新聞記者のレビュー・感想・評価
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社会に不安を感じる「今」だからこそ観るべき映画!
映画として楽しめた!
今日は初恋を観に
いつもいく映画館でやってなかった為、少し足を運んでいった先で、新聞記者が上映でされていて!!
アカデミー賞効果ですね
良かった映画館で観れた!レンタルしかないと諦めていたから。
評判見て政治的意図が働いて上映できないとか左よりやら書かれてたので、もっと告発的な物を想像していましたけど
映画として良く出来ている内容かなぁと
みなさんが思っているほど政治的な意図は深く感じられず。
結局の所はどうなんでしょうね?
でも実際の政治の世界ではよくあることなんじゃないかな?とおもいます。
松坂桃李くん、去年に続いてのアカデミー嬢でしたね!
今日の助演はありかと思ったけど、今回の主演はGacktでも良かったんじゃないか?と思ってしまいました。
まだアルキメデス見てないので菅田将暉の評価は出来ません。
メディアと人生と
アカデミー賞受賞おめでとう!ということで、見ていなかったので見てきました。
メディアの世界が実際こうなのかはわかりませんが、深くて、とても怖い世界ですね。自分の目に見えるもの、供給されている情報も、なにが真実でなにが間違いなのか。間違いと言われていることも、それもまた間違いかもしれない。情報が溢れかえる世の中で、だまされずにというか踊らされずに過ごすのはすごく難しく、自分の感覚や感情を信じるしかない事もあるのかなと思います。
こんな大きな権力との戦いとの話とはずれますが、やはり自分の信念ややりたいことと反する仕事を仕方なくやるというのは、少なからず直面することで、その苦悩が伝わってくる映画でした。信念だけでは生きていけない。大切なものを守れない。この映画の本田翼は、自分が大変な中でも忙しく苦悩してる松坂桃李に優しく寄り添うかんじで、守るべき家族、大切なものの象徴という感じで非常に愛おしく見えました。実際にお産の時に旦那にあんなに優しくできるというのはリアリティとしては。。ではありますが、笑。
シムウンギョンは眼に力があって迫力があり、素敵な表情をしていました。ちょっとこの映画だけでは実力のほどを判断しきれなかったので、また出演作を見てみたいなと思います。
すごくストーリーに重みがあるので、この作品でアカデミー賞獲れたのは関係者のみなさん嬉しかっただろうなと思います。主演賞のお2人含め、おめでとうございました!
この手の作品は過去にもあったが
骨太なエンタメ作品
正直、望月衣塑子氏にはあまり良いイメージを持っておらず(政権寄りのプロパガンダに毒されているのかもという自覚はある)、この作品もチェックはしつつ何となく観ないうちに公開が終わってしまったという状況だった。
日本アカデミー賞受賞をきっかけとしたリバイバル上映で観たのだが、、何と良い作品ではないか!
(皮肉でなく真の意味で)プロ意識を持ったジャーナリストと国家公務員を主人公に据え、職業人としての矜持と家族を想う私情との間で揺れる二人を描いた意欲作である。
何より、主演のシムウンギョンと松坂桃李が素晴らしい。政治思想のやや強い(とみられる)本作によくぞここまで良い役者が揃ったものだ。田中哲司の悪役が何とも憎たらしい(褒め言葉)。
日本人女優が主演を引き受けなかったなどと揶揄する声もあるが、自分はそうは思わないし思いたくない。日本人女優だと、松坂桃李との恋愛感情に結びつけられ、ストーリーの主旨が変わってしまう。帰国子女を演じる彼女だからこそ、恋愛感情など一切感じさせず、お互いの職業人としてのプロ意識が迸る作品になり得たのだ。
正直、望月衣塑子氏自身に対する評価は定まっていない。でもこの作品は最高だ。
永遠の0も新聞記者も作品賞に選ぶ日本アカデミー賞は案外に中立で、自分の様な映画好きとしては誇らしい。思想はどうあれ良い物は良い、それで良いじゃないか。
俳優の熱演に支えられた作品
この映画はフィクションとノンフィクション的疑惑が織り混ぜられた作品。
それ故に困惑して、この作品に入り込めない一因にもなった。
どこまでフィクションか、ツイッターの件など、ないだろ!と思いながらも、ほんとに情報操作があったら!?と思うと底知れぬ恐怖を感じた。
某学園の行事で、子供が某首相を讃える宣誓をしている動画を観た時に、その個人崇拝の様相にゾッとしたのを思い出した。
俳優の熱演が光った。
何かしら、覚悟のようなものが感じられて素晴らしかった。
追記
現実の世界では、某学園の改ざんで自殺した財務省職員の遺書が公開され、その妻が提訴したことを知り、もう一度映画を観ると、リアルに感じて緊迫して観た。
