「近年稀にみるクソプロパガンダ映画」新聞記者 ysok_hiromitiさんの映画レビュー(感想・評価)
近年稀にみるクソプロパガンダ映画
右にも左も誰も得せず、日本政治に分断だけを残すクソ映画。
一言でいえば、「反アベで固まった左翼年寄り達の内輪映画」。
むしろこれを参考にすれば、少しはまともな政治映画が作ることができるのではないかと思い、長文で以下言いたいこと。
▼すごーい巨悪として内調が描かれていますが、現実は数も規模も少ない組織。少し調べればわかるのに、あまりにも取材不足。官僚がツイッターで人海戦術?そもそも若者がネトウヨ化して政権擁護のツイートしている現実にまず向き合ってください。海外の政治ドラマってそこをリアルに描くからこそ、勉強になるし、説得力があるんですよ。
▼そもそも、善悪の二項対立で政治・社会映画を書くことが間違い。現実は、正義にも悪があり、その逆もしかり。一見してまともな組織として内調を描いたほうが、はるかに怖みが増したはずです。悲しいかな、映画では「ぼくのかんがえたあくのそしき」でした。
▼現実の事件を勝手に解釈するのは結構ですが、人が死んでいる事件を都合よく利用するのは、関係者に失礼ですよね。
▼身内しか信じない公安警察が外務官僚を重要任務に使っている違和感。いや、こんなんやられたら、出向元の外務省激おこだろ。
▼メディア側への批判が不足しています。記者クラブの話は?消費税8%据え置きだよね?そもそも現実のスキャンダルを追い込めないメディアの力不足を描かなければ、まったく意味ないです。
▼落ちが荒唐無稽です。相手に知られているからこそ抑止力を発揮する生物化学兵器をこっそりって。。そもそもオウム事件を知っている国民が許すはずないし、国際社会の厳しい目がある中で、政権は何故生化学兵器を導入するの?そこが描けていない。現実はもっとしょうもない理由のために国民の税が使われているんですよ。。
▼そもそもこの時期の公開って、ただの選挙活動ですよね。観客も動員されているお年寄りだらけでした。
現政権はクソですが、こんな連中が野党側を固めている限り、政権交代なんて永遠とないなぁと思った映画でした。
で、この映画作るのにあたって「圧力」ってやつはあってのですか??