いけど、引き立て役として、本役を引き受けてくれたのが素晴らしい。ジョン・レノンのシーンは、本作ならではだし、かなり感動。そう来たかと。
ダニーボイルの作品は”トレインスポッティング”然り”スラムドッグミリオネア”然り、あんまり好きになれなかったのだが、本作はかなり良かった。最初の歯が欠けているシーンとかは、ボイルっぽいなって思えた。
俳優は知らない人だったけど、結構好み。役柄にあっていて、2枚目じゃないっていうか、Beatlesの1ファンっていう立ち位置なのが凄く良かった。
予告を見た時はBeatlesだけが無くなっている世界って感じだったけど、本編見たら、OASISとかコーラとか、はたまたハリーポッターすら無くなっている世界だったのね。ちょっと上手く騙された感じ。
素直に面白いと思えたし、何より飽きなかったし、俳優の演技、それと音楽の使い所、脚本のテンポの良さも素晴らしかったし、満点。
ビートルズの前にはエド・シーランすら雑魚
やられた。本当にいい映画だった。笑って、泣いた。
エド・シーランを除けば、日本ではそれほど有名な俳優も出ておらず、「どうせビートルズの曲を適当にフィーチャーして、お話に仕立て上げた企画ものだろう、夢オチか?」ぐらいにしか思っていなかった。もちろん曲が素晴らしいのは誰もが認めるところ。問題はその楽曲に対する向き合い方だ。
事故にあい、ビートルズ(や、コカコーラ、タバコなど)が存在しない世界に、意識を取り戻したジャックは、失ったヒゲと前歯の代わりに、スターダムを駆けあがっていく。そのせいで彼の日常はめまぐるしく変化し、どんどん孤独に追い詰められていく。この対比が面白く、ストーリーが巧みに展開するので、コメディとして見ていて楽しくて、楽曲に添えられた字幕も、ストーリーの進行に沿ってうまくハマっている。
例えばエド・シーラン(なんと本人役!)の前座としてツアーに参加し、モスクワで『BACK IN THE U.S.S.R』を歌い熱狂的にウケている様子なんか、まるでこの映画のために書き下ろされた曲のようにピッタリとハマっている。あまりのオーディエンスの熱狂ぶりに嫉妬したエドが、思わずバトルを持ち掛けるくだりは、ジャックの戸惑いと才能をうまく語っている。というより、ビートルズをトレースしているのだから誰もが認めるに決まっている。ビートルズに嫉妬する(どちらかと言えば自分の曲の及ばなさに腹を立てる)エドは、普通に考えれば不自然極まりない設定だ。それを可能にするのがビートルズの楽曲と、シンプルだが心に響くジャックの歌声。
主役のヒメーシュ・パテルは、この映画のために特訓を積んだようだが、そのライブパフォーマンスは素晴らしい。歌声を聞いただけで泣きそうになる。それに加えて元マネージャーのエリーとの切ない距離感がなんともいじらしい。ふたりとも、秘めた思いを口に出せずにいる。お互いに片思いでいるなんて、実に魅力的な設定じゃないか。
ちょっと似た設定で映画『ラ・ラ・ランド』を思い起こさせるが、あちらはお互いに演者側で、お互いに成功を収めることですれ違いが生まれ、応援してくれる大物ミュージシャンとしてジョン・レジェンドが出演しているが、もちろん架空のミュージシャンとしてのキャラクターを演じていた。なおかつ、ミュージカルシーンはストーリーから独立しており、登場人物の気持ちを代弁する言わばメタフィクションとしてのみ存在する楽曲だ。映画の中に、『ラ・ラ・ランド』などどいうヒット曲は存在しないのだ。
ところが、この映画は大物ミュージシャンとしてエド・シーランが、なんと本人役で出演しているのだ。そして楽曲は聴衆の前で演奏される、言わば状況音として使用される。映画の世界でファンに支持され、具現化されていく。そのプロセスと描き方が、まるでビートルズが世界中に浸透していくさまを、追体験させてくれるようで小気味いい。
気になるのは、本当にビートルズに触れたことのない世代。オルゴールとか、知識としてしか知らない若い人たちに、この映画がどう受け止められるのだろう?ということ。現時点の評価では、『ボヘミアン・ラプソディー』の足元にも及ばない。だが、映画としては私はこっちのほうが断然好きだ。
それからこの映画には、悪趣味とも思えるやや意地の悪い「仕掛け」がいくつか存在する。それは見てのお楽しみとしか言えないが、私はギリギリ受け入れられた。
まさかの「夢オチ」を予想している人。
自分で確かめてください。
2019.10.16
12分間の世界的な大停電の後、ビートルズの存在しなかった世界になっ...
Queenのボヘミアンっぽいけど設定が独特で面白い
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