新聞記者のレビュー・感想・評価
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松坂桃李の演技は良い
松坂桃李の芝居はめちゃくちゃよかった。
あと、最近ちょくちょくあるプロジェクターの演出はやっぱり良いね。
ラストシーンとかちょくちょくの表現はすごくグッとくるものがあるし、報道とは何かを真っ向から問おうとしていたとは思う。
ただ、主演女優の演技がすごく気になって感情移入できないのと、脚色が効きすぎてて観客を誘導してる感が強すぎてそこは受け付けなかった、、、、
45/100
この国の民主主義は形だけ!
「この国の民主主義は形だけでいいんだ」。
田中哲司扮する内閣調査室長多田智也の最後の台詞。
ジリジリとした怒りと日常化した政府・マスコミへのイライラ感を募らせ、この国の余りにもリアルなドラマを見ながら、この台詞に出くわし、唖然とした。
この映画はよくある権力の闇をテーマとしたものではない。
そして気がついた、我々の日常のイライラと怒りは、内閣調査室へでも新聞記者へでもない、我々国民一人一人へ向けられていたのだと。
内閣調査室長にこのような最後の言葉を吐かせてしまう、我々の日常こそ、このドラマのリアルな背景であり、この映画を創らざるを得なかった理由であろう。
そんな貴重なテーマを持った映画の制作に、多くの日本人俳優が尻込みをしたというニュースは情けない。
古くは藤村や漱石が、戦後は森有正や加藤周一が問題視したこの国のテーマ、司馬遼太郎の形とは全く異なる話なのだ。
正邪に酔った演出で本質が見えにくくなる。
どうしても、
新聞記者が正
室長おじさんが邪
という見方になってしまうが
レベル4の実験室は日本に必要だし、そこで化学兵器生物兵器の実験をするという報道は正直盛ってる。そんなことは、ちょっと生物かじってればわかるので、そこにマスコミの邪が見えるように演出しているのは明らか。
そして、報道によって頓挫した工事を行うはずだった地元下請けに多大な影響が出ることを、編集長は気付いているけど、主人公は気付く余裕がないというにくい演出もある。
これは、悪がある
それは複雑なので考えなくてはいけない。
という映画だ。
どこまでリアル?
エンタメとしてはおもしろかった。 けど一般人の俺には、内閣府にはホントにあんな仕事をする人たちが居るのか?オフィスの照明暗すぎじゃない?上からの指示に逆らう気概のある人も居るんじゃないの? なんて思っちゃうんだよね まぁフィクションか?
ファンタジー
モリカケと軍事転用をリンクしているという意味不明な超展開
550円無駄にした感じ
あと、主演の韓国人の日本語があまりにも下手
俺は知り合いに帰国子女がいるが、どんな帰国子女もあんなに日本語は下手ではない。そしてアメリカで育ったという設定なのに英語も下手。
あと、内調の部屋があまりにも薄暗くて、悪の帝国みたいな極端な描写なのも幼稚
こんな映画に日本アカデミー賞を与えてるから日本の映画産業は進歩しないのだ
この映画を見ているのは老人ばかりらしい
俺の知っている範囲でこの映画をみた若者は20歳の俺だけ。やはり偏った描写をする映画はウケないようだ
退屈なファンタジー映画を見ているようだった
現実とシンクロするリアルに・・・(^^;;;;
西宮での公開なかったので観れずだった・・・
日本アカデミー賞、作品賞・主演男優&女優の三冠獲った『新聞記者』をNetflixで鑑賞
画面は終始ブルーで暗いので、寝不足で劇場ならオチてたかも!?って、思いながらも・・・・
ここ数年の日本社会の裏側を見てるような描写に、引き込まれると共に、こりゃ大手シネコンで上映されなかったのも分かる。
半沢直樹もそうですが、左遷だけならまだしも、家族の事を言われて、白を黒っていう判断に迫られる描写は多い。
今回の安倍政権の裏側にもとんでもない犠牲が伴ってるんだろうなって思ってしまいますが、平和や安定政権って、それが土台に出来てるんでしょう。
帰国子女って設定のシム・ウンギョン演じる吉岡の日本語は確かに気になりますが、その部分のズレ感が、逆に鉄の意思をリアルに見せる。
最後、杉原を演じる松坂桃李さんの死んだ目演技に、その後を考えずにいられない。
コレ系好きなら”現実とシンクロするリアルを観る価値あり”のオススメです!
現在の政治とタイムリーやな重なりフィクションなのかノンフィクション...
現在の政治とタイムリーやな重なりフィクションなのかノンフィクションなのか分からなくなっていった。出演者達の抑えながらの力強い表現力に息苦しさが増していく。
ストーリー、映像、音楽が好印象なサスペンス!!
