配信開始日 2019年3月8日

「哀しい夢でも逢えたらと・・・」セレニティー  平穏の海 ジリオロッソさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0哀しい夢でも逢えたらと・・・

2020年8月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

見た人に依りますが、私はとても好きな作品でした。
アン・ハサウェイはいつもの正統派美女ではなく、ちょっとはすっぱでファム・ファタル的な役どころ。ほくろと真っ白なドレスがマリリン・モンロー風でもあります。金髪は「ブロークバック マウンテン」以来ですね。
マシュー・マコノヒーとのコンビは「インター・ステラー」以来、スゴくいい組み合わせだなぁと。加えてマシューがサトウキビ畑を車で暴走するシーンなんてまさに「インター・ステラー」の続きかな?と思いました。

ストーリーの種明かしは割と早目に、しかもきっちりと呈示されるので、物足りなく感じられるかもしれません。
また、釣り器具メーカーのセールスマンがどこかルネ・マグリット的なシュールさを醸し出しているなと思ったら、息子のノートにきっちりとルネ・マグリットの作品が描かれていました。
彼の作品のアイコンである、吸い込まれそうな青い瞳・・・この映画もオープニングシーンはまさにそこからでした。

ラストは、新しく製作したプログラムで父親と再会出来たという、明るい説の方を取りたいと思います。

ジリオロッソ