新聞記者のレビュー・感想・評価
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正義と保身の狭間。自分はどうするか?
冒頭暗いシーンが多いが、てかずっと暗いが、見てほしい。正義と保身の狭間で葛藤する主人公が辛い。けど応援してしまう。自分だったらどうするかな?を考えるが、きっと保身だろうな…。
【ストレスと見解】
ヤクザと家族視聴後、同監督というだけで
続けて視聴。前情報無し・中立的主観です。
◆キャスト
キャスト陣の演技力は高い。安心して
視聴できました。
記者側(シム)の言語指摘がありましたが、
韓国・日本の血、アメリカ在住経験という、
アイデンティティが1点ではない価値観や
日韓問題の世論背景(Twitterのリプ欄が一瞬
だけ映し出されたが)を物語るため、そして
それを全体に置いて提示するという言語レベル
が配役だと想定しました。
松坂さんも緊張感の伝わる演技力。
またこの空気感を伝えるためのカメラワークと
ライティングには非常に感銘を受けました。
全体的に引きの絵、特に上半身・上部風景
というカットが場の空気感を表現するという
日本人の空気を読むということの技術も
あるのでしょう。
(でも会議室は電気つけろよ!とは思います小並)
◆ストーリーと伝えたかったこと
一連の流れは別の方もあるのて省略し、
人のストレスに対する強弱と個々の見解を
持つことが大切だと感じました。
私たちはマスメディア・SNSの表面的な
情報を受け取り、あたかも全てが真実の
ように感じます。そうであるべきだし、
そうでありたいのですが、物事は当事者に
しか分かりえないし、正義と悪も立場が
変われば見解もことなるでしょう。
だから大切なのは、同調圧力ではなく、
個々の考えや見解で判断すること。
頑固にならず、吸収し変化させることの
重要性を学びました。
松坂さんが暴露した内容とそののち
受け取った上司からの手紙と抱えてる問題が
異なる点。仮に上司が吐き出したかったこと
と松坂さんが暴露したことが一致であれば、
ラストシーンにはならなかっただろうが。。
◆まとめ
でもでも、松坂さんは本田翼ちゃんと
妊活し妊娠させ出産してもらえた時点で
ラストシーンは十分ふさわしい結果です。
未亡人になった本田翼ちゃんはその後、
ワイが母子ともに幸せたっぷりに育てるのが
この映画のアナザーストーリーです。
顔の演技
シム・ウンギョンてどこかで見たなと思ったら、NHKで放送してた「赤と黒」というドラマでだった。ヒロインの妹役で、ショートカットのボーイッシュな高校生(?)。ドラマではコミカルパート担当だったので、映画見ながら「大人になったなぁ」と、親戚のおばさんみたいに思った。
が、セリフを言うより顔のアップが多く、ちょっと彼女のところは間延びしたかな。すごくがんばっていたことは、充分伝わっているけども。
俳優陣みんなすごかったんだけど、日本という国が、全然魅力のない国に思えて、切なくなってしまった。日本に本物の民主主義はいらない…はあ。これがフィクションに思えないから、悲しい。どうにかならんのかねえ。
権力や組織の圧力と正義感との葛藤
権力や組織の圧力と正義感との葛藤。大なり小なり誰もが経験したり感じたりすることだと思いますので共感大の映画ではないでしょうか。
映画の世界なので実際はどうなのかはわかりませんが、てもこの映画のような隠蔽や情報操作やとかげの尻尾切りは、今の日本政権では蔓延しているように思えます。
社会派映画として素晴らしく星5個でも良かったのですがラストの終わり方が好みでなかったので4.5になりました。
日本アカデミー作品賞、主演男優賞、主演女優賞三冠は納得の映画でした。
よくできた【映画】です
映画館で一度観て、最近BS12でも観た。
いちいち不安にさせるカメラワークとか、内調の過剰に青白い色味とか、不穏なBGMとか。
不気味なひりひりするスリリングな演出で、
よーくできたミステリー?サスペンス?映画です。
杉原さんの憔悴していく演技、お上手。
吉原さん、よく存じない役者さんだったおかげで先入観なく見れてよかった、設定も無理なく受け入れられたし、丸い目の演技がお見事。
多田さん役の人の不気味さ、最高に怖かった。
現実世界のお話が下敷きになってるかどうかは置いておいて十分おもしろいので、
沢山の人に見る機会があるといいなと思う。
地上波放送がないことが、この映画のリアルな怖さを助長する結果になってて、皮肉。
やればいいのに。
細部に拘って欲しい
機密文書鍵なしの場面で一気に萎えました。公安の監視はザルだし、言葉だけの説得とかありえんでしょう。細部の作りが雑すぎます。
韓国女優の演技は上手かったけど、言葉の壁が残念。帰国子女という設定ではあったけど。
あと、公安のブルーライト一色が笑えた。
改めて世の中の見方を考えさせられました。
何が本当で、何が嘘か判断が難しい時代。
『誰よりも自分を信じ、疑え』
この言葉は本当に心に刺さりました。
物事を多面的に見て自分の意見を持つことは大事。
でも自分の意見にこだわりすぎには要注意。
自分を信じ疑うとはそういうことを言うのかなと感じました。
原作の一部を展開した社会派エンタメ、寡黙な日本のジャーナリズムを説く
日本のジャーナリズムは寡黙だ。不偏不党が根付く日本では、与党を批判する情報を強く流すことはない。その特異な日本のジャーナリズムと内閣官房の2つの視点から描かれた意欲作。ツッコミどころはあるが、重厚感ある作品だった。
原作は読んでいた。大学でジャーナリズムやメディアについて勉強しているので、題材に選んでみたからだ。東京新聞の望月衣塑子の半生と当時の菅官房長官との激しいやりとりの経緯を綴っている。本作は、その中でも現在に至るジャーナリズムへの問いをピックアップしていた。
東京新聞もリベラルなので、自民党が騒がれている問題に首を捻り、追求する立場である。モリカケ問題を蔑ろにしようとする政府を責めた一人が望月衣塑子である。そんな視点が入った映画。
何よりキャストの気概を感じる。主演はシム・ウンギョン。『ブルーアワーをぶっ飛ばす』の後にこの作品は撮られたそうだが、割と流暢で気にならなかった。一方の松坂桃李も素晴らしい。官房としての葛藤をヒリヒリと感じさせる。
ところどころのツッコミどころは差し引いても、良くできた作品だと思う。新しい風を開けようとする気概こそこの作品の意義ではないだろうか。
暗い
あんな薄暗いオフィスなんてあり得るのか?
