「ちょっと熱が足りなかったかも」新聞記者 トシくんさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと熱が足りなかったかも
いまさらレビューします。
日本アカデミーおめでとうございます。
圧力かかり放題、テレビ局で番宣もできない中、快挙ともとれます。しかし内容は温いし、藤井監督が断り切れず作成した熱を感じない淡々とした陰鬱な作品に仕上がってしまった。ただ当初あまり得をしないと思えるこの作品に主演した松坂桃李には頭が下がるし、ここ数年の大車輪の活躍は凄いの一言です。シムウンギョンについてはよく頑張ったけど、この役はちゃんと日本人の女優をキャスティングして欲しかった。
ちょいちょい前川喜平やら渦中の実人物を挟んできたりして見る側をマインドコントロールしているようなきらいも見受けられる。大学新設も生物兵器を作るためというオチ?もオイオイと突っ込みを入れたくなりました。
今回この作品が日本アカデミー賞とったことで賛否あろうが圧力かかろうが果敢にチャレンジするプロデューサーや監督が増えて来れば日本でも優秀な社会派作品が増えていくのではないでしょうか。期待します。
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