人間失格 太宰治と3人の女たちのレビュー・感想・評価
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蜷川実花の世界観+太宰治のクズっぷり=?
天才ベストセラー作家、太宰治。身重の妻・美知子とふたりの子どもがいながら、恋の噂が絶えず、さらには自殺未遂を繰り返すという破天荒な生活を送っている。弟子でもある作家志望の静子と、未亡人の富栄。ふたりの愛人と正妻をめぐるストーリー。
病気を患ってるのにも関わらず酒を飲み、タバコを吸う。さらに女性と遊んでは子供を作り、家に帰らない。すべてが緩やかな自殺をしてるかのような行動で、自己破滅的な生き方が描かれる。
それに蜷川実花の極彩色で、花が多様される映像が結びつく。
結果として…正直なところ何も心に残らない。
太宰という人間の弱さや、ダメな部分ががよくわかっただけで、テーマがピンとこない。
蜷川実花独特の表現も必要性を感じない。
邦画にありがちな俳優ボソボソ喋ってればそれっぽく見える感じも気に入らない。小栗旬が何言ってるかわからない部分が多々あった。
女性陣の中でも宮沢りえがさすが、と感じる。
蜷川美花作品の中では見れる方
多分蜷川美花の撮り方と作品がリンクしているからでしょう。世界観がすごく似ている気がする。なので奇抜な色合いも演出も違和感なく見られた。でもやっぱり小栗旬は好きになれない。。
蜷川七光りのごり押しまだやってたんだ
一人で暇つぶしに観るには、なんとか最後までは観れた
人に勧める程ではない
これに尽きる
日本の映画のレベルって偉人題材にしても所詮こんな感じ
何がなんだか、、
太宰治ってこんなに女の人にだらしなかったの?
いくら小説を書くためとはいえどね、、
そんな中での宮沢りえさんの芯のある演技が際立っていて好きだった
もちろん小栗旬さんも、太宰の思いを鮮明に表現し、魅せる演技が出来ることもまた評価すべきだ
死ぬほどの恋。 ヤバすぎる実話。
2019年9月3日
人間失格太宰治と3人の女たち 鑑賞 試写会 @tjoy_hakata
本妻の 宮沢りえ はいいとして、愛人の 沢尻エリカ 二階堂ふみ っていかにもな配役。それと、イケメン俳優を揃えてますよね。監督の好みなのかな?
#小栗旬#成田凌#千葉雄大#瀬戸康史#高良健吾#藤原竜也
羨ましいです
妻子がいて、愛人がいて、愛人その2がいて…羨ましい人生ですね。
ライバルに三島や坂口、なんと賑やかな文壇だったんでしょう。
古本屋で黄ばんで埃を被った昭和の小説に眩しいまでスポットライトを当て生き返らせたこの作品は、逮捕者が出たとしても観る価値がありますよ。
濡れ場もバッチリ!
