アスのレビュー・感想・評価
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☆☆☆★★★ 地下世界の反乱 自分が自分を殺しに来る よくRPGで...
☆☆☆★★★
地下世界の反乱
自分が自分を殺しに来る
よくRPGで。もう一つの世界が存在していたら?…と言った、世界観のゲームが多くある。
この作品は、そんな世界が実際に存在し。尚且つ、陽の当たらない場所にいる自分が。表社会にいる自分を《いつの日か殺したい!》と考え。ある日本当に実行しに来る…とゆうホラームービー。
とにかく気味が悪い事この上ない。
自分1人だけでなく、自分がファミリーを伴って自分自身を殺しに来るのだからヽ( ̄д ̄;)ノ
その殺しの道具として携えて来る道具が、ヒッチコックファンならばお馴染みの【アレ】
何しろ【アレ】ですから(@_@) その鋭さ・痛さを感覚的に知る人は多く。単なる拳銃と違い、観ていても怖さは倍増する。
金属○ッ○と併せて。この辺りの演出力で、観客に恐怖心を煽りグイグイと引っ張って行く。
ただ、反面作品中盤で。〝隣人〟側の人間に襲われたり。その〝隣人〟は、自分が真綿で首を絞められる如くにいたぶられるのに対して。一瞬で殺そうとしたり。また、集団で現れたり…と。この作品に於けるホラー的なルールからは果たしてどうなのか?…と、ほんのちょっとだけ疑問も感じた。
その辺りは。最後の最後に【自分】から説明がなされていて。子供時代のバ○エ経験が、突如挿入され。奇妙な映像と併せた恐怖感を醸し出してはいたが…。
それともう一つ。ラストの展開には一捻りあるのだが。
《恐怖を植え付けられた者》と《恐怖を与えた者》
その隔たりにはほんの小さな隙間しかなかったのだった。
だが…。
《与えた者》が、結果的に実は! …的だったのは反則と言うか、ちょっとおかしくない?…かなあ〜。
などとグダグダ言いつつ、とっても面白いホラームービーでした。
作品を盛り上げる、効果的な劇伴も良し。
2019年9月8日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン1
クローンとは直ぐに分かるし
予告編以上のものはなかった
圧倒的に面白い
サイコホラーのニューエイジ
古典的な要素だけではなく、実験的な部分も多分に含まれる本作。ルピタニョンゴの表側と裏側の顔はまさに別人である。
ホラー=恐怖で支配する
という構図はオールドファッションになりつつある。
もはや現代の世相を映し出す、アンダーグラウンドに生きる人間が有産階級に立ち向かうリアリティショーにも見えてくる。
ラストシーンは非常に独創的で、コンテンポラリーホラーアートとも言うべき表現方法が実に魅力的だ。
冒頭の前振り、80年代のCM、原理主義者、エレミヤ書11章11節、謎のウサギたち、手品のライター。点と点が緩やかに線になっていく様子も面白い。
どんでん返しというほどの衝撃はないものの、
あらゆる要素を上手く取り入れた秀作ではなかろうか。
ホラーという非現実なジャンルにおいて、
設定が理解できないだの辻褄が合わないだの、安っぽい正論を振りかざすオーディエンスは無視して、その世界観を純粋に楽しんでほしい。
力み過ぎ。
ホラー映画なんだけど
「ハンズ・アクロス・アメリカ」という設定がすでにコメディーやん
「ゲット・アウト」があまりにも面白かったので観る前の期待値が高くなりすぎてしまった。本人が言うように決して大作を撮る監督ではないし、ちょっとしたアイデアのどちらかといえばB級テイストコメディホラーである。そして困ったことに「コメディ」という先入観が強すぎて「怖い部分」を正しく怖がることができなくなってしまっているのだ(あくまで私は)。しかしテーマはやはり「アンチトランプアメリカ」であり、格差社会と移民差別そして何より黒人差別社会への異議申し立てが前作にも増して鮮明に、ストレートに表出されている。それはそうだろうなと。「白人社会への怨みの深さ」は映画何本作っても言い足りないだろうなと想像出来る。いけ好かない白人上流一家を「悪役のそっくりさん」という設定(映画的大義名分)を借りて、やりたい放題打ちのめすシーンがおそらくは一番撮りたかったのではなかろうか。それはタランティーノが「正義」の名の下に自身の変態性を正当化しているのに似ている。