2度目なので既に明らかにフィクションの部分がわかっていて、困惑しなかった。
この国で今、起きていること、歴史の分岐点のただ中にいるような感覚です。
リアルの方がフィクションを超えて行くのかも。
もう少し観客の目線に立てば、より作品の質が高まったのでは。
まずは第43回アカデミー賞の最優秀賞獲得を心よりお祝いしたいと思います。藤井道人監督はこれだけの作品を作り上げる実力を示すことができ、これからの活躍が楽しみです。
また作品の主題も意欲的かつ挑戦的で、現在進行形の社会的な問題を取り込み、かつエンターテイメント映画として成立させるという難題に正面から立ち向かいました。その熱意は本当に素晴らしいと思います。
このように本作に対しては手放しに絶賛したい気持ちがあることを前提として、個人的にどうしても看過できない幾つかの点について指摘したいと思います。
まず撮影についてです。今村圭佑氏による撮影は、真上からの俯瞰撮影など、斬新な構図が目を引きました。しかし同時に、不要とも思えるような撮影技法に溺れた面があります。特に気になったのは、新聞社の編集部という重要な場面における、過剰なまでの手ぶれ演出です。緊迫感を醸し出す意図なのでしょうが、この揺れ方が尋常ではなく、しかも手ぶれ補正機能の付いたレンズを無理に動かしたような不自然な揺れのため、画面を見続けることが非常に苦痛でした。ところが状況的には重要なやりとりが進行しているため、辛くても目を逸らす訳にもいきません。このような場面が今後も続くかと思うとげんなりして、途中で席を立とうかと思ったほどでした。
本作ではそれ以外の場面でも手ぶれ撮影を用いていますが、多くの場合はそこまでしつこい演出ではなく、特に神崎家での撮影においては非常に効果的に機能していました。「せわしない現場描写=激しい手ぶれ」という発想なのでしょうが、見づらいだけの手ぶれを喜ぶのは撮影監督だけです。ラッシュの時に誰も止めなかったのかと不思議に思いました。
次に、映画畑を歩んできたスタッフとは思えないような、演出上の引き出しの少なさ(古さ)が気になりました。例えば政府直属の「ある機関」の描写ですが、薄暗い照明に無表情な職員達がひたすらPCの画面を見ながらキーボードを操作するという、いかにも「悪の組織」然としたもので、ここだけ『未来世紀ブラジル』を見ているような錯覚に陥りました。『ブラジル』には管理社会への諧謔という要素があったのですが、本作に関してはそのような風刺が含まれるような余地はなく、制作側は(劇中の職員の表情と同様)ひたすら生真面目に、手垢の付いた演出で押し通しています。しかもこの組織があらゆる犯罪行為を躊躇なく行ってきたことが明らかになるにつれて、現実に存在する同名の機関との乖離が著しくなり、現実味を欠いていきました。主人公杉原の上司が登場するごとに、社会ドラマの軌道から外れて、どんどんファンタジーの領域に近づいていきました(おまけに大勢スタッフがいるはずだが、実働はほぼ杉原と上司の二名だけ…)。主人公達に対立する「敵」をここまで分かりやすく描写しないと観客には伝わらないと考えたのでしょうか?そうであれば制作者側は観客の鑑賞眼を見くびりすぎていると思います。
また現代であれば、報道機関は紙面だけではなくインターネット上でも、日常的に情報発信を行っています。ところが本作では、インターネットで交わされる情報はTwitterと思われるSNSでの断片的な感想や罵詈雑言に限られていて、重要な情報は紙面によって初めて人々にもたらされるということになっています(新聞記者である主人公が一般人が映った画像をSNSにアップする場面もあったが、肖像権の点で問題ないのだろうか?)。
さらに後半では、輪転機で刷り上がった新聞が、各家庭に届けられるという、スピルバーグ監督の『ペンタゴン・ペーパーズ』にそっくりな場面が登場します。新聞ができあがる過程を見ることができる面白さを感じなくもないですが、1970年代を舞台にした映画と現代の新聞社の描写がほとんど一緒というのはどうしたことでしょうか。例えば新聞社のホームページ上に速報の文字が現れる、というだけでもかなり現代的な要素が強まったと思うのですが。
映像表現者としては若い世代に属する藤井監督とスタッフが、こうした典型的、というか古くさいインターネット観、新聞観を何の疑問もなく提示し、より新たな価値観、映像表現を導入していないことに驚きを隠せませんでした。
以上の問題点と比較して些細な点ですが、杉原のかつての上司が命をかけて伝えようとしたある「秘密」についても疑問を持ちました。その謎が明らかになるまでの過程は、実際に世間を騒がせた、ある大学許認可問題をなぞるかのような現実味のある展開だったのですが、その中核にある謎が少し現実離れしたものであったため、ここでも主人公達の挑む課題が空想の彼方に飛んで行ってしまいました。というか、「あれ」そのものを開発するのは問題だとしても、「あれ」を研究する機関であれば、国家戦略としてはあり得るんじゃなかろうか、とも思いました。教育機関と偽ることは問題だとしても、そもそも偽装する必要のない秘密だったんじゃ…。
また本作で登場人物が見せる感情は、一貫して「悲嘆」「怒り」「失望」「疑念」に満ちており、喜びや楽しさが入り込む余地はほとんどありません。社会派ドラマとしての重厚さを強調したいという気持ちも分かるのですが、一様に暗い表情でひたすら眉間に皺を寄せた人物を二時間近く見続けるというのは相当な苦痛が伴います。前述した自己満足的な手ぶれ演出の問題とも共通しますが、やはり社会派エンターテイメント映画を目指すのであれば、もう少し観客を映像的に楽しませることにも意識を向けてもらいたいところです。
長々と批判的な文章を書きましたが、冒頭で言及したように、本作を作り上げたスタッフの熱意には非常に感服しており、次作を楽しみにしています。
なお、シム・ウンギョン扮する吉岡エリカは、原案を提供した(そして恐らくモデルとなっている)東京新聞・望月衣塑子記者のように、現場に積極的に切り込んでいく性格なのかと思いきや、意外に慎重派で、やや猫背の姿勢が醸し出す「底知れない」雰囲気が印象的でした。彼女の独特さをもう少し物語に活かして欲しかったと思わなくもなかったですが、これはほんとに些細な願望です。
心配かな。。
フィクション映画として評価すれば、俳優陣の頑張りや、サスペンス調の展開もあり、一気に観ることができ、まぁまぁといった感じか。
恐いのは、これを現実社会の類似事件の「事実」として信じてしまう人が結構居るだろうってこと。
映画では「自分を信じ、疑え」とのフレーズが何度も使われていた。しかし現在、偏向的なマスコミ報道の真偽を判別できず、ミスリードされている人が殆どである現状に鑑みると、無意味というより害悪なフレーズ。だってミスリードされた「自分」に気付けないんだから。。
実際の世の中の政治家や官僚は、映画やドラマのような極端な悪人はおらず、本当に大変な仕事をやってます。
この「映画の背景」にある『悪意』に気づく人が多いことを願います。
これ(笑)
歴史は「社会」が作る
シンケンレッドから娼夫を経て官僚にまで出世した松坂桃李。
「その時は僕の実名を…」そこまで家族を顧みないのはどうかと。でも良いセリフ。そこまで熱意があったのにラストは疑問符。神崎の手紙でビビったのか。
おばあちゃんから若返って新聞記者になったシムウンギョン。
帰国子女で英語ペラペラという設定では日本の女優では居なかったんでしょうね。ハングルを一切話さないのに演じたのは立派。
圧倒的な「悪者」、田中哲司か良かった。
内調のシーンだけ薄暗いのは、「印象操作」。
この作品も「情報操作」か真実か。
この作品を支持する人が増えて、TVで流れるほど大衆が知るまでになれば真実になるのか。
少なくとも、自分は支持したい。
この文の前半は「情報操作」ではないです。
わざとフィクションぽくしてるのかな?
真の恐怖とは…。
ホラーより怖いよこの映画!!!
「日本の民主主義なんて形だけでいい」
この言葉が怖くて怖くて!
メディアの力も怖いし内閣も怖い。
なんなんだ日本て国は!!
と、うっかりのめり込んで観てしまうほど、
この作品のセンスがすごくいい!!
こんな切り込み方、今までの映画にありそうでなかったですよ。
この監督すごいなぁ!!今後注目します!!!
内調の人間がTwitterとか、本当に怖い!!!
これ、フィクションだよね?と何度も自分に言い聞かせるくらい、
どんどん「ありえそう」な場面が続き、
あとで調べてみたらこの原作、東京新聞の記者さんなんですね。
どうりで。
キー局がどこも宣伝していなくて、
こんなに著名な俳優さんが出ているのに、
どこも宣伝しない理由がこの中にあるんじゃないかと思ったら、
さらに怖い!
しかも主役の韓国の女優さんの演技力もすごくて、
日本の若手女優さんでここまで出来るひと少ないなーとか思ったり、
いろんな意味で楽しい作品でした。
そして松坂桃李が主役ってのがアレルギーな私は、
ほらね、やっぱりこのくらいの立ち位置のほうが彼は輝くよねと、
自分の審美眼を確認したりもできました。
とにかく面白かった!
平日なのにほぼ満員の場内、
是枝監督も絶賛したという今作、ぜひ!!!
動機にピンとこなかった
ズリネタ映画
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