小説家という職業が現在で言うとユーチューバーのように光り輝いてた時代の空気を描写してて見入ってしまいます。
印象的なシーンは、妻に許されるシーンです。実際は許されたのかどうか判断が難しいですが
カナリアが鳴く空
テーマsong カナリアがが鳴く空
東京スカパラダイスオーケストラ
何とも最高です。 太宰の破天荒な生き方にマッチングしてるよね。
小説は読んではいませんが、映画の表現で
一番怖いのは last ストーカーと化した
富栄役 二階堂ふみ です。
太宰は、やっぱりもう少し生きて小説の成功を見たかった、奥さんの所へ少しでも帰りたかったのではないかって、思ってしまいました。映画では人間失格とありますが、
太宰は何時も強い所だけでなく本当は人間の弱い気持ちも持ってると感じました。
太宰文学を知らない人間が観れば作品目線的にこの評価
「ヴィヨンの妻」モデルとなった3人の子供を持つ正妻:美知子。
大ヒット作品「斜陽」の資料提供を行い、また愛人となり太宰との間に子供を作った静子。
もうひとり、太宰と入水自殺した愛人:富栄。
3人の女性を絡め、太宰治の執筆人生と女性人生を描く。
太宰作品なんて「走れメロス」ぐらいしか読んだ事ない私にとって、レビュー賛否の分かれ方は「よく分からん💦」w
だけど、作品的にはラジオの様に目を瞑って映画を聴いても分かりやすい映画内容でしたよ。
死にたいんだか死にたくないんだか分からない太宰を皮肉って見せたり、愛人を使っての太宰の人物像を見せる事により、文芸性のある作品としては間口は広くなっている。
蜷川映画としてもかなり監督個性を抑えている作品だと思えるし、真面目に賞を狙いに行ったのでは無いかと思える程だ。
「太宰治の生き様」とすれば面白く感じる。
物足りないのは「3人の女性」。
役割に対しての損得度がハンパなく感じる。
美知子役の宮沢りえ。彼女で無ければならない理由が分からない。
富栄役の二階堂ふみ。またポロリ損してる感あり。
静子役の沢尻エリカ。アンタが1番愛人っぽいのにポロリしなくてどうする⁉️💦
愛人との絡み合いがよりネットリ、シットリしていれば私としてはもう少し評価は上がっていたであろう。
あっそうそう、wikiで人物写真見たら富栄美人やった、、、💦
同時期公開映画「ダイナー」よりかはかなり面白く、「蜷川太宰映画」として考えればまずまず楽しめました。
期待外れ
映画って、映像とストーリーと俳優の演技のバランスが
大切だと思うんですが・・・
俳優陣の演技は良かったとおもうけど、
映像がなんだかちょっとね。
B級感が出てしまう。
映像は綺麗だと思いますけど
バランスが取れてないから
そう思うのかなぁ
罪深き“傑作”
後世に数々の名作とその名を遺しながらも、破滅的な生きざまで身を滅ぼし、最後は入水自殺した異端の作家、太宰治。
彼が死の直前に発表した最高傑作で、自身をモデルにしたという『人間失格』。
その誕生秘話を、太宰と正妻、2人の愛人との関係を絡めて描く。
尚本作、実在の人物や作品が多く登場し、史実が基にされているが、全て忠実ではなく、フィクション入り交じり、ノンフィクション×フィクションとして見るのが正しい。(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』的な…?)
また、自分は太宰の作品は中学か高校の授業で興味を持ち、『走れメロス』と『人間失格』を少~しかじった程度。
以上の事を踏まえ、感想を。
一応、文芸作品の類いには入る。
でもそうだと手に付かず、敷居が高いように感じるが、そこは蜷川実花。
さすがにこれまでの作品ほどの鮮烈インパクトやビジュアルではないにせよ、明暗の美しい映像、レトロな中にも現代的センス感じる美術や衣装…。
文芸作品らしい雰囲気を醸し出しつつ、音楽などポップでコミカルでファンタスティックさも。
もはやこれらは専売特許。れっきとした“THE蜷川実花ワールド”になっていた。
豪華キャストも蜷川実花作品の特徴。
もし日本バカデミーが権威ある賞だったら、間違いなく狙っていただろう。が、残念ながら日本バカデミーにはそんな価値は無いが、小栗旬が太宰治役を熱演。
表向きは派手に振る舞い、内面は惨めで苦悩だらけ、ラブシーンや吐血…。
『花より男子』『花ざかりの君たちへ~イケメン♂️パラダイス~』での王子様役が好きな女性ファンはショックを受けるだろう。
が、実際は役幅広い実力派なのだ。
“3人の女たち”を見る作品でもある。
正妻の美知子。夫が他の女と関係を持っている事を知りつつも、尽くし、3人の子供を育て、『ヴィヨンの妻』のモデル。作家の妻の鑑と巷では言われているが、その本心は…。決別してでも傑作を書くよう鼓舞する。宮沢りえが女の悲哀を滲ませる。
愛人の一人、静子。『斜陽』執筆の際資料を提供し、そのモデル。愛人でありながら太宰の子を産む。さらには『斜陽』に自分の名を載せる事を要求。女の強かさ。公開中に不祥事が発覚し問題になったが、つくづく沢尻エリカの才能が惜しい。
もう一人の愛人、富栄。彼女だけ小説のモデルになっておらず、子供も産んでいない。それが引け目だからか、太宰への偏愛は強い。太宰の為だったら死んだっていい。そう、彼女こそが…。二階堂ふみが狂おしい愛を体現。パイオツ見せる大胆なラブシーンも披露!