「Under the Santa Cruz」
「旧約聖書 エレミヤ書 11章11節」と書かれた段ボールを抱えた男が過去、現代の物語の随所に出てくる。
エレミヤ書って、ユダへの裁きのメッセージだったよな?と思いつつ鑑賞。
鑑賞後、調べると11節にはかなりショッキングな主の言葉が記されているので、それをモチーフとしたと思われる。
狂信的な部分も垣間見えたので、「Under the Silver Lake」のダークパターンに突っ込んでいくかと思ったが、植木鋏、赤い服が印象的な視覚恐怖の世界に引き釣り込まれた。
訳の分からないモノに支配されていく世界感や、ワンダーランドである遊園地が舞台だったり、惨劇の舞台がサンタ・クルスだし、不穏な雰囲気が増して行くジョーダンワールドは健在。
あの、印象的なラストは解釈分かれるだろうな。
独特であり奥が深い
ごめんなさい。いまいち。
US=アメリカ
前作ゲット・アウトと比較してしまうのは仕方ないのですが、今回はいかんせん、結末は予想できてしまいます。
ある程度映画を観ている方なら、序盤で何となく想像がつくかと。
つまり、この映画はどんでん返しを楽しむ映画ではないのです。
自分と同じように見た目でありながら、明らかに人間離れした行動をし、目的は分からないのにニタニタと笑いながらハサミを持って襲ってくる。
得体の知れない理不尽な恐怖は、不穏な音楽と相まって素晴らしかったです。
相変わらず、観客の神経を逆撫でするのが上手(誉めてます)
物語が進むにつれ、監督が伝えようとする違和感の正体が分かり、それにゾッとします。
ホラーではなく、人間の本質の怖さであったことに気づきます。
アメリカという国が見て見ぬふりをしてきた部分。
映画では◯◯ですが、現実には貧困です。貧困層は、声を持たない。伝える術がなく、教育も受けられずに追いやられている。
そして、持てる者は、自分が脅かされると、途端に善人の化けの皮が剥がれ、相手を全力で叩き潰す。自分たちが加害者(=侵略者)である事実には目を伏せて。(終盤にその場面があります)
善人のように振る舞っていても、それは自分たちが常に優位だから。
それが脅かされれば、どんな手段でも使う。
それが、アメリカだと。
監督の痛烈なメッセージが込められていると感じました。
奇跡の家族
1986年サンタクルーズの遊園地で不思議な体験をしトラウマを抱えた少女が大人になり、家族4人で訪れた同地で再び恐怖に見舞われる話。
突然現れた自分達家族とそっくりな人物達によるプレッシャーはスリリングだし、ミステリアスだし、ホラーだし、そこそこ盛り上がるのだけれど、そこにはなぜ?どういうこと?という疑問がついて回る内容になっている。
正体とか状況の説明がされるとその設定はまあ良いとして、ご都合主義というか支離滅裂というか、だとしてもこの結果にならないよね?と、ストーリーの筋が通っていない感じ。
大オチも予想を超えてくる程ではないし、やはりだとしたら言ってることに矛盾があるし。
もうちょい練って設定つくるか、グチャグチャに入り乱れさせる展開だったらね。
ちなみに、前半でエレミヤ書11章11節が強調されているけど良くわからず、鑑賞後調べてみたけどやっぱりこのストーリーとの関係は良くわからず…一般的な人間社会のこと言ってるのか?
微妙でした。
2作目は残念でした。
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