セレニティー　 平穏の海のレビュー・感想・評価

話が進むにつれ、これは現実なのか、幻想なのか分からなくなってくる。これは亡き父に思いを寄せる息子が作ったゲームの中でのストーリーであり、ラストは悲しい結末ながらゲームの中で父子は再会を果たす。悪役ジェイソン・クラークは適役であり、金髪に染めたアン・ハサウェイや往年のダイアン・レイン、ジャイモン・フンスーも出演しているが話が薄味であり、今一歩勿体ない。美しい海にマシュー・マコノヒーは様になるし、島の映像美は素晴らしかった。

面白かったようで、分かったようで、結局よく分からず。 決定的に何かを説明不足では。 ここまでそういう話なら説明してくれないと。 尤もらしいが上手くない。

まさかの結末でびっくり。 途中でオチが読めたとか読めないとかじゃなくて、もうちょっと気の利いた結末のアイディアがあっただろう！と思ってしまうやっつけ方に驚いた。 キャストが豪華なので、途中、微妙に良い映画に転びそうな雰囲気を漂わせるが、漂っただけであった。観ておいて損は無いが、惜しいの一言。

ヌードになった時の背中がよかった(笑)

見た人に依りますが、私はとても好きな作品でした。 アン・ハサウェイはいつもの正統派美女ではなく、ちょっとはすっぱでファム・ファタル的な役どころ。ほくろと真っ白なドレスがマリリン・モンロー風でもあります。金髪は「ブロークバック マウンテン」以来ですね。 マシュー・マコノヒーとのコンビは「インター・ステラー」以来、スゴくいい組み合わせだなぁと。加えてマシューがサトウキビ畑を車で暴走するシーンなんてまさに「インター・ステラー」の続きかな？と思いました。 ストーリーの種明かしは割と早目に、しかもきっちりと呈示されるので、物足りなく感じられるかもしれません。 また、釣り器具メーカーのセールスマンがどこかルネ・マグリット的なシュールさを醸し出しているなと思ったら、息子のノートにきっちりとルネ・マグリットの作品が描かれていました。 彼の作品のアイコンである、吸い込まれそうな青い瞳・・・この映画もオープニングシーンはまさにそこからでした。 ラストは、新しく製作したプログラムで父親と再会出来たという、明るい説の方を取りたいと思います。

アメリカで酷評の本作品。 確かに時間の無駄でした。 結局なにを伝えたかったんだろう。 マシュー&アンの共演は○ 落ちが最後で明かされればまた違ったかも

もっと後にあった方が謎が多くてよかったかも。

72. スティーヴ・ナイト初の監督作品。「マダム・マロリーと魔法のスパイス」、「オン・ザ・ハイウェイ」等、これまで手掛けた素晴らしい脚本の数々。しかし、本作は今ひとつ。脚本そのものについては、それほど拙いとも思えない。初監督作品ということで、気合いが空回り

1回目鑑賞 意味深な巨大なマグロ。 平穏な海と付けられた題名。 殺しの依頼。 とまで書かれているミスマッチなあらすじも気になり、 さらにこの2人が出るなら絶対面白いはず。と思いきやけっこうダラダラな感じで、途中見るのやめました。 2回目鑑賞 結末はなんとも言えない悲しさがあり、 悪くないじゃん？と思えますが、 前半結構無駄なダラダラした感じ多くて 改善の余地あり！って感じです。 アンハサウェイは可愛い。

観光用のマグロ釣り漁船で稼いでいる主人公（マシュー・マコノヒー）に、別れた妻（アン・ハサウェイ）から、今の夫を殺してほしい、と頼まれる。 あとはもたつき気味でちょっと退屈。

脚本がとにかくやばくてもオスカー俳優2人が揃うと謎の説得力がある。

個人評価:3.3 脚本がとてもつまらなく、深みも厚みもなく、とても古臭い設定。 そんな物語に素晴らしいオスカー俳優2名が出演するのが、Netflix限定の謎である。 マシュー・マコノフィーの演技は素晴らしく、映像や1シーン毎はA級の映画に感じられるが、脚本が学生レベルの内容なので、名優を使っている事に怒りすら感じる。 お金をかけるなら、製作陣にもお金をかけて下さい。まったくもうっ！

キザでワイルドな役柄のマコノヒーは「MUD」を思い出す風貌で。 ややこしい方向に話は進み、段々と興味の持続力も薄れオチも含めてドウでも良くなってくる。 驚きの展開や斬新さを狙ったのか？観ていてイチイチ、面倒になり使い古された物語なのは否めない。 監督、キャストと期待できる布陣の割にガッカリした。