新聞記者のレビュー・感想・評価
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68点
2019年日本アカデミー賞最優秀作品賞。
取り扱っている題材が当時ホットではあったが、話題にならず興行収入も伸び悩んだ作品だが、何故か最優秀賞を受賞し日本の良くない所が垣間見れた。
私は松坂桃李さんが好きで、かルックスは勿論根暗であまり心を開かず、オタク気質も兼ね揃えた、これだけ聞くと一見表に出る人ではなさそうな感じがしますがそこがいいと言うか。。
当時まだ劇場で映画も見始めた年だったのもあって、彼目当てで積極的に観に行っていました。
そんな彼とタックを組むのが韓国人の若手女優で、役が役なだけあって日本の女優さんだとよくないイメージがついてしまうが故次々とオファーを断られ、最終的に彼女になったという。
そんな彼女の演技ですが、確かに良かった。授与式のスピーチも良かった。
彼の演技も、罪の声然り事件を追う記者の立ち位置や演技の振る舞いはとても難しいでずが、こちらの心が動くような演技を見してくれました。
作品自体も私自身一意見ではそれなりに良い作品だと思いました。ただ2019年ノミネートされた作品がどれも微妙で、その中で選ばれたわけですから、それなりという事でしょう。
あまりハマらなかった
シム・ウギョンさんを今作で初めて拝見しました。始めは日本人だと思って観ていましたが、所々イントネーションが気になり、調べてみると韓国の方ということで納得はしたものの、役柄としては純日本人の役なのでどうしても最後までイントネーションが気になり、作品があまり入ってこなかった。
韓国では実績のある有名な方のようですし、お芝居も鬼気迫るものがあり、日本語もむしろかなり勉強されていて素晴らしいと感じたのですが、役とご本人の間に違和感を拭い去ることができなかった。韓国人としての役であれば何も問題ないのですが…
アメリカ人もハイウッド映画に出ている日本人の英語はこんな風に聞こえているのかとなと想像してしまった。
【ストレスと見解】
ヤクザと家族視聴後、同監督というだけで
続けて視聴。前情報無し・中立的主観です。
◆キャスト
キャスト陣の演技力は高い。安心して
視聴できました。
記者側(シム)の言語指摘がありましたが、
韓国・日本の血、アメリカ在住経験という、
アイデンティティが1点ではない価値観や
日韓問題の世論背景(Twitterのリプ欄が一瞬
だけ映し出されたが)を物語るため、そして
それを全体に置いて提示するという言語レベル
が配役だと想定しました。
松坂さんも緊張感の伝わる演技力。
またこの空気感を伝えるためのカメラワークと
ライティングには非常に感銘を受けました。
全体的に引きの絵、特に上半身・上部風景
というカットが場の空気感を表現するという
日本人の空気を読むということの技術も
あるのでしょう。
(でも会議室は電気つけろよ!とは思います小並)
◆ストーリーと伝えたかったこと
一連の流れは別の方もあるのて省略し、
人のストレスに対する強弱と個々の見解を
持つことが大切だと感じました。
私たちはマスメディア・SNSの表面的な
情報を受け取り、あたかも全てが真実の
ように感じます。そうであるべきだし、
そうでありたいのですが、物事は当事者に
しか分かりえないし、正義と悪も立場が
変われば見解もことなるでしょう。
だから大切なのは、同調圧力ではなく、
個々の考えや見解で判断すること。
頑固にならず、吸収し変化させることの
重要性を学びました。
松坂さんが暴露した内容とそののち
受け取った上司からの手紙と抱えてる問題が
異なる点。仮に上司が吐き出したかったこと
と松坂さんが暴露したことが一致であれば、
ラストシーンにはならなかっただろうが。。
◆まとめ
でもでも、松坂さんは本田翼ちゃんと
妊活し妊娠させ出産してもらえた時点で
ラストシーンは十分ふさわしい結果です。
未亡人になった本田翼ちゃんはその後、
ワイが母子ともに幸せたっぷりに育てるのが
この映画のアナザーストーリーです。
顔の演技
権力や組織の圧力と正義感との葛藤
よくできた【映画】です
映画館で一度観て、最近BS12でも観た。
いちいち不安にさせるカメラワークとか、内調の過剰に青白い色味とか、不穏なBGMとか。
不気味なひりひりするスリリングな演出で、
よーくできたミステリー?サスペンス?映画です。
杉原さんの憔悴していく演技、お上手。
吉原さん、よく存じない役者さんだったおかげで先入観なく見れてよかった、設定も無理なく受け入れられたし、丸い目の演技がお見事。
多田さん役の人の不気味さ、最高に怖かった。
現実世界のお話が下敷きになってるかどうかは置いておいて十分おもしろいので、
沢山の人に見る機会があるといいなと思う。
地上波放送がないことが、この映画のリアルな怖さを助長する結果になってて、皮肉。
やればいいのに。
細部に拘って欲しい
改めて世の中の見方を考えさせられました。
原作の一部を展開した社会派エンタメ、寡黙な日本のジャーナリズムを説く
日本のジャーナリズムは寡黙だ。不偏不党が根付く日本では、与党を批判する情報を強く流すことはない。その特異な日本のジャーナリズムと内閣官房の2つの視点から描かれた意欲作。ツッコミどころはあるが、重厚感ある作品だった。
原作は読んでいた。大学でジャーナリズムやメディアについて勉強しているので、題材に選んでみたからだ。東京新聞の望月衣塑子の半生と当時の菅官房長官との激しいやりとりの経緯を綴っている。本作は、その中でも現在に至るジャーナリズムへの問いをピックアップしていた。
東京新聞もリベラルなので、自民党が騒がれている問題に首を捻り、追求する立場である。モリカケ問題を蔑ろにしようとする政府を責めた一人が望月衣塑子である。そんな視点が入った映画。
何よりキャストの気概を感じる。主演はシム・ウンギョン。『ブルーアワーをぶっ飛ばす』の後にこの作品は撮られたそうだが、割と流暢で気にならなかった。一方の松坂桃李も素晴らしい。官房としての葛藤をヒリヒリと感じさせる。
ところどころのツッコミどころは差し引いても、良くできた作品だと思う。新しい風を開けようとする気概こそこの作品の意義ではないだろうか。
暗い
現忖度政権の回し者か。
日本語の下手さが、すべてを台無しにしてる
シム・ウンギョンさん良かった。
邦画にしては大健闘
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東都新聞記者、吉岡の元に新大学創設に関する極秘資料が送られてきて、内閣府で働く杉原と共に事態の真相に迫っていく話。
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この大学創設はたぶん森友学園と加計学園問題をモデルにしてて、私はこの問題について全く分かってないけど映画内に出てくる記事の話とか知っていると似てるような感じなのかな?.
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ハリウッドや韓国でこういう話最近よくあって、それに比べたらまだまだだと思うけど邦画にしては良いじゃないか。最初の1歩だよ。
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あとは最初らへん話を追うのに精一杯で途中から気づいたんだが、登場人物たちが正義に基づいて行動している時光が顔の真正面から当たっている気がする。そして政府の黒い方へとおちてしまう時は光に背を向けているような。
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だから、内閣府の人達が窓の方(光がさしてる)を見ることはないし、真実に限りなく近づいている時吉岡の顔に過剰に光がさしてるのかなぁと。
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