「これもまたファミリーの物語」ワイルド・スピード スーパーコンボ たいちゃさんの映画レビュー(感想・評価)
これもまたファミリーの物語
作外ではいろいろきな臭い話の出てきてしまっているワイスピシリーズ。
そのスピンオフとして制作されたのが本作スーパーコンボ。
ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサムの太細マッチョW主演に、イドリス・エルバも加わってマッチョのお祭りです。
話の作り方としてはミッション:インポッシブルなんかを彷彿とさせます。もう最近のワイスピもそういった印象はあるのですが、本作ではより強化されていると感じますね。これだけアクションの出来る布陣を集めたのですから、当然質の高いものが出てきますのでそこはご安心ください。
ルーク・ホブスとデッカード・ショウの性格もあってのことですが、なかなか話のテンポがよくなるまで時間がかかります。そこが個人的には減点の理由に。車で考えると立ち上がりはいいものの低速域がイマイチでギアチェンジも一手間かかる面倒なマシン……だけど、6速入ってからは最高です。
中盤以降は見ているこっちがヒャッホーとなるようなシーンの連続。
そうだよ、ワイルドスピードはカーアクション映画だけど、ファミリー映画でもあるんだよ。ファミリー映画の意味がちょっと違うかもだけど!
終盤にはさらにギアが上げられ、これまでのファンに嬉しい演出も出てきます。
見終わった後はスッキリとした気持ちで劇場を後に出来ました。
……それだけに本編の次作にホブスとショウが出てこないなんて話になってしまっているのは惜しいものです。