「良くも悪くも、愛こそすべて」イエスタデイ ライヘンバッハ・ヒーローさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも、愛こそすべて
ビートルズやその他諸々の存在が消えた世界、というのはとても面白い設定。
ただ、何故そんなことが起きたのか?という最大の謎解きには手をつけずじまいで、ヒントらしきものもなし。
また、そんな世界で、ジョンやポール、ジョージやリンゴがどんな人生を過ごしたかを掘り下げてみれば面白そうでしたが(むしろメインテーマでも良いくらい)、それも何となく中途半端でおしまい。
そういった、ストーリー的に最高に美味しい部分をほったらかして、主人公は幼馴染への愛に気付いての、強引なハッピー(?)エンド。
そんな『愛こそすべて』で良いのかなぁ?
ビートルズの名曲は細切れに、贅沢に使われているので、家に帰ったらきちんと1曲ずつ聴きなおしたいな……とか思わされる時点で、作品としてはビートルズに飲み込まれていると思います。
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