「何回も作られているので.......」フッド ザ・ビギニング Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
何回も作られているので.......
イギリスのみならず、世界中で一度は、映画や本でロビンフッドの物語を目にした方は、多くおられると思うが、この映画に関しては、奇をてらったという言い方があっているのか?ホワイトウォッシングを避けるためか?言い尽くされ表現され尽くされているので、目新しさを狙ったのか?何とも大胆なシナリオとなりすぎているので、個人的についていけない自分がいる。リトル・ジョンは話の中では、もちろん白人で、その名前とは裏腹に一説では7フィート(2m13cm)の大男とされている。どちらかというと、物語の中では、この映画とは真逆で、むしろコミカルな出会いをロビンフッドとリトル・ジョンはするのだけれども。そういえばアメリカのTVシリーズ「コンバット(1962)」でもリトル・ジョン上等兵がいたような....?
Robin stole from the rich and gave to the poor.
It became a bedtime story.
But listen, forget history.
Forget what you've seen before.
Forget what you think you know.
This is no bedtime story.
視聴者は概ね支持をしているが、amazon.comの803に及ぶレビューでは☆5(35%)より☆1(36%)のほうがうわまっている。批評家の意見を参考にすると........。
ローカルの無料日刊新聞で、月曜日から金曜日にロンドンでタブロイド形式で発行されいる新聞紙でウェブサイトもあるLondon Evening Standard
"Robin Hood review: Macho medieval Robin doesn’t have the charm
to score a bullseye" という見出しより
「この作品は最初のRobin Hood映画からは、かけ離れたもので、確実に最後になるわけではないが、最悪な映画として回避したいなら次世代からの協力的努力が必要である。」
世界最古の新聞紙Times (UK)
"Robin Hood review:Taron Egerton’s archer-thief has fun and flair"
「この映画全体を通して、馬鹿げた冗談のようなものだけれども、初監督のオットー・バサーストの才能と勇気によって成し遂げられている。」
撮影場所はクロアチアのドゥブロブニク、知っている人はそのたたずまいに息を呑むことは必至かも知れない。
個人的には、少し手厳しいかもしれないが、今回の映画のプロデューサーの1人、レオナルドさん、予算110億円、宣伝費も入れるとA box-office bombとなる可能性がありますという段階ではありません。確定です。しかも本国アメリカではPG-13という視聴制限もついているので、拝金主義映画会社、ディズニーのようにうまく子供も見ることのできるGを獲得する賢明さも必要ですよ。......上から目線ですみません言い過ぎです。それなら書くなってか?
ロビンフッドを演じたタロン・エガートン。先日観た映画でエルトン・ジョンの半生をミュージカル形式で描いている「Rocketman(2019)」などノリにノッテいる俳優の1人で、嫌みのない見ていてそつのなさが好印象に比べ、個人的な意見として、個人攻撃と思っていただいてもよいが、リトル・ジョンを演じたジェイミー・フォックス、オスカーを獲り、“Hollywood Walk of Fame”にもなり、順風満帆のようだったのに、あの飲んだくれの問題児、メル・ギブソンのように差別発言や黒人至上主義を振りかざし、挙句の果てには、何を思ったのか、神を冒涜する発言も飛び出している。このような方が出ているような映画は、自ずと内容の低さがわかってしまう。失礼、Mr.フォックス.........!?