この映画に何故外国人を起用したのか疑問に思いながら見ていたけど、確かに彼女には日本の女優に多いキャピキャピした雰囲気が無く、この映画には合っているのかもしれない。
でもやっぱり日本語の違和感は無視できない。
彼女の演技はとても良かったのに惜しい。
あくまでもフィクションとして
ずっと気になっていたのをやっと鑑賞。
いろいろ賛否ある本作。私はあくまでもフィクションとして観ましたが、『罪の声』同様、あーそういう事もあるかもねと思わされる内容ではある。
現忖度政権の回し者か。
権力vs正義の構造を現実に似せただけで報道の英断善戦か。甘い。
世論ガス抜き役で現忖度政権の回し者かと寧ろ警戒する。
主役地味女を日本語片言の台詞凡庸に閉じ込め客に意を忖度させる高等テクで「マルサの女」の陰鬱な書換えとして成功した純エンタメ作とだけ評す。
日本語の下手さが、すべてを台無しにしてる
他でも指摘されてるが、主演の彼女の日本語を聞くと、盛り上がりかけたストーリーや、こちらの気持ちも、瞬時で萎えてしまう(尚、これは決して差別ではない。)
薄っぺらいとかあり得ない設定と言われようとも、テーマ自体は面白く、興味を持って観れていたのに、彼女の下手な日本語がその度に水をかける。
どんなに無名であろうと、日本の女優を使うべきだった。ダメだったのなら、外国人でも、元KARAのジオンのように完璧な日本語を話せる女優にするべきだった(ジオンも数年前までは、下手だったが、相当努力して今はほぼ完ぺきな日本語を話す)
この映画は、真にその一言に尽きる。
組織の中の人の有り様と、家族の生活を背負った一人の人間の心の有り様...
組織の中の人の有り様と、家族の生活を背負った一人の人間の心の有り様を哀しくもリアルに映している。
シム・ウンギョンさん良かった。
公開からずいぶん遅れてAmazonプライム鑑賞。
期待があっただけに、もう少し内容は攻めて欲しかったが、このような作品が製作されるのにも、大変な勇気と労力がいるだろうと想像できる今の日本の現状が憂鬱。
比べるのはどうかと思うけど、森達也監督の「i 新聞記者ドキュメンタリー」の方がおもしろかった。
邦画にしては大健闘
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東都新聞記者、吉岡の元に新大学創設に関する極秘資料が送られてきて、内閣府で働く杉原と共に事態の真相に迫っていく話。
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この大学創設はたぶん森友学園と加計学園問題をモデルにしてて、私はこの問題について全く分かってないけど映画内に出てくる記事の話とか知っていると似てるような感じなのかな?.
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ハリウッドや韓国でこういう話最近よくあって、それに比べたらまだまだだと思うけど邦画にしては良いじゃないか。最初の1歩だよ。
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あとは最初らへん話を追うのに精一杯で途中から気づいたんだが、登場人物たちが正義に基づいて行動している時光が顔の真正面から当たっている気がする。そして政府の黒い方へとおちてしまう時は光に背を向けているような。
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だから、内閣府の人達が窓の方(光がさしてる)を見ることはないし、真実に限りなく近づいている時吉岡の顔に過剰に光がさしてるのかなぁと。
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私はおもしろかったです。
この国の同調圧力、忖度、民事主義について考えさせられた。月並みではあるが、どこまで真実なのかと考えると怖くなった。
他のレビューを見ると新聞記者なら自分もっとネタを集めろ、と言ったものを見かけるが、私は面白かったです。
ただ、タイトルにある新聞記者という点について言えば、原作はもっと新聞記者なのでしょうか。テーマがブレていたとしたらもったいなかったです。
社会派(風)ファンタジー映画
「もしかして裏でこんなことが起きていたらエモい!」という妄想を「事実をもとにしてます」風に描いてる
なんちゃって社会派映画。
絵作りはちゃんとした映画だけど
北朝鮮などのプロパガンダ映画と同じ手法で作られてる感じ。
これを見て「日本の政治はなんてだめなんだ!」みたく熱くなる人がいるのでしょうか?
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