「発想とキャラクターがとても良かった」イエスタデイ ツネミさんの映画レビュー(感想・評価)
発想とキャラクターがとても良かった
・12秒間、世界で謎の停電が起こってから世界からビートルズやコーク、たばこ、ハリーポッターなどが存在していない世界になってしまう発想が面白かった。主人公だけがそうかと思いきや、幾人かが同一の状態になっているのがまた面白かった。
・エド・シーランが話に大きく関わってきて驚いた。
・ラストのオブラディオブラダを生徒に歌うシーンがとても良かった。泣けた。
・ビートルズの曲で儲けようとしてジレンマを感じている中での記者会見後に現れたビートルズを知っている人たちと会った時に、怒られたりするのかと思いきや感謝しているという所がぐっと来た。
・キャラクターが全員明るくて良かった。両親などがレットイットビーを妨げまくったシーンや友人たちがずっとファンだったり。
・何となく、途中でまた12秒間の世界中で停電が起きて全員が思い出したりするのかと思ったら。消えたまま終わって驚いた。
・ウェンブリーでビートルズの曲を無料で提供した決断、スピーチしたシーンがとても良かった。何となく録音には金がかかったんだから、勝手にそれは…と少し思った。
・ビートルズの歌詞を初めて知ったものばかりで、よかった。
・リリー・ジェームズが本音を隠してマネージャーをしてたり、仕草や表情が凄く魅力的で良かった。
・世界観が若干わかりにくかった。過去から一気に変わったのか、唐突にビートルズなどが消えたか誕生すらしなかったのかが曖昧だった。後半に出てきたジョン・レノン?が生きていたという事は、過去が変わったという事なのだろうと何となく思ったけど、歌手にならなかったビートルズってどういう事なのかが少し混乱した。固く考えすぎてる気もするけど。でも、現代までジョンレノンが生きているっていう感じが少し鳥肌が立った。