「エロさだけではない。複雑な感情が見え隠れする」人間失格 太宰治と3人の女たち かぞーんさんの映画レビュー(感想・評価)
エロさだけではない。複雑な感情が見え隠れする
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太宰治の末期の作品と共に太宰治の人生を描いた作品でした。
ちょっと途中の中弛み感は否めないですが、宮沢りえ扮する太宰の妻、美智子の葛藤する様子なんかはみ見てて感動するくらい引き込まれました。
二階堂ふみが扮する富栄もまた、戸惑いからガッツリ堕ちていく様子がまた感情を複雑にしてます。
エロ目的だったり、俳優女優見たさだけだと、完全に内容を理解できず、楽しめない内容になってますが、個々の気持ちを考えつつ見ると非常に楽しめる内容になっていると思います。
三人の女性の葛藤と太宰治の葛藤は、複雑に描かれていたのは本当に良かったと思えました。
少しだけ、富栄のようなガッツリ恋される太宰治が羨ましくも感じたのは二階堂ふみの演技力なのかもしれません(笑)
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