新聞記者のレビュー・感想・評価
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期待分ちょっと残念
社会としての政治と民間としての新聞社/記者との、一般人に見ることのできない、でも、現実にも過去の報道の多くで、起きているのではないかと、フィクションとは想像しがたいストーリー展開には、ドキドキと恐怖する部分が多く良かったです。 ただ、逆転していく流れの中でも、「ああ、やっぱりこうなっちゃうんだね」と思わせられる展開が、最後にでてくることが残念でした。 できればもう少し、日本のメディアと、海外メディアとの記者の目線の比較を見せて来てほしかった。 あと極端に顔のアップになる点と、不要なまでに手持ちブレる画面が多くて、見ていて感情を煽り立てすぎて、逆に冷めてしまうので、個人意見で映像面にちょっと評価が低いです。
東京ブラックアウト
ポリティカル・フィクションは好きなのだが、日本の映画はジャーナリズムが正義の剣で政治の闇を暴くという爽快感がなく、いつも何かもやもやと嫌な感じで終わる。
関係者の自殺や政府の隠蔽工作といった手垢のついた内容に目新しさはなく、加計学園らしきネタが出てくるのに途中から生物兵器云々という妙な方向にシフトしてしまい、嘘くささが増した。そのへんに現実の事件をそのまま描けない限界を感じる。
“…中のほうは真っ黒に腐っている”というのは「金環蝕」のコピーだが、相も変わらぬ伏魔殿の闇には、義憤に駆られるよりも無力感に襲われる。ちなみにこの映画に出てくる内閣調査室も新聞社もオフィスの照明が暗すぎないか。あんな中でパソコンで仕事をするのは目に悪いと思う。
これを全国ロードショーにできないことに闇を感じる
リアルさが足りぬ
まぁ、映画作成者はフェイクニュースばかり作ってるプロのジャーナリストではないんだし、そこは目を瞑るべきなんだろうけど、高給取りが人海戦術でネットの海に出て、事件を無かったことにしようと書き込み連投して工作する!ってシーンには笑ってしまった。あの人たち絶対そんなに暇じゃないぞ。「ぼくたちの敵は悪く描かなければ!」が全面に押し出されていて、見苦しかった。
完全なフィクションの敵なんだから、別にそれでいいんだろうけど・・・中途半端に現実の政権批判につなげたい意図をあちこちで感じるから始末に負えん。証拠もロクに見つけられず、テキトーに騒ぐだけ騒いでオワコン化した内容を「ぼくたちは正しかった。ただし、力が足りなかった」として焼き直したような作品に思えた。
そして政権批判を手放しに絶賛するレビューに溢れる始末。「よくぞこの時期に!」みたいなの見たけど、私にしてみりゃ「え、いまごろになって掘り返すの?」だったな。
見てほしい映画
ネトウヨ連呼の高評価群、ほんと品格を疑う
この映画を観て、ジャーナリストこそが真実を伝えられる唯一の清廉潔白な機関であるように錯覚を受けた。
ただし、ジャーナリストたちは課題解決能力は高くなく、終始暗い話題が続く。最後は観る側に委ねる(丸投げする)ことで無理やり終劇に向かうが、あれはちょっと冷めるものがあった。
リアリティを出すために水戸黄門のような完璧な勧善懲悪として描写しないのは、表現上の工夫になるのかな。映画を楽しみに観にきた身としては、エンタメとしての観客の楽しませ方に問題の残る作品であったように思う。
さて、これはどうしたことか。レビューを書き込もうとしたら高評価レビュー群が「ネトウヨ」連呼でいっぱいだ。
こいつら、なにが楽しくて生きてるんだ?これは反ネトウヨというよりは、反日的な振る舞いだ。
反日三羽烏の手先は「新聞記者」にレビューしないでほしい。レビューの品格が問われかねない。
追伸
ネトウヨ連呼の投稿者はどうも常駐しているようだね。何かが気に入らなかったようで、即時犯罪者と同類視されるような差別的なレッテル貼りで報復を受けた。複数アカウントの嫌疑もかかるが、当サイトはこういった手合いに対策は皆無のようだ。夏は荒らされ放題になるぞー。
正義感は、この程度?