他キャストでは、太宰の担当編集者役の成田凌が印象残る。
作品は賛否両論。
しかしこれは、太宰治という人物にとっては正しい評価だろう。
そりゃあ誰だって太宰治の生きざまには共感出来ない。
妻と子供たちが居ながらも、愛人と関係持つ。その愛人が妊娠したら、別の愛人へ。
人間は恋と革命の為に生きている…と、ギザったらしく言う。愛だの恋だの、お前が言うか!
病魔に蝕まれるほど、酒や煙草。
責任感も反省の色も無く、卑しく、自身過剰の時もあれば激しく落ち込み、子供のように泣きじゃくる事も。
正妻や担当編集者の苦労も分かる。
が、当時の大作家や文芸批評家には忌み嫌われようとも、作家としては異端の天才。
共感までは行かないが、こういう人物はその生きざまや才能も含め、どの世界/ジャンルに於いても不思議と人を魅了し、惹き付ける。
だが、作品としては…。
作風は蜷川実花ワールドだが、作品自体もいつもながらの蜷川実花作品。
つまり、ビジュアル推しで話にそれほど深みを感じられず。
脚本の早船歌江子は3年の期間と緻密な史実リサーチをかけて書き上げたらしいが、ちと何を書きたかったのかイマイチ伝わって来ず。…いや、脚本は悪くないが、蜷川実花のビジュアル演出とソリが合わなかっただけか。
主題である『人間失格』誕生秘話も終盤にようやく語られるだけで、それまでほとんど触れられない。
もしかしたらそれまでの破滅的な生きざまが伏線となっているのかもしれないが、個人的には今一つピンと来なかった。
太宰治の史実を基にしたオリジナル作品という意欲は買うが、延々とキャストの絡みと蜷川実花のセンスを見せられるPVチック。
恥の多い作品とまでは言わないが、“傑作”になり損ねた事が罪深い。
期待しすぎちゃった。
小栗旬が出てる映画は必ず観ると決めているから観たけど。
期待外れ。
なんでかわからないけど、個人的に二階堂ふみの演技は好きになれない。
なんで彼女だけ脱いでるのかもは?って思った。。。
俳優の熱演が。。
太宰治が人間失格を執筆するに至る晩年の物語。
絵に書いたような綺麗な景色の中に着飾った沢尻エリカを置くのは、もう辞めて欲しい。
必要以上にビビッドな色使いをアチコチに散りばめる映像も好きになれない。
そして、BGMのミスマッチも半端ない。
死を直前にして、遂に人間失格を書く決意をしてからは、興醒めする事間違いない。
俳優が良い演技をしているだけに、残念極まりない。
演出失格
蜷川美花監督は映像にお金のかからない低予算のミニシアター作品を制作してみてほしい。なにかとキャッチーな演出もAKBのPVで十分。世の太宰フリークを敵にまわしてしまっている。
三人の女の中で二階堂ふみだけフルヌードってよく納得したよね。沢尻は主演なら脱ぐと思うけど宮沢りえはまあこんなところでしょう。小栗旬は頑張ったね。キャストはいい線いってるだけにもうちょっとね。
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