この内容を日本で映画化した
チャレンジに拍手です👏✨!!
国民側の立場にいる記者が
国家権力に立ち向かうという
サスペンスフルな話は、
非常に面白かったです🤔!!
○良かった点○
①ストーリー!!
良く構成されたストーリーで
展開のテンポも良くて
引き込み度は非常に高く感じました💯!!
ダブル主演の二人の
国民側と政府側という
対象的な立場の交わり方も
凄く分かりやすくて
実際に政治に詳しくなくても
付いていけない事は無かったです✌
僕なんて政治に凄い疎い方の部類に
入ると思いますが、
この作品の終わり方は、
少しでも政治に興味が持てるように
ある程度、
解釈を観る手に委ねるようになっているのも好印象でしたね😎!!
②映像&音楽!!
国家の闇の部分をテーマにした
作品ですから基本的に
暗く冷たいトーンの映像と音楽の
印象がありますが、
主人公に転機が起きた時には、
明るく光がさした印象を
強くしたりしていました✧\(>o<)ノ✨
この映像と音楽の緩急が良かったです!!
静かに引き込み、
静かに盛り上がって行くような
気分的な高揚も感じましたщ(゜ロ゜щ)
内閣情報調査室の部屋は特に
青暗く冷たい闇のような印象を
強く持たせてくれますが、
「電気つけなさいよ、目に悪い」
って、
冷静に思っちゃった部分でも
ありました!! (笑)
○まとめ○
良く構成されたストーリーに
挙がるテンポ!!
緩急の付いた映像&音楽表現!!
国民側である記者が
国家権力に立ち向かうシンプルな
構図も分かりやすくて、
政治に疎くても楽しめる
サスペンス作品でしたヾ(*’O’*)/
しかし、
実際に作品のように
国家って闇があるのだろうか‥‥.
実際の所は分からないけれど、
僕ら国民からも興味を示していかないといけないなって思いました⊙.☉!!
政権の小物レベル動機とのギャップが…
題材がリアルタイムで興味深く鑑賞。
主役の女性を日本人女優でキャスティング
出来ないという
自由主義社会ではあってはならない
制約の中での制作に努力された
スタッフ・キャストの皆さんにまずは敬意
を表したい。
しかし私には現実との
乖離性が大きすぎて、
せっかくの高尚な制作意欲が空回り
してしまったように思えた。
政権が大学新設で隠すのは国家による
秘密研究のためとしてしまったが、
内閣情報調査室の不気味なシーンも含め
何かとデフォルメが強すぎ、
特にこの大学新設目的の拡大設定は、
観客を現実の世界に留まらせるには
必要以上に許容範囲を超えてしまった。
何故なら、政権の犯罪性は重大だが、
実は動機は全て小物レベルだと思うからだ。
森友学園や加計学園、桜を見る会、
レイプ容疑者の逮捕取り消し、
検事長の定年延長問題等々、多岐に渡るが、
その本質は、
政権の周りで闊歩している連中に利益誘導を
図るためというのがせいぜいで、
例えばある総理の5億円のように、
良い悪いは別にして、それ裏金として
次の政治活動のステップにするという
大きなレベルではなく、
単なる仲間意識の中での“逆忖度”
の結果に過ぎなかったのだろう。
それよりも政権の最大の罪は
公文書の破棄で、
国家として最大級の犯罪に値するが、
これも己の犯罪の隠蔽のためであって、
動機はやはり小物レベルに過ぎない。
劇映画が持つドラマチックに描かざるを得ない宿命と、
現実の政権の小物レベルの犯罪動機との
ギャップがこの作品を成功させなかった
原因なのだろうと思う。
よく分からなかったです
映画にするよりドキュメンタリー作品として製作すればよかったのでは?と思った。
自分に理解力がなかったのかな。
主人公があんま動かない上に「このままでいいんですか」「諦めるんですか」と精神論?ばかりで萎えた。
この作品に現実とフィクションが入り混じるのは当然だけど、観た側の感想も右とか左とかばかりで、ますます萎えるなーと。
チャレンジは買うが・・・
Netflixでようやく鑑賞。
総体的にかったるく、カメラワークに違和感が。相変わらず録音が雑なのは邦画特有なので許容範囲としておくが。まずシナリオがつまらない。今日現在の日本政府の腐敗を扱ったチャレンジ精神には共感できるが、情報が週刊誌レベルだ。
「しんぶん赤旗」や「週刊金曜日」で得られる情報以上のことがまるでない。新鮮味に欠けた。
なんか色々と違和感を感じる映画
現実の時事問題をモチーフにしているのは分かるんだけど…ノンフィクションとも断っていないから疑問が生じ過ぎて混乱した。人の無知につけ込んで一方的な物の見方を植え付ける洗脳がこの映画の目的なのかなとすら感じてしまった。
こんな感覚にさせるこの映画は果たして現役で働かれている新聞記者達を助けているのだろうか。疑問。
辛口な評価ですが私は内調の者ではないです(笑)。考えさせられる映画は好きなので不満はありつつも高めに評価します。
機能せず民主主義=独裁
フィクションだが、怖いくらいリアリティーを感じた。
映画を観ている間、始終森友学園疑惑で自殺した近畿財務局職員のことを思い浮かんでいた。その政権は今も進行形だと思うと、ゾッとする。
日本の民主主義のあり方が問われている今には、本当に多くの方に観てほしい。民主主義の国であっても、民主主義が機能しないと、独裁国家は変わらない、いや、独裁よりもタチ悪いだ!
