劇場公開日 2019年6月28日

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「部屋の照明をつけろ」新聞記者 うまぶちさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 部屋の照明をつけろ

2025年7月22日
PCから投稿

森友・加計をモチーフにしている点以外は目新しい点はなく、よくある正義に燃えるジャーナリスト映画。
ほぼ予備知識無く観始めたので、途中から違和感が増えていったのだが、Wikipediaを見たところ、遺族と揉めてフィクションへ路線変更したらしい。
うーん、そういうとこ含めて、リアリティよりジャーナリストの願望を優先しているような気がする。
極秘資料を盗み出すくだりはあまりにも使い古された演出だし、引き出しに鍵すらかかってない。
そんな安っぽいサスペンス要素は省略すればいいと思う。

とにかくあらゆる室内の照明が暗いのだが、そんなことで物語に重厚感が出ると思ってるのだろうか。
特に内閣情報調査室。
まあ、どんな部署なのかしるよしもないし、リアリティうんぬんは野暮かもしれないが。

映画を通して安倍政権を糾弾するという本来の目的は果たせたのだろうが、映画の出来としては目を見張るものはなかった。

うまぶち