イエスタデイのレビュー・感想・評価
全625件中、41~60件目を表示
ラストシーンには、映画「サラの鍵」の製作陣と同様の想いにも感じ…
何とも人を食ったような荒唐無稽な展開で、
真剣に観ていて良かったのか
判らないような作品だった。
しかし、主人公の秘密を知っているような
初老の男女は結末にどのような影響を
もたらすのか、
また、いずれ、ビートルズソングが尽きて
しまったらどうするんだ、等々、
ハラハラしながら観させてくれたので、
最後まで興味深く鑑賞は出来た。
我々には自ら生きている世界とは
微妙に異なるパラレルワールドがある
との説がある。
だから、主人公がビートルズの記憶を
持ったまま
彼らがいない並行世界に移る設定に
意外性は無かったし、
終盤にジョン・レノンが現れることにも
驚きはしたものの不思議さは無いのだが、
そのパラレルワールド性を手段として
自由奔放に使っている印象だった。
そんな中、主人公の野外ステージでの
真相と彼女への想いの告白という
感動のラストシーンには、
最近観た映画「サラの鍵」で感じられた
“全ての希望は真実の上にあるべき”との
製作者陣の共通した想いだったろうか。
いずれにしても、
数あるビートルズ映画の中でも、
彼らを“神格化”するという視点では、
パラレルワールドという
特異な手法を駆使して成功した作品に
感じた。
僕は非常に寝つきが悪いタイプだった。 改善したのは、ビートルズなら...
ビートルズがいない世界
オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ
着想が面白い。ダニー・ボイル監督作なのですね 🎥
主演ジャックを演じたヒメーシユ・パテルの歌が上手い。
ジャックを献身的に支える女性エリー( 中学の数学教師 )を演じたリリー・ジェームズのチャーミングな笑顔に魅せられた。
NHK-BSでの鑑賞 (字幕)
自分らしく
新しい角度でビートルズを
ビートルズが消えた世界・・・僕は売れないミュージシャン
2019年(アメリカ)監督:ダニー・ボイル
世界が12分間停電した。
その時、バスに激突して前歯を3本折った僕(ジャック)が目覚めると、
僕の世界からビートルズが消えていた。
「あなたなら、どうする?」
幸運な事に僕は売れないシンガーソングライターだった。
「イエスタデイ」を友達の前で歌ってみた。
“なに、その名曲“
みんなの顔が輝き感動と喜びに溢れている。
《ビートルズが消えた世界》
こんな発想から生まれた映画。
ビートルズをよく知らない世代に、あの熱狂を知る者として誇らしい。
“ライブで女の子たちが次々と失神したんだよ!“
“東京公演で来日したビートルズは、ハッピを着てタラップを
降りて来たんだよ“
そんな事はどうでも良くて、
ジャック(ヒメーシャ・パテル・・・インド系)は思い出せるだけの、
ビートルズの詩と曲を楽譜に起こして歌い始めます。
それを聞いたエド・シーラン(本人です)の目に止まって
彼のツアーの前座を務める事に。
売れないジャックを15年近く支えてくれる幼馴染でマネージャーの
エリー(リリー・ジェームズ)がいます。
彼女は教師。ツアーにはは付いて来ない。
ジャックのミュージシャンとしての成功は、彼の恋に水を差すのか?
ジャックはビートルズの盗作を続けてスターダムを駆け登るのか?
ジャックの故郷・サフォークのピア・ホテルの屋上の凱旋ライブは圧巻です。
広いビーチ沿いの駐車場が会場になり熱狂する若者が当時のようです。
ジャックは自分の本物の人生と借り物の人生、
どちらを選ぶのでしょうか?
そして、なんと、
(一番逢いたいあのメンバーに、逢えるんですよ!!)
ラストに大好きな「ヘイ・ジュード」がフルコーラスで聴けたのも
嬉しいプレゼントでした。
(地下室から古いプレーイヤーとビートルズのLPレコードを
(引っ張り出して聴いたのは勿論です。
(プレイヤーはちゃんと壊れてなかった・・・)
もっと面白い映画にできた気がする。
「もしある日、自分を中心に世界が回り始めたならば・・・」 そんな疑似体験を通じて、健全に努力して成果をつくることの大切さに気付ける映画です。
ある日、事故に遭い、目覚めたら、世界から「ビートルズ」の存在が消えていた。
それに気づいた主人公は、どんな選択をしていくのか?
「スター、アイドルになりたい」
「凄い人になりたい」
etc.
誰もが一度は描いたことがある夢、妄想を映画にしてみると・・・
きっとこうなるんだろうなーというストーリーです。
人の自己顕示欲の強さと、それに反比例する自己重要感の低さが、複雑に混ざり合いながら展開されていきます。
自分の選択は、健全なのか、不健全なのか。
そして、社会の役に立っているのか?
自分の存在価値、アイデンティティーとは?
夢や願望は実現したい。
でも、本当の意味で手に入れるためには、自分の努力が必要であり、それが大切なのだと改めて気付くことができる、どこかせつない、でも素敵な映画です。
補足:
意外にも、エドシーランが本人役で登場していて、ちょっと興味深いです。
中盤は凡庸な時間でした。
私が最初にギターの譜面を観ながらコピーしようとしてたのがビートルズだった。
でも、それほど詳しいわけではない。
飽くまでベスト盤で練習してた。
それは、多くの人が知ってる曲が多いからである。
ビートルズ以外にも存在してないことになってるモノについては、ビートルズと因果関係があるのかはわからいけど、よくぞこの簡単そうで難しいストーリーを描いてくれたもんです。
ただ、やっぱりところどころのギャグ的要素とかも、そんなに特筆すべきものでも無かったし、ビートルズの魅力はただ単に顔や曲や詩だけではないと思うので(例えばリフとかコーラスとか時代とか)、途中はわりと凡庸な気がしたかも。
私はわりと普段は泣かないが、映画では泣かすシーンでなくてもすぐ泣いてしまうのに、これは泣けなかった。
でも、ビートルズは素晴らしいと再確認はできた。
そういう意味ではイイ作品です。
All you need is ラブ
幼なじみ二人のロマンチックコメディ。ドラマのシーンにあわせて使われるビートルズの選曲も楽しめる。ただall you need is loveが使われたときビートルズの全世界同時中継のシーンが頭に浮かんで、あれがなかったことになるなんてというとてつもない寂しさを感じた。ビートルズの名曲の数々を闇雲なく連発してリリースするという贅沢な展開も、普通はアルバム順とか考えてほしいとか、リンゴの曲も使ってよとか思ってしまう。悪くはないが、最後まで”そうじゃない感”を感じる。この映画はビートルズを全面に出す作りになってしまってはいるが、本当は大事な人の存在に気付けるかっていうことだけ。だから余計にビートルズは不要だったかも。
面白かった
でたらめな話だが、音楽が良いので。 ネタバレになるが、ジョン・レノ...
全625件中、41~60件目を表示