忖度か?‼️でも取っちゃった‼️
エンタメとして
さすがに最低評価は有り得ない
感情的な低レベル左翼サロンと化した映画
よく作った!よく出演した!ネトウヨが発狂しそうな内容が秀逸
よく作った!よく出演した!
芸能界でも政治を自由に語れる日本にして欲しいねえ。
メディアでも勇気を持ってこの作品を紹介して頂きたい。
アベネトウヨが必死に低評価工作してくるであろう笑
腐りきった現政権へ正義のメディアはこの映画のように正義の鉄槌を下す痛快な姿勢が欲しい。
自分が取ってる新聞は本当に頼りになるのか、真実を書いているのか検証したくなる作品。
この国の民主主義は形だけでいいんだ
一生わめいてなさい
キツイなぁ、過去の自分に責められるってことは…
邦画としては久しぶりにハードな社会派サスペンスだった。
物語の軸となる政治的陰謀は荒唐無稽なのだが、実在の事件を模した話題を流すことでリアリティーを感じさせている。
ネット討論番組(?)で望月衣塑子さんや前川喜平さんご本人たちに語らせているのは、ドキュメントっぽく見せる効果より、彼らに批判的な層を逆なでして煽る効果の方が高いだろう。
それを狙っているのかもしれないけれど。
この映画は、二人の主人公を終始シンクロさせて見せる演出がうまい。
新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)と若手エリート官僚・杉原(松坂桃李)が、異なる場所でパソコンに向かっていて、二人は例の討論番組を見るでもなく流している。
この導入部のシーン以降、何度か二人を同時進行で見せるシーンがある。
特に、吉岡が新聞社内で上司・陣野(北村有起哉)から、父親の事件を引き合いに出されて会社上層部に圧力がかかっていると告げられる場面と、杉原が上司・多田(田中哲司)の部屋で、もうすぐ子供が生まれる家庭を暗に盾にして脅される場面が交錯するシーンは、息苦しくなるほどの緊迫感があった。
一転、ラストではこの二人はシンクロせず、片方が遂に体制に屈してしまうという展開が衝撃的だ。
画面は全編ブルーグレー調のフィルターで色彩が抑えられている。
無機質に白で統一された内閣調査室の内装が薄暗い中に蒼白く不気味に浮き上り、この内閣調査室自体が魔物のようだ。
また、真上からのカットを多用したり、時に画面を横転させたりしているのも斬新だった。
携帯電話で会話している杉原と先輩官僚・神崎(高橋和也)を真上から対照の構図で見せ、死のうとしている者と制止しようとする者を張りつめた緊張感で見せている。
望月依塑子さんのノンフィクションを「原案」としている限り、現内閣批判の目線がなくはないのだろう。
ただ、物語は完全なフィクションであって告発的な意味は持たず、あくまでエンターテイメントだ。
内閣調査室という得体の知れない組織に目をつけたのが正解だった。
新聞社のリアリティーと内閣調査室のナンセンスの組み合わせを背景に、サスペンスを展開する緊迫の演出が見事としか言いようがない。
また、演技陣が皆素晴らしい。
特に悪役の田中哲司は、無表情に圧力をかける姿が堂に入っていて、実に恐ろしい。
この映画で一番の強烈なキャラクターだ。
主演の二人は共に熱演。
シム・ウンギョンは、執念に燃える記者をむしろ静かに演じ、韓国映画ではあまり見せないシビアな一面を出している。
松坂桃李は、戸惑い、怒り、後悔、決意、そして破綻していく複雑な感情変化を見事に体現している。
杉原の妻(本田翼)があまりにも健気でか弱いがために、追いつめられた杉原が屈服するのはやむを得ないように見えた。
吉岡は尊敬する父親が非業の死を遂げており、劇中では家族が描かれない。
天涯孤独で失うものがないように見える。
自殺した官僚に父親の無念を重ね合わせているのだろう。
神崎の妻(西田尚美)は夫の苦悩に気付いてやれなかったことを悔やみ悲しむ。
体制の言いなりになって自己矛盾に追いつめられた神崎。
体制に立ち向かおうとして屈した杉原がこの先歩む道には、今度は神崎と同じ苦悩が待っているだろう。
「キツイなぁ、過去の時分に責められるって…」は、杉原と旧交を温めているときの神崎の言葉だ。
そして別れ際に言うのだ「俺のようになるなよ…」
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