韓国人女優のキャスティングは良かった、顔立ちは記者っぽいし、日本語も大健闘だった。
意欲は買いたい作品
日本アカデミー賞を賛否両論ありながら取った作品。主演女優も『反政府のイメージがつくから』という理由で二転三転したとか(監督はインタビューで否定しています)いろいろな評判を聞いていましたが、Netflixにて配信が始まったことで視聴しました。
藤井監督は「デイアンドナイト」が物凄く好きで。清原果耶ちゃんきっかけに見ましたが、善悪の概念を揺さぶってくる脚本と、光の使い方や風車を使った丁寧な演出が印象的な作品でした。次回作も非常に期待しております。
さて、今作は「あれ?どこかで似たようなことあったような…」と思わせるような設定の連続。フィクションでありながら、ノンフィクションでもあるような作品でした。この意欲は非常に買いたいです。
また、演者が素晴らしかったです。特にW主演の2人の佇まいが素晴らしい。両者が上司に別場所で同時に詰められるシーンの迫力がスゴくて息を飲みました。
とはいえ、面白かったかと言われれば難しいところ。逆に残念だなと思うところが多くありました。ちなみに『現政権万歳!』という思想の持ち主ではありません。
今作品の一番の問題点は、内閣情報調査室の描き方です。今時そんな職場ある?って思うくらい真っ暗に近い暗さで仕事をしてるんです。『存在=悪』だと描きたいんだろうけど露骨です。調べてみるとプチ鹿島さんが「逆に明るく描いた方が怖く見える スタバに行きながらああいった仕事をしてる方が恐ろしい」というニュアンスのことをおっしゃっているようですが、まさにそうだと思います。
あと、大学の設立動機がこれで良いのっていう。観客にはリアルに怒っている問題より分かりやすくなるから良いんだろうと思ったんでしょうけど…
ラストシーンも違和感がありました。主人公がその決断をしたんだったらそういう提案をされることなんて想像できるでしょうに、何を今さら狼狽えてるんだと。その提案をのんだかどうかは分からない、見る側に委ねる点は好きなタイプの終わり方だけど、だったら女性のあの表情で終わらせずに、たとえばすれ違って終わるとか、表情を捉えているカメラが徐々にボヤけていくとかいう終わり方をした方が深みが出るんじゃないかなあと思ったりしました。
恐らくノンフィクションで起こっていることの方が恐ろしいんでしょうから、政治について考えるきっかけになる一本ではあると思いますが、「新聞記者」とタイトルをつけるんだったらもう少しその足で真実を知りに行く描写も欲しかったです。そういう意味で、連続ドラマ『知らなくていいコト』の方をおすすめします。そして藤井監督には、次回作に大いに期待しようと思います。
フィクションはもっとフィクションであってもいいと思った。
この映画は実話ではない。
フィクションだ。
もちろんこのような映画が作られたのは凄いことではあると思うが、
もっと取っ付きやすくても良かったのでは。と思った。
この映画の場合、「i」というドキュメンタリー映画があるわけだし。
正直、順番的に「i」を観てから本作を観たほうがわかりやすいと思った。
重要な真実を伝えようとしているにも関わらず
伝え方が不器用だった印象。
他の方も引き合いに出されていたが、ハリウッドでは
「スポットライト」や「スキャンダル」で残忍な事実が描かれてきた。
両者とも権力者の悪行を暴くものだが、非常に興味深く
また、私にも無関係ではないことを強く訴えられた気がする。
この映画に関しては、正直狭い(自分の生活とは関係ない)ところで
起こっていることであると感じさせる風潮があったように思う。
事実、この作品から何も私は変わっていない。
上に挙げたハリウッド2作品よりも自分と近い関係であるにも
関わらず、だ。
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