「音楽の神様に選ばれた男の話」イエスタデイ まつこさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽の神様に選ばれた男の話
余韻が頭の先からつま先までこびりついて離れません(笑)助けて…ほんとHelp!だよ。素敵とか素晴らしいとか、全ての賛辞をこの映画に注ぎまくりたいです。この感情どうすりゃいいかわからないけどとりあえずサントラをずっと聴いているなうです。
ダニーボイル監督×ビートルズ映画ってとこでもう私得でしかないんですが…。なんかもうそういうミーハーな事言ってられないぐらい最初から最後までめちゃくちゃ良かった。いや、全部完璧過ぎました。音楽映画としても映画作品としてもレベル高いがな…。吐き気がしたぐらい感動したし胸がいっぱいになった。どのシーンを切り取っても語り尽くしたい(しかし洋画や洋楽や外国の知識が浅いので尽くせませんが…)シーンばかりでした。
涙が込み上げる瞬間も50回ぐらいあったんだけど、元祖ビートルズファンの母さんと観に行ったから、母さんの隣で私ごときのファンが感慨深さに浸っていいのかオロオロしてしまい何度も泣くのを我慢したらコンタクトにゴミが大量に入って不本意な涙(人体のピンチ的には大切な涙だけど笑)が何度も出た笑。悔しい。
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・音楽の夢を追いかける主人公ジャック
・世界全土で12秒間だけ一斉に停電が起こりその瞬間事故に合う
・気付けば地球上で「ビートルズ」の存在と知識と、そして音楽を知ってるのは自分のみ
・事故からの回復祝いで友人からプレゼントされたギター
・そのギターに相応しい音楽を弾こう、と、ビートルズの「イエスタデイ」を弾いたらビートルズを知らない友人達は感動してしまう…
→ここから始まる怒涛の、ある種のシンデレラストーリー
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「大勢の中で1人にだけビートルズの記憶が残ってた」この事が奇跡なんじゃなくて、「全世界の、この地球上の中で、ビートルズが好きで音楽活動を続けていたジャック・マリクという人間だけに「ビートルズ」の記憶が残ってる」って事が奇跡なんだね。と本編を観てるとそう感じるシーンや展開が多々ある。神様に選ばれたんだろな、音楽の神様に。
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宝物みたいな作品だった。また泣きそ笑。ヒメーシュ・パテルめっちゃ好きや。てかキャスト